くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

地方のお宝「爆買戻し」する国や移住してきた隣人とのお付合いは?

 

 もう1ヶ月ほど前の放送なのでいいでしょう。某NHKの情報番組が話題になっているらしい「所さん★大変ですよ!」と言う番組サイトで調べてもなかなか興味深い、大変ネタを教えてくれているようです。

 

f:id:kromaryu:20160719115641j:plain

 

 今日のテーマは、外国からの移住者と付き合うときの、気持ちのありようについてですが、私たちにとってもっともセンシティブななのは、似て非なるお隣の大国の方たちの動向です。

 中国の感性はあれだけ大国なので千差万別でしょうし、個性に富んでいるようなので、ひとくくりに中国人と言っても無理がありますが、とてもおもしろいですね。

 

 中国文化革命で、自らの歴史文化の資産を廃棄した中国が、国家プロジェクトで急激な買戻しを始めているらしいですが、「爆買戻し」減少を追って、名古屋で開催された、ほぼ中国人しか参加しない秘密の?オークションに潜入するれレポだとか。 

 

 日本人の所有者は主に戦中戦後に何らかの形で買い取った、または満州帰りの戦利品?で日本に流れ、所有していた骨董品。

  これを関心のない日本の所有者が高齢化を機に手放す事例が多いというが、これを目ざとく中国人のバイヤーが、ジャパンクオリティの評価から、日本オークションからの大量買取をしているそう。

 

 中国は何かにつけて、爆ノリで怒涛のごとく世界中を席圏していますが、そのあおりで日本の重要文化財級の古美術品も少なからず中国へ流れていることに、知識人らは危機感を抱いているというが、彼らに悪気はないにしても、彼らの中華思想のせいなのか、周辺国への配慮が薄く感じるのは、今更の感が否めませんね。

 

 文化財級の仏像とかに関しては、ちょっと前にも対馬の仏像に件で韓国とややこしい事になってるし、歴史証明の重要な証拠になり得るものの扱いは、本当に難しい。 

売りたい、けど、売っちゃいけない。

 みたいな……。今後も知財保護と現実的利害との葛藤はついてまわるし、果たしてそのジレンマの中でも、中国の大金買いの誘惑に勝てるのか? 日本政府側の思慮と対策は急がれます。

 

 ここで考えなければいけないのは、日本の常識を海外にも押し通そうとした過去があったことです。 過去羽振りの良かった日本企業や個人が、海外で中国と同じことをしていたという事実をスルーして語れないでしょう。

 中国はこの経緯を見ている筈ですし、アメリカを日本が模倣してきた事になぞらえて、中国がそれを盾に私達も日本の……と言い訳されたら、何も言えなくなってしまいそうです。

 

 しかし彼らの政府が進める外交は、許容範囲を超えて威圧的でさえありますから理不尽とは思えるのですが、いずれにしても小国日本といえど言うべきはキチンと返すのは外交の基本です。

 経済外交と政治外交は、ドイツのそれのようにキッチリ分けなければなりません。

 

 それに関わることとして、前からこのブログでも書いてきた、外国人の就労目的による移住の話がありますが、国が違えば様々な事情が内在しているようでして、日本人のアテと、移住希望者の目的が思わないところでズレてたりなんてことも、少なくないようです。 

 

 上の番組サイトによると、鹿児島県の離島に、海外からお移住者希望が230件もの応募があったというネタも出ていましたが、実は日本に移住してくる外国人の中で、最も多いのは中国人の方たちで、最も近い隣人大国なので当然なのですが、一般の人々の多くはは日本にとても友好的で、この国を気に入って来てくれます。

 企業同士の関係も、政治に関係なくドライな良い関係が続いているだけに、やはり政府と民間の認識の住み分けは、新しい隣人との付き合う上で、混同は避けたところです。

 

 何度か記事っていますが、愛知県でも生産業が盛んな為に人で不足の対策で外国人の労働者が多くなっていて、その点ではかなりこなれているかと言うと、まだまだ問題や双方の軋轢は尽きないようです。

 愛知県に限って言えば、やはり多いのは中国とブラジル、東南アジア諸国の方たちでしょうか。

 また成功例としては、観光忍者の募集に外人から想定外の応募があったのもこの春でしたが、地元自治体も困惑するその理由は「ニンジャに憧れて」と言い切ってはばからないそうです。

 

 日本の情報は私達が思っているのとは、違った移住動機や理由がまだまだあることには、日本人も意識して良く調べる必要がありそうですが、移住に関しては行くにしても来るにしても様々問題が出て当たり前、という前提が受け入れられるかがまずはハードルでしょう。

 ただ、別記事で何度も申し上げているように、この現象は今後さけ られない現象とも言えるものです。

 

 だとすれば、早く慣れて溶け込むには、地域の受け入れ態勢というよりは、一人ひとりの住民の機転や、柔軟な対処が大きなカギを握っていると思ってます。

 時にはケンカも仕方ないですが、ケンカすることでお互いの関係が分かりやすく整理されるのは、どの国でも同じこと。

 

 国際交流のキモは、前向きな目的をドライに割り切って認め、その上での実利の交渉を進めるとっても建設的な作業なのですから、まずは話し合いの場に立つスタンスを明確に示して、相手の出方に即応することでしょう。

 無反応は相手に誤解しか与えませんし、逆にもしかしたら、その中に新しいチャンスがたくさん眠っているかもしれませんからね、責めあるのみです。