くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

子どものはしゃぐ声がうるさい……どうしてもウルサイ?

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  一種の踏み絵か、ロールシャッハテストみたいになりますが、上の様なシーンが目の前に展開してたとして、あなたはどちらに感じますか?

A「子どもは声が大きくてうるさい」

B「活気・元気があって微笑ましい」

 ※答えはありません、ご自身の心の中に納めてお読みください。


 お子様をお持ちの方やそうでない方でも、皆さんニュースで良く聞く話題でご存知と思いますが、保育園建設候補地での建設反対の話題を取り上げます。

 

私立保育園:「子供の声うるさい」開園断念 千葉・市川

保育園開園断念について地元住民の"独り言" | 水野文也
問題を履き違えないように、様々な角度で見る

「子どもの声がうるさい」で保育園が開園断念! 結局みんな、考えてるのは自分のことだけ? 市川市議OBがえぐる問題の核心

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48425l

 この問題は、保育園死ねに続くキャッチーな流れで、うまく話題になったのは、今まであまり大きな問題に取り上げられなかったのに比べて、ようやくと言った感があります。

 色んな考えが出てくるとは思いますが、ちなみに筆者は上の選択で行けば「B」なんですね。男でも幸い子供は好きな方で、例えばスタバなどで真剣に小説を書いてたりしている時に、小さいお子さんは泣きますよね。

 そんなときでも苦にならないタイプですよ。だって筆者自身も子どもの頃(今ではほとんど覚えてないですけど)って、親にダダこねたりしてましたもん、記憶のないところまで想像してみると、多かれ少なかれ泣いていたとおもうんです。

「こどもは(特に赤子)泣く・騒ぐのが仕事」

 みたいなところがあると思うんです。逆に泣かなかったどれだけ聖人なんだ( ´艸`)と、めちゃくちゃ不自然ですよね、大人に気を使って泣かないなんて逆に不気味でしょう?

 当たり前だと思っているので、当然気にならないし平気で小説書いてますし、むしろ騒がしくないと安心して書けない(;'∀')

 それでも、やはりうるさいと思う人は(上の選択「A」の方)一定数いらっしゃるんでしょうね、もっともそうなのは自分に、子どもの騒ぎにメリットを感じられないからかもしれません。

 でも、多くの人が理解しているように、少子化が叫ばれる中で、他人の子どもでもこれから、彼らが成長して私たちを背負ってもらうんですよね、きっと。

 そのメリットは少なからず大きいはずなんですよ。

 その時になぜ子どもが騒いでいるのか、泣いているのか、事情は様々でしょう。大人から見て明らかに騒ぐべき状況では在り得ないこともあるでしょう。

 でも、子どもに罪はないんですよね。筆者は多くの場合その原因は親御さんか周りの大人にある事が多いと感じることが多いです。

 子どもは言葉通りに「無邪気」なだけで罪はありません、これを子どもらしいと思えなくなったら、子どもの建つ手はないですし、淋しくないですか。

 

 それより心配なのは、履き違えていけないのがこの話題が良いように政治や売名行為に利用されて、話をするかえられることです。

 慢性的な保育園不足で、政府は支援の為に増設を進めているとは言っていますが、リアルに子育てする親御さんにとって、来年とか再来年では意味ないんですよね。

 今すぐでも増えていないと、その間の負担がもろにくる現実がどこまで身に染みて理解されているかで、その対応スピードは変わってくるはずです。

 一軒でもいいんです、自治体は四の五の言わずに、リアルに保育園増やして見せて欲しいんですよね、それをして初めて「やってます」と言うのであればまだ納得しますけど「反対があったからそっとも尊重しないと」とかの言い訳に利用されるのがもっとも不甲斐ない。

 結局言い訳したい側にとって、もっともらしい言い訳はいくらでも作れるんですね、それは実行したくない裏返しなんですが、それをさらにたらいまわしするので、周りが根負けして諦めるのを待っているフシがある。

 

 今、かつて福祉では先進的だと言われた日本は、意外に思われるかもしれないですが、世界ランクでみると、子ども貧困格差は恥ずかしいじょうたいです。

子どもの貧困格差、日本は先進41カ国中34位

http://www.asahi.com/articles/ASJ4D6305J4DPTFC014.htm

 これを巻き返すには、今産まれてきた子供をみんなで(良い意味で)活用しないと取り戻せないですよ。支えてくれる若い世代が育たない国は、消えゆくのみといっても過言ではないと思っています。

 延いては、自分の国への親しみ。愛着もだんだん薄れていくかもしれないのです。

 

 子どもが騒ぐのがお嫌いな方、負担に感じられる方へ、こうした実情を鑑みて広い視野で、また一歩引いた目線で子どたちを見つめ直してみませんか?

 そこに、また違った世界が見えてくるかもしれませんし、子どもは決してデメリットではないと感じられるかもしれませんから。ね?