くろま流 × NAGOYA式 ブログ

地域産業・観光を広い目線から、東海・名古屋あるあるをリサーチ。

WBS3/24の列島縦断日本興隆 「関西・中部」にスポット

  国内観光の利便性向上は、訪日客向けの手ぶらサービスが各大手で開始されたとWBSで報道されていました。

 

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 ファミリーマート日本郵政がホテル近くのコンビニで受け取りのサービスに参入。

ANAヤマト運輸も、先月から旅客機と合わせた実験開始

ゴールデン・ルートを軸に、インバウンドを引き込むことで、そこからさらに近接の観光地への呼び込みのチャンスをつかむ流れが重要だそうです。

 


 そんな中で、WBSの特集で隣接の関西と地元愛知の観光特集の紹介に振れたのを受けて、更なる観光客の流れ拡大について考えます。(メモや記憶を基にまとめており、記載内容に誤りがあるかもしれません。他意はございませんが、予めご容赦ください) 

 

 東京、福岡、大阪、愛知、札幌、を巡るようにシリーズで特集。

 東京は、今ホットなJR新宿駅南口開発。1976年のルミナから始まり、工事中が続いたエリアがいよいよ動きました。

 鉄道敷地の再開発(ルミネ)1999年南口再開発や、甲州街道を挟む路線エリア内の人工地盤に新高速バスターミナルが完成、西口に散在したバスターミナルを統合させました。

 7000人商業施設ミライナタワー+Newomanで、30~40代のワーキングウーマンをターゲットにした、ルミネ新業態を展開し、新宿の新しいイメージを打ち出して、若者向けから成熟した街へ変身を遂げようとしているようです、既存のベンチショップだった高島屋も、5%増しを目指す競争率の激しいエリアに変貌していくのでしょう。

 デパート売り場も惣菜コーナーを統合、量り売りをやめ、目の肥えたビジネスマン向けのランチ需要に応える品ぞろえに切り替えているようです。

 これからのトレンドを意識したようにビジネスマン、それも明確に女性管理職をターゲットに高価格商品の準備で商戦を迎え撃つ構えのようです。

 

 このような都心でのし烈な商戦を、そのまま地方のビジネス街に持ち込んでも、同様の結果はきたいできるものではありませんが、これまでの事例に在ったように、ある程度のベンチマーク・指標とされるでしょう。

  しかし、一方で地方創生とうたいながら、その流れを一向に譲ろうとしない東京都の必死感は、本気で日本が変わろうとしているのか、やや疑問に感じるのは否めないと感じるのは筆者だけではないでしょう。

  地方はこの動きに、過去のように追随するだけでなく、意志や主張をもって依存体質からの脱出を試みてこそ、本来の地域創生の流れを作れるのだと感じています。

 

 第2回の、列島縦断日本興隆は「大阪」関西国際空港の取り組みを特集していますので、触れます。

 24H稼働の日本第2の国際空港、関西国際空港は地盤改良や、高度な空港建築のために相当な工費をかけた結果、債務が莫大になっています。

 遂には民間企業、オリックスグループへの売却・業務委託を決定した経緯がありますので、この特集はその最新事情を紹介しています。

 LCC利用者人でごった返す第一ターミナルは、昨年利用者数を上回るそうです。

 LCC大手、Peachアビエーション専用のフロアーが、第二ターミナルを独占、そのコストカットは容赦なく、高さ2メートルあるチェックインカウンターは、段ボール製と1/5のコストで対策を徹底しているようです。

 特集は、こう言ったものとは別に、根本的な空港大改革を取材、先の事情で9000億円の借金を残し、尋常なカイゼンでは追いつかず、抜本的建設コスト消化が課題でした。

 そこで白羽の矢が立ったのは、京都水族館で年間200万人入場者数を誇る実績の、オリックスグループが運営を任されます。

 グランフロント大阪、商業施設開発手掛ける同グループが、第三ターミナル初開発へ動き出す姿が紹介されます。

 第4ターミナルも計画中だそうですが、かさむ借金をどう解決するかが課題で、計画のママです。

 同社は、ヴァンシ・エアポート社(仏)ブレーンとして召集。オリックスが買い取った運営権2.2兆円、発着量以外の非航空系収入割合(仁川64%、チャンギ63%、成田54%)が少なく、赤字が見込まれるなかのテコ入れを始めました。

