くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

私がスキーに行って求めていたモノ、その魅力とは

 

 もうすぐ春も近づいている時期に、このテーマは古いのかもしれませんが、ひとつは地域産業の思いと言う点は、共感できると考えたので紹介します。

 

 もう何十年も前には、当たり前の冬の定番レジャーといえば「スキー」でした、もしくは「スノボ」と言い換えてもいいですが、最近の若い人たちは冬に当たり前の様に雪山に行く機会はめっきりへったそうですね。

 マックアースというベンチャーがあるそうです。地方の会社が、地方の企業と自覚して地方と成長していく企業として、TVやネットでも注目されている企業だそうです。

 以前、このブログでも一度取り上げていますが、この企業の経営方針は今まで都市部中心の経営基盤が当たり前なレジャー産業において、経営不振のスキー場を地場産業として復活させてきたと言う「神」的経営をしているのだそうです。

 共感できるのは、雇用は原則地元の市民で地域を大切にしていて、一緒に盛り上げてくれる人材を採用し、少数ながら地場の産業を継続して内側から盛り上げる手法で注目されています。

 その理念には、自分の地域を自ら否定したらその時点で終わり。自分を養ってくれた恩返しをするつもりで、再生しているというのです。

 スキー場は、集中しているところは一見競争原理が働くと、価格競争になり勝ちですが、今まで生き残ってきた理由を冷静に考えると、コアでも好きなお客が必ずいて、そこから経営側の気付かない良いところを学ぶことで、活路を開くことも可能なのだそうです。

 これは、つい最近当ブログでも紹介したチョークを製造する零細企業の際に、挙げたことと共通していて、経営者の一方的な見方だけでは、本当の魅力は見えていないことは沢山ある事を裏付けているようです。

 

 今まで生きていけた地場産業や、昔から根付いていた産業はなぜ存続していたのかを、そこには大きな理由と、意味が眠っている。

 この経営者はいろんな角度から観察し、お客様から情報を収集して、見えなくなっていた魅力を掘り起こすことに力点を置いているようです。

 こうして、本来ならその魅力を再発見できないまま消えていくはずだったスキー場をいくつも救ってきた人です。

 

 またスキー場=冬という固定概念を取り払い、春夏秋冬、手を変え品を変えて通年雇用を確立する試みもしています。オフシーズンはスキー場に花畑を作って、山の自然を気軽に楽しんでもらう、この時ゴンドラが高低差のある敷地のハンディを補ってくれます。

 一旦、来やすさを感じ取ると、次も来てみようという気持ちが根付いて、リピートも期待できるようになります、来れば何か楽しい事があると思ってもらえば勝ちです。

 

 またこの経営者は、国際感覚も優れていらっしゃいます。

 東南アジア、熱帯の国タイにスノータウンを開いて、雪を知らない人々に雪を疑似体験してもらう施設です。

 スノータウンに限らず、東南アジアの人たちに、北海道のスキー場ツアーが人気なのは、一般的に知られた事実です。それもわざわざ遠い国から、決して高くない旅行費を出して、来てくれると言うのです。

 スノータウン・バンコク(SNOW TOWN BANGKOK)
| タイランドハイパーリンクス

 スノータウンの開発根拠には、「温泉」「グルメ」「雪」は、タイ人が日本に求める観光三原則を基にしており、三つのキーワードをみたすサービスを現地で提供したのですから、受けないわけはありません。

 【タイのバンコクで雪体験?】
東南アジア初雪のテーマパークスノータウン完成 - 地球ダイアリー

 今の子供たちに雪を経験させて、タイで雪を体験してもらって将来日本でスキーを楽しんでほしいという思いがあるのです。

 これって、日本でスキーブームが起こった流れと似てますよね。私たちかつての若者も、この仕掛けにまんまと乗った口なわけです(笑)

 

  さらにこの経営者の目論見は、さらにスケールの大きなものになっています。

 有望で将来性のある子どもを積極的に招待し、スキー界の、羽生選手、真央ちゃんを育成しているのだそうですよ。

素晴らしいですよね、スターを育てるという高尚な想いが通じるのでしょう、参加する子ども達ののキラキラした目が、それを証明しているんです。

  (*´▽`*)/ビジュルで楽しみたい方はコチラに用意してます。

私がスキーに行って求めていたモノ、その魅力とは - くろま流 × NAGOYA式 ブログ

ぜひ、合わせてどうぞ。 

 筆者も足しげく通った 、高鷲スノーパークやダイナランドも知らない間に経営の危機を、彼に支えられて、若者やかつての若者の、新しい憩いの場所として復活を遂げ、新しく夜の姿も見せるなど、より魅力的な幻想の世界に再び注目を集めているそうです。


 私たちの世代は、ゲレンデに新しい出会いを求めて、白銀の世界に何かを期待していましたね。

 私をスキーに連れてって……。

 

 うーん、思えばいろんな思いを持って、その白銀に答えを求めていたんでしょうね。