くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

地域の介護と子育て対策に住みやすさと安心の原点を考える

 

 今回は、私達にもっとも身近な福祉の話題で、子どもや高齢者関連の、現状を話題にしますが、身近な話題にも新しい考え方がどのように進んでいるのでしょうか。

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 まずは高齢者介護・自活の生活について、CCRCという耳慣れない言葉を聞いたので、調べてみました。

最近目にする「CCRC」という言葉
村田裕之の団塊・シニアビジネス・高齢社会の未来が学べるブログ

 アメリカで普及しつつある、今までの仕事や社会での役割を退いた後、集合して第二の人生を過ごす施設や仕組みのことのようですが、まだまだ日本での馴染みのない合理的な仕組みには、日本ナイズすべき課題が多々あるように思います。

 一番近い言い方は、介護付き高齢者集合住宅ということでしょうが、CCCRはもっと概念的な部分で押さえておく必要があるのが、住居を郊外に移転することと、まとまった人数で共同生活をしながら、社会と関係を保ちながら有意義な余生を送るという点です。

 ただ、私たちが注意深く見なければいけない点は、この狙いが首都圏の労働者の単に若年化をする目的のみであれば、これは片手落ちであり賛同できるものではありませんね。

 

 次は国内の治安の話ですが、犯罪予防研究室という組織があるそうですが、その抜粋を拝見すると、対子ども・女性に関わる犯罪防止の対策として防犯カメラの増設や、犯罪心理の研究を司るとの記載です。

心を理解する共感が重要なカギ、心が満たされなければ、消えはしない。

犯罪予防研究室 │ 犯罪行動科学部 │ 科学警察研究所

犯罪予防研究室
 犯罪を未然に防止するための効果的な施策の立案に資するため、犯罪者、被害者・被害物、犯行の場や地域社会などの背景要因を総合した実証研究を行っている。最近の研究課題には、街頭防犯カメラの設置効果と社会的受容に関する研究、子供・女性に対する脅威事案の実態把握に関する研究、警察相談における男女間トラブルの記録手法に関する研究などがある。(抜粋)

 これも、一見賛同すべき表現に思えるのですが、注意すべきは若年犯罪が増える中での、逆に子どもたちを加害者にしやすい環境や、女性に配慮の無い犯罪捜査の助長にならないように見守らなければなりません。

 

 次に、少子化が叫ばれるなかで、子どもが産み育てやすい環境づくりが急がれますが、母体であるお母さんの高齢出産にたいして是非の話がでています。

 筆者の母も三十代後半で筆者を生んでいますし、本当に高齢出産が難しいのかどうかは、その人 その人ばらばらで、千差万別だという事です。

 本当に子どもが欲しい人は、あらゆる方法を模索してでも生めるよう努力していますから、世間で高齢出産が母体や胎児に良くないと言った、一般論に必ずしも合わせる必要は無さそうです。

「40代初産は厳しい」はウソ

  ただし、若年出産よりリスクは高くなるのはあるので、より多くの配慮やモチベーション持続などのご苦労はあるとは思いますが、40代出産が可能なら恐らく若い夫婦より経済的にゆとりがあるばあいも考えられるので、十分検討に値すると思われます。

 

子ども支援など重点に1兆856億円 名古屋市当初予算案:
一面:中日新聞(CHUNICHI Web)

 名古屋市の事例で申し訳ありませんが、最近少子化対策の盛り上がりに、自治体では依然と比べて、子育て支援などに予算を積極的に立てるところも目立っているように思いますので、積極的に自治体の勧める施策に関心を持って頂くことをお勧めします。

こども食堂:あすオープン お手伝いや勉強で無料に 福岡

 子ども達がのびのびと育ちにくい社会環境になっていると、お感じの方も多いと思いますが、民間レベルで何年か前より様々な社会教育の試みが芽吹いています。

 以前このブログでも紹介した、静岡県の民営の「寺子屋」風のコミュニティが地元の子どもに評判だったりとか、上の「こども食堂」 のような一頃の、子どもが自然とあつまる「駄菓子屋さん」みたいなスペースを、その地域住民で作り育てるという、共同作業によって、大人たちの街ぐるみの子育て環境整備を目指す動きも芽吹いています。

 

 海外でも、最も男女差別の激しいと言われる中東の国でも、記事の様な新しい慣習を積極的に取り込む動きも見えているようです。

「幸福相」と「寛容相」をUAEが新設、ともに女性を起用

 まだまだ、未完成のパズルのような断片的な動きではありますが、人が減っている現状で、私たちはその変化を受け入れ、順応する意識を心得ていけば、逆に少ないからやりやすくなることも見つかってくるでしょう。

 それには、まず私たちが古い慣習に引き摺られないようにして、新しい可能性について積極的に話し合う事ではないかと感じています。

 まずは、できることから順に、自分たちの住まう地域ごとにじっくりと解決策をみつけていかなければなりませんね。