 LCC、アジア路線や、中長期的にも欧州・米国への航路メガキャリア取り込みも目指しており、空港運営人は爆買い終了での売揚げダウン見込んでも、中長期では借金返済は可能とみているそうです。

 関西空港駅前のメインターミナル出店数減少で、勢いの落ちる糸の流れをカイゼンすべく、フロアーレイアウトの見直しに動きます。

 今では唯一LCC待合室は仮眠客であふれていますが、全く売り上げに繫がっていません。これを取り込むための格安の簡易宿泊施設の計画もにおわせます。

 

 また、案内モニターの発着時間表示が、4時間先まで案内されているため、チャンスを逸しているとブレーンに指摘されています。出国審査終えて、案内モニターで発着確認すると、直ぐにターミナルへ移動してしまうとのことでカイゼンが急務です。

 このような利用者の動線に関わる工夫は、些細な事で大きな商機を逃すウイークポインtです。

 もう一つ致命的な点を指摘されます。免税店舗レイアウトがホールを広く取っていて、店は左右に振り分けているため、客は素通りしてしまうため、さらに商機を逃していると言うのです。

 これは、ブレーンのヴァンシ・エアポート社の実績である、カンボジアプノンペン国際空港の新装された現場を視察して、学びます。

 ヴァンシ社のプロデュースの免税店エリアは、ホール中に通路を狭くし客足を止める工夫や、免税店エリアを通らないとターミナルへ行けない動線を採用しており、当に関空への指摘を体現しています。

 さらに、伝統工芸の実演販売にも力をいれ、地域貢献と空港イメージのダブルのイメージアップを実現している点は、勉強になります。

 視察によって経営側の関空エアポート社は、関空カンボジア間など新規航路開発も検討すると構想を広げたり、アジアのゲートウェイ関空インバウンドの入り口を目指すとインタビューに答えています。

 それは強ちな話で、東南アジアから1時間半の立地が、成田羽根がなどとのアドバンテージになるのを見込んでいるからです。

 

 ロンドンなど欧州の空港は、空港だけではない、エリアとの利便性や融合を併せ持つハブ的空港という新しい流れを積極的に進めているようです、この流れはトレンドになると思われ、愛知の中部国際空港も大いに取り込むに値する点です。

 番組コメントでは、近隣の伊丹(国内)神戸空港低迷カイゼンと、同時に住み分けていくのが課題とし、全国50もある国内空港を整理統合・ハブ空港の開発が課題とも指摘がありました。

 

 続いて、3回の舞台は愛知(三河)の取り組みです、当ブログ的には本命なわけですが、他の特集と比べてすこしボリューム感に欠ける印象が在りましたが、続けますよ。こっちがメインですから、あくまでも。

 シリーズ、福岡、大阪、に続く3段の愛知(三河)で、このブログでも記事りました、先に開通の新東名西側延長の道路が開通し、それを見込んだ地域観光の取り組みの特集です。

「戦国武将とグルメ」と称して、新設パーキングエリアを取材していました。

  この地方を、車の保有台数日本一で交通網充実しており、自動車社会が進んでいる地域と紹介した上で、あの「刈谷モデル」と呼ばれる新ビジネスモデルを体現して注目を集めるPA刈谷ハイウェイオアシスを、まず紹介。

 まるでテーマパークと比喩されるPAは、842万人/年、国内あの有名テーマパークに続く第3位という異例の集客数の記録は、未だ記憶に新しいですね。

 目玉は女性用トイレ絨毯、花のオブジェ、2億円かかったそうです。しかし集客のメインは何といっても「産直市場」、来客のお目当ては、とれたて野菜で、こちらの目玉は鮮魚市場、その日採れたて鮮魚を高速利用者も地元からきた客も逃しません。

 また筆者も見てますが、子ども向け遊具併設、50円から600円、貯時間楽しめるその姿は、高速から見ると、まさに遊園地ですよ。

 でもこの地域ならではと言いましょうか、このモデルの手が合い所は、客の半分が安定した集客を期待できる地元客だと言う点です。

 こうした地味ですが、飽きのこない集客にはさまざまな工夫に余念がありません。人だかりに向かうと、子どもがドラムをたたくイベントスペースがあり、ただで借りて気軽に楽しめる、その孫をトリガーにして高齢者の集客を目指すものです。

 隠し玉はまだあります、ドライブで疲れてPAへよったら、温泉でリフレッシュもできるこの素晴らしい動線は、いまでは他でも珍しくないですが、もっとも複合的に効果を引き出している好例です。

