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くろま流 × NAGOYA式 ブログ

名古屋在住者の視点から地域産業・観光を通した活躍を応援。

外国観光客の動線を変えるキーワード「ニンジャ」

  夏休みは、小中学生や高校性など子どもをきっかけに、各地の観光地が何かとにぎわう観光には大事な時期ですが、なんかなんか、今年の夏はかなりの偏りが出ています、外に出て集まっていますが、経済効果はどうなるんでしょうか。 

 

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 さて本題です。愛知県と名古屋市は他県と同様に、さまざまな観光事業を規格・運営していて、まず話題集めのきっかけになるのは主に歴史観光と思われますが、その理由は歴史は誰もが知っていることで、それがこの地の尾張三河でああった事実が分かりやすい点にあります。
 つまり、他の地域にないユニークな特徴ですので、産業や自然などより特徴付けしやすく、ブランド化と商品化の条件が揃え易いというのが、その核にあるようです。

 

 元々東海三県愛知。岐阜では、歴史的な史跡も多く名古屋城岡崎城犬山城、人物で言えば三英傑の信長・秀吉・家康のふるさとであり、さらに愛知県戦国時代の名所・旧跡もあちこちにあります。
 三重でも、初夏に伊勢志摩サミットが開催された三重県には古くから伊賀忍者村とか(神社仏閣除く)熊野古道など、数え切れない歴史縁の観光スポットがあります。

 

 そう言った主に戦国時代など歴史縁の観光地を、新しいアプローチで広報したのが、名古屋市で例にとると「名古屋おもてなし武将隊」でしたが、この試みは、メンバー募集から初めてづくしの施策でした。

 この施策は全国でゆるキャラブームの中で、イケメン・イケジョブームを背景に、期待以上の注目と、観光モデルとして認知されるに至ります。


 やはり大きかったのは、イケメンブームに乗っかって、今まで期待されなかった女性層の支援が大きかったのは幸いでしたが、これを機に愛知県でも徳川家康と忍者を核にした宣伝部隊をデビューさせました。

 それが「徳川家康服部半蔵忍者隊」で、かつてないゆるキャラによるものとは違ったイケメンブーム、今起こっている外人ブームの流れに乗って、いま観光施策としてのニンジャ観光をキーワードに展開しています。

 

 この「忍者・ニンジャ」という観光キーワードは、外人にとって特別なもので、日本のイメージキーワードのランキングがあれば、間違いなく10本の指に入るものだと思いますが、その証拠に愛知県が忍者募集をかけたところ、ニンジャをリスペクトする海外の外国人の応募が、殺到したという尾ひれもついて、ニンジャの認知度の高さが改めて浮き彫りになったからです。


 名古屋おもてなし武将隊でも、この春に行われた新メンバーオーディションでは、「織田信長」「加藤清正」枠が突然空いたため急募しましたが、月給18万円+出来高契約社員社会保障完備と求人誌掲載するなど、展開当初から一般の職業募集と同等の募集方法をしているのが特徴でもあります。

 今回募集では、新しい信長役に31歳の元会社員が選出されましたが、決定されるまでには、信長役に20代女性や竹中半兵衛の子孫が挑戦したりと、若者への可能性やチャンスを大いにつくるきっかけになっているのは、観光事業以外のリクルートにも参考になるのではないでしょうか。

 

 これに加えて、外人のリクルートを観光事業から導入するのは、比較的住民への許容度も、大きくなる可能性の高い導入例です。 

 この点からも伺えるように、これから更に増加が見込まれる、海外からの外国人観光客の呼び込みの課題や労働者招致については、私達日本人とは異なった関心や嗜好をどのように捉えて、観光化に結びつけるのかを考える上でヒントになります。

 

 そうした観光事業の取り組みの中で、愛知県・名古屋市歴史観光をトリガーにした広い面での観光誘致を展開してはいます。
 しかし、地理的な条件や、受け入れ体制の問題で関東圏の地の利や、京都ネームバリューに押されて、動線を東海三県に留める試みは不十分でした。

 

 日本人に対して歴史観光で認知度の高さはあるのですが、こと国外からの観光客のには、まだまだ魅力や認知度が薄いのかもしれません。

 やはり大きいのは、多くのツアーに東海三県が東海道線の途中にあるという、地の利的条件で、なかなか効率的な旅行プランに組み込みにくい点は、課題としては大きいでしょう。

 

 海外からの観光者は、東京か大阪の空港から入国するケースが圧倒的に多く、そこを起点または終点にし、西へ東へ移動するスタイルが浸透していて、海外の旅行プランも多くがこの流れを踏襲して、コストダウンを図っています。

 また外国人の合理的なコスト意識と発想からも、効率よく国内を観光しようとする動きに繋がっていて、その点東京ー大阪を起点・終点とした動線上で、中途半端な地域は効率が悪いと判断されることが多いと思われます。

 

 この認知サイクルを改善していくには、単に宣伝して認知度を上げる試みだけでは効果が薄いと思われ、もっと外国人の興味・嗜好に歩み寄る施策が必要な気がします。

 観光地として琴線に触れた場所には、たとえどのような僻地であっても、外国人が訪れている事実からも伺えますので、もっと外国人の関心事に耳を傾け、その嗜好をつかみ取るのがこれからの招致活動に大切な課題です。

 

 その試みの中で、手前味噌ではありますが愛知県のニンジャ募集の施策は、発想転換に一石を投じるものと言えないでしょうか。

 黙っていてもやってくると言われても過言ではない定番観光動線を、その恩恵にあずかれない地域は、偶然性が働かない限り明らかに自治体単独で出来ることでは無いですし、どう変えていくかは新しい発想と取り組みを期待したいところです。

 

 以前からこのブログでも提案しているように、テーマごとの地域連携の重要性を考え、海外で行われる国交のような地域相互の補完関係を構築は、観光にとどまらず産業連携として、地域発展にも有効な手段です。

 近いがゆえに、意外と牽制しあう地方自治体の悪しき慣習は、マイナスになればこそあれ、資産をプラスに変える意識改革は急務で、自発的な融合が待たれます。

 

 戦国時代から続く、国盗り合戦の意識や、国同士の覇権争いはこの課題に対しては、地域相互発展のためにも、終わりを告げる時期なのではないでしょうか。

 

 

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