くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

子育て、苦なの希望なの?子に罪なくても噴出する課題

 

 やはり、地域街おこしの環境整備において、次世代を担う子供たちの問題は避けて通れませんので、今話題・トピックに触れておきたいと思います。 

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 安心して子育てがしにくいと、いくつかの自治体で、待機児童改善の申し入れや、保育に関して要望が後を絶たない昨今、「保育園落ちた~」の話題は現象化する勢いで、国会にも持ち出されはしましたが、まだまだサクラサクまではほど遠いです。

「保育園落ちた日本死ね」待機児童問題を解決する、ある大胆な提案

「保育園落ちた日本死ね」にデヴィ夫人も賛同 「シッター代が経費の国も」

保育所落ちた日本死ね!」匿名ブログに共感殺到 「一億総活躍社会じゃねーのかよ」にシェア3万超す

「保育園落ちた日本死ね!」問題 収入の半分以上が保育料に消える母親も

 この騒動で、より子育ての負担や実情が周知された面はありましたが、政府は夏の参議院選挙の対策に奔走されている時期であり、緊急意識はあってもホンネはサックリかわしたい課題だという空気が、伝わってしまいます。 

 しかし、ここで切実な問題をこのまま若者の購買意欲高揚の税金ばらまきのように、うわべだけでこなされてもたまったものではありません。今当に子育て困窮している子育てママ(パパ)にとっては、すぐにでも対策を売って貰わなければ、数年後では全く意味がありません。

 少なくないウエイトをしめる子育て層の有権者に対して、政府は購買意欲を上げるためにも、子育てしやすい免責制度を早急に立てなければなりません。

「保育園落ちたの私だ」子育て世代母親ら国会前デモ

 保育園入れない、会社辞めるしかない。女性社員たちは、育休期間の延長を直訴した

  国会答弁で安倍首相が、応えた内容は「事実関係が明確でないのに動けない」ような内容でしたが、それはまったく世間の意見や実情を事前に把握していないにすぎません、これには落胆しました。

 いくら忙しいとは言え、いくらでもまとめさせて報告を受ける手段はある筈ですが、この切れの悪い理解度には「やはり少子化対策はお負けなんだなぁ」と思わせるに十分でした。

「安倍首相はお金もあるし、子どももいないから未来の景気なんてどうでもいい」

  ようやく、政府は対策に動き出しはしましたが、性別差でものを計りたくはないですが、どうしても男性の意見は現状の切実さに欠如の感はいなめないのは同性として残念でなりません。

「保育園落ちた日本死ね」ブログをほめるな --- 石井 孝明(アゴラ) - Y!ニュース

「日本死ね」と言われても「日本はもう死んでいる」

 男性はどうしても量や結果でものを判断する傾向があります。「これだけやったんだから文句はないだろう???」という発想ですが、ここで重要なのは量や結果でなく、プロセスがもんだいであって、真摯にどうしてこうなったかを分析して、まずは緊急では何をしなければならないのかを、取捨選択してできることから実行する共感と柔軟性が必要です。 

 同時にこの柔軟性の不足は親が働く企業にも表れていて、大企業でさえ「有給休暇が取りにくい」「上司より先に帰りにくい」など、融通の利かない企業体質が、未だにまかり通っている現状で、子育ての負担は過度を機分けているようです。

これが、子育て中の親が想像を絶するほど疲れちゃう理由です。 | Christine Skoutelas

「男が育児出来ない日本死ね」ブログにパパの悲痛な本音「1時間しか娘と会う権利がない」

 

 今では共働きは当たり前で、それでも一人の子どもを育てるのでも、立派な事なのですが、子どもへの影響を懸念する親御さんもいるとは思いますが、メリットを謳う意見もあり、前向きに子育てして欲しいです。

かわいそうじゃない!夫婦共働きが子どもに与える5つのメリット

 

 名古屋市は、早くから子育て問題で課題でもあった「待機児童ゼロ」をクリアしたと発表し、河村市長は成果をアピールしていました。 

名古屋市:保育のいろいろ(暮らしの情報)

「隠れ待機児童」、昨年4月に4万9千人 厚労相が明言

 しかし、統計上には「隠れ待機児童」という実質的な課題がクリアできていなければ本当にクリアできているかはわからないとのこと。

 ここでも、量的な判断だけで解決を急ぐと根本的解決に繫がらず、未消化のまま問題がおざなりになっていくおそれを秘めているという事です。

  親御さんだけでなく、子どもの貧困までもかつてなかったほど深刻になってる現実をみると、地域社会で育てる昔ながらの慣習のある地域では、未だ幸なのかもしれませんが、今後個人化する社会風習の見直しも地域ごとで、考え直していかないといけないでしょう。

 その他にも拾い上げて見ると、いくらでも積極的な意見が見つかってきますので、それだけ今回の、心の叫びの一投は多くの人に響いたことが、とても良くわかりますね。

子どもの貧困 食堂の次の対策 - Y!ニュース

「東京、ある程度不便でないとダメ」待機児童問題で務台俊介衆院議員が発言【保育園落ちた日本死ね】

出産立ち会いのため1日だけ市議会を休んだ議長からの寄稿

「長時間労働は仕方ない」の意識を変える。 白河桃子さんに聞く、子育て夫婦の新しい働きかた

 こう言った意見を、様々な立場の人たちが出し合って、議論していかなければ一長一短で解決できる話ではないので、当面の問題から、一つ一つ丹念に解決していかなければなりません。

 少子化は、どうあがいてもV字回復される種類の問題ではありません、しかし何も手を打たなければ、間違いなく日本は世界からフェードアウトしていくでしょう。

 子どもの育成と教育は、国の健全な成立そのものに何をおいても優先されるべき問題ですが、どうやら長い間日本人はその事を忘れていたように思えてなりません。

 日本の名前が、世界の人たちから忘れ去れていく……ぞぞっ。それだけは何としても避けたいですね(;゚Д゚)その危機感が私たちのベースになければ、と気を引き締めます。

 

産まない女子vs産んだ女子~職場では言えない「罵り」と「怒り」を大公開 冗談じゃないわよ!

 ただし、これは某議員かだれかが失言したように、女性は子供を産み育てるものだという常識を押し付けては、元の木阿弥です。女性の能力はに日本ではようやく遅咲きの花のように開花しだした時期であり、女性ならではの感性や考え方は、これからの日本発展に不可欠なものです。

 世界の女性進出に比べて遅れはとってはいますが、その進路は決して強制されるものではなく、子を産める可能性を持つ女性にこそ、委ねなければならない聖域であることを、男性はもう一度理化しなければなりません。

組体操 専門家の見解 分かれる 「安全第一」の次に進むべきこと(内田良) - 個人 - Yahoo!ニュース

  最後にここが最も重要な事ですが、生まれ育っている子ども達には、なんら罪はないという事です。今までがこうだったから子育てや教育ははこれでいいのだ、というルーティングは、仕事ではどうかは知りませんが、学校教育も含め子どもたちの環境に持ち込んではならないという事です。

 少子化で、様々な意味で子供の価値が高まる世の中で、教育や子どもの生育環境の安全性が、社会の目まぐるしい変化の中で、柔軟に見直されるべき時代なのかも知れませんね。