 

 そして新設の「長篠設楽原PA」の紹介、これは筆者も未体験で、興味津々です。

 全国でも珍しい家紋入り店舗、これは愛知県が肝いりで進める戦国の国観光を前面に押し出したイメージ戦略でしょう、嫌いじゃないです、こういうストレートな攻め方。 これは以前からあった歴史史跡の、長篠合戦場に併設されているためで、馬防柵紹介して、史跡巡りをできる点をアピール。

 これは正直地元民の筆者でも、全国向けのアピールに繫がるか、ちょっと心配ですが、これから増加が見込まれる、海外からの訪問者には、どストライクでゃないかと言う、見方もできなくないです。

 さらにどストライクと言えるのは、戦国武将テーマパークのパーキングエリアとしてのビジュアル。売り場にも70cmの火縄銃バームクーヘンとか、ちょんマグ、火縄銃・刀(最高92800円)などのレプリカの展示販売も大真面目にあったりします、戦国マニアには売れてるそうですよ、ええ。

 2月13日開通した豊田東ジャンクション付近の動線で、期待されているのは地元新城市の観光効果です、こちらも取材が入ったようです。

 新城市、道の駅もっくる新城は、週末では13000人という集客スペックを持つ、人気のドライブスポットですが、特産品や、ジビエ料理、イノシシ肉獅子ラーメンは、愛好者には人気だそうです。

【猪ラーメン】3/21「道の駅もっくる新城」が新規オープンしフードコートでイノシシ骨ラーメン(ししラーメン)が販売へ - お墨付き!

 新東名PA開通で、同市観光筋は300%売上げアップを期待して、観光サービスの強化に余念がないようです。

 市内の史跡保存館では、2.5倍アップと好調で、足軽姿の店員が五平餅販売し、雰囲気作りはできてますし、合戦の歴史を学んだり、本陣跡を見学する客も多いとか。

 物見やぐらからの展望は想像以上に見晴らしが良く、広大な施設が見渡せます。

 また、村おこし募るツアーも企画し実施中ですが、集客ノウハウの問題か、一時的に増えても継続されない客足を、いかに安定させるか課題と、地域観光の集客について回る課題に、これから結果を出すと言った段階のようです。

 しかしグルメ対策も従来から、味のお遍路めぐり:飲食店や観光地など88か所のスタンプラリーを実施したり、お得にいかまい奥三河パスポート:加盟店で割引きが受けられるサービスなど、抑える所は真面目に抑えている点は手堅いと言えます。

 

 今後も同市は集客をめざすべく、月に数組程度の集客制度を高めるように、新城市店舗経営者会議を開いて、検討していく模様。

 上の、味のお遍路巡りと連動した、戦国グルメ:30店舗ほどで武将の名前をいれたユニークメニューを開発(暫く休止していた)の復活も進める。

 そして、ネクスコ中日本と戦国ぐるめ街道復活の交渉、相乗効果をGWに向けて開発を目指す動きのようです。

 夜間はトラックが殆ど、週末の観光客をどう増やしてキープしていくかも課題とされます。



 締めとして、こういった道路インフラ整備は、経済資産効果1000億円と言われ、道路公団が民営化され10年、1015年3月期の6社経済効果総額224億円。道路事業で67億円、SA・PA収益132億円と言われるため、「刈谷モデル」の様な観光モデルは、道路管理企業にとっても今やドル箱市場です。

 現実は、愛知県商業販売売上8%減少、刈谷12%減少だそうですが、これは人口減少で全国的に起こっているもので、比較的減少度は低いと言われるものの、堅実に改善が望まれる課題であることに変わりはなく、市街地の売り上げ増加を各地方都市は、地元でいかに衛星地域の集客を増やしていくのか課題とのことでした。

 

  今後日本の観光ビジネスは、地方の古いホテルの、あえて古さを生かしつつ、新しさを加えるリニューアルで、古さを武器にアピールする工夫もあると、WBSでも事例を挙げていました。

 単にコストをかけて新しくすればお客が来てくれる時代は終わっています。

 以下に今ある良いものを見極め、お客が真に求めるものを確かめる姿勢が大事であり、戦国時代など古来日本で培われた、無駄を減らし最大限に資産を生かす工夫する、地方の力を試されていると、この特集は物語っているように思えます。