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くろま流 × NAGOYA式 ブログ

名古屋在住者の視点から地域産業・観光を通した活躍を応援。

はやる実証実験に見えかくれする恩恵とリスク

 

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 一年前の今頃書いたアーカイブの通知を省みて、負い続けるテーマのひとつである「地域産業」の取り組みの変わりようを見ていきます。

kuromaryu.hatenablog.jp

 

 

 ここ数年あたりから、次世代の環境への準備となる動きがニュースとしてふえてきており、いわゆる「実証実験」として注目されるようになったのは、長らく国内のデフレ景気から抜け出ようとしている兆候だとしたらうれしいことですね。

 さて、実証実験の話題はこのブログでも愛知県のそれを中心に、何度か触れてきてはいますが、ニュースが増えてくるにつれて単に喜んでいられるかと、気になることもありました。

 

 実証実験でニュースになりやすいのは、ITやARの発達で何かと自動走行の話題だったり、自動車関連のニュースが目立っていますが、そのほかにもあらゆるジャンルでの実証実験が現実的なものまで行われています。

 たとえば教育・就職関連、地方自治体が民間企業と連携して、職員の育成に生かそうとしていたり、低酸素エネルギーである太陽発電に関連していたり、今こそそのすそ野はひところに噂されていた以上に、可能性を広げています。

matsumoto.keizai.biz

news.biglobe.ne.jp 

 

  福祉の分野でも、高齢者の増加を見込んでこんな実証実験も行われているようですよ! 筆者も老いたらこういうのにお世話になるかもしれませんね。

www.nikkeibp.co.jp

 

 

  今のところ現実的で急務なのは、やはり交通インフラに関連する実証実験でしょうが、前からも何度か申し上げている通り、個人の自動車の自動運転システムより、公共交通の自動運転化は、少子化の日本では最も重要なのではないでしょうか。

 筆者はバス路線の投資は、トヨタ自動車のおひざ元である通り、愛知県でもっとも現実的な実験が各所で進んでいます。  

ainow.ai

 

 

 一方で、実証実験のなかでもすでに事故が発生しているというのは、実験を否定的に見られかねない事態は心配なところですし、日本でなくとも米Google社の自動実験車の事故もあったり、より現実的な段階までくれば来るほど、トラブルもそれなりに出てくるでしょう。

 それでも必要な実験は、日本が国内の問題を解決するために、また国際社会への大きな貢献を果たしていくためにも、避けては通れない道だとすれば、前向きに精進していくしかないでしょう。

p-kaigo.jp

blogos.com

 

 

 この成果は来る名古屋観光整備の、全国で先んじてのキーになるでしょうから、他の地域でも進められている自動運転の実証実験と手段は変わっても、仕様の共通化・根幹部分の連携ができるものでなくてはなりません。

 このジャンルでの企業間競争はもっともホットな競争のひとつで、アメリカ・ドイツ・中国と国家をあげての熾烈な標準化競争が熾烈で、日本が今後優位に立てるかまだまだグレーですが、過去の標準化の競争に何度も先を越されたこともあったので、どの国の仕様に対しても柔軟に対応できる技術の開発も必要かもしれません。

 

 これらの実証実験は、かつてのベータVHSやプラズマ有機EL競争の失敗の轍を踏まない賢さを忘れないでほしいですすし、既得権益確保やシェア争いに始終するのでなく、何より利用する住民・生活の利便性や効率を最大限優先してもらいたいものです。

  そして以外に見えていない可能性があるのは、日本ができることは今後の世界でのこういった便利な技術を、いかにより多くの人に利用してもらえるかを、理解してもらえる橋渡しをする役割こそ優先すべき使命ではないかと、思うのです。

 

 世界の、推しの強い強国の自己主張をいかに標準化して、皆が平等につかえる技術になるか、を私たちは日本国内で培ってきた隣人を思いやる思いで、間を取り持つ立ち位置こそが、小国ながらも国際貢献できる道なのかもしれません。