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くろま流 × NAGOYA式 ブログ

名古屋在住者の視点から地域産業・観光を通した活躍を応援。

名古屋の人には空気のような存在のテレビ塔

街づくり 名所 施設 史跡 アート イベント

 今回は、ご当地のシンボルであり、ベンチマークでもある名古屋・栄に今もそびえるテレビ塔に、ようやく触れます。

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 良くある話だとは思いますが、ちょっと言い訳がましく言えば、名古屋に住んでるのに、この塔に上ったことが無い筆者ですが(厳密には子供の頃行ったけど記憶が殆ど無い)いつでも行けるって気になって、行かないモノなんですね。

 こう言う経験はどの地域に住んでる人でもあるとは思うのですが、地元地方局の東海TVの、お宝照英のコーナーで特集を放映していたのを見たのもあって、やっとという思いでテレビ塔に触れることにしました。

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 名古屋の人にとっては、空気の様な存在でもありますが「無くなってしまう」なんて話もでてくると、焦るんですよね。無くならない筈なんですけど、今年遂に本来の仕事を終えたり、どんどん仕事を失っていきそうで。

 遂に、観光シンボルの仕事だけになっちゃいましたよ、ちょっと淋しいですね。それでもこの塔は、事ある事にネオンや照明で彩られてきましたし、今週までプロジェクションマッピングのイベントにも使われます。 

名古屋テレビ塔で春のプロジェクションマッピング 庭園や特設展示も /愛知(みんなの経済新聞ネットワーク) - Y!ニュース

 

 無くならないと言いきれたのは「貴重な国民的財産です」と刻まれた、2005年文化庁のプレートがあるからで、国の登録有形文化財に認定(第23-0188号)されたため壊されることは無いと言っているのですが、意外と知られていないそうです。

 名古屋 テレビ塔は、日本で最初に建てられた「電波塔」です。

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 テレビ塔のアテンダンドさんによれば、原則鉄塔は、航空法で定められる赤色でないといけないのですが、昭和30年建設当初はその規則は無かったため、例外的に銀色で塗装を許されているそうです。

 

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建設当時は何もないですが、今は樹木に囲まれて、街の憩いの場所です。

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 地上デジタル放送が開始される2011年まで、57年もの長きにわたって、電波塔としての役割を果たし、今年6月までドコモのNOTTVサービス終了に伴って電波送信を終え、本来の「電波塔」としての役割を終えるのが決まっています。

 今後は高見櫓の役わりと、その中で様々なイベントが開催されたり、今まで通りモニュメントの役わりを果たすのでしょうけど、構造的にも特殊で、今時の建築・耐震基準にも合わなくなっており、登録有形文化財だけに、今後改築の課題を抱える名古屋城と同様に、市民には頭のイタイ生き残り問題に直面していくでしょう。

 

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 構造は鉄塔としては実に特殊で、敷地地下にセントラルパーク(地下街)や地下鉄建設する計画があったため、地盤は8mしか掘り下げていないそうで、これは驚異的な話ですが、基礎が浅いためにX(エックス)状のコンクリートアーチを柱脚にした上に金属の建屋を設置、その上に鉄塔を建てている構造。

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 高さは180mで建設当時は、東洋一と言われましたが、いまは高さ自慢できませんが、建築構造を知っていると、まだまだスッゴイ塔だと思えます。

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その事を知った上で改めて塔の下をくぐると、また違う気持ちで潜れます。

 

 最下層の1Fからエレベーターで2階へあがりチケット(SKY TICKET)購入。

(大人700円、シニア600円、大高生600円、小中学生300円)して上階へ進めます。

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 ガイドの話では、チケットは実はデザイン(写真)4種類あるそうで、社長が撮影した写真を使用しているそうです。集めるのが趣味な方は覚えておいて損はありません、4回必ず上りましょう。

 

  建設当初、戦後空襲で名古屋城でさえ焼かれて何も無かった焼け野原に、当時画期的な都市区画整理で、少しずつ始まった名古屋市街の再生復興の象徴のように、昔の写真を見ると、誇らしげに建っているのをみると、胸アツですね。

 この思いは、当時の名古屋復興に関わった市民によって受け継がれ、今でも微弱ながら東北復興の助けとして、役に建っているのを思うと、この塔はこれからもその思いを忘れないためにも、是非とも残しておきたい逸材だと感じるのです。

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怪獣に襲われた事もあります……?( ´艸`)

  21世紀の今は、目的が変わってしましますが、その誇らしげにセントラルパークのど真ん中に建っています。(最上部イメージ写真参照)

 復興象徴の塔は今見ても当に堂々としているのに、すこし安心してしまうのは、筆者だけではないでしょう。