くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

ITは外人対策・福祉補助・児童教育、人材不足日本の切り札

 

 この前の記事でも書いた話しですが、訪日観光客の順調な増加で国内の景気上向き具合は、どのようにお感じでしょうか。

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 まだまだ個人ベースでは、実感しづらい時期ではありますが、一頃に比べて下向いているとおっしゃる方は少なくなって、そろそろ当初の予想以上に上向いてきていると、お感じの方も多くなっていると思います。

 

 上向きな流れによって、今後も見込まれる商業的なチャンスや、国際的な文化交流・コミュニケーションのまたとない機会を逃さないためには、今一度迎える側の準備不足を観光や、教育、福祉を考える機会が必要と感じます。いくら何とかしようにも、充てるべき人材が準備出来ないからです。

 また防犯についても、世界で比較しても安全と言われる日本でも、先のフランスで起きたテロと思われる危機が示すように、来る来年開催される「伊勢志摩サミット」のような国際会議・交流を積極的に誘致するもの、国際化を進める日本には大事な課題になります。

 

 こうした背景で、如何に少ない人材で国際国家として評価されていくかを官民合わせて取り組むときに、最も活用しなければならないのは、いかにソフトウエアの充実を刺せるかにかかっていると思います。

 

 例えば、主に都市部の通信インフラの拡張・充実については、東京・近郊都市、名古屋などで事象実験は始まったばかりで、セキュリティや電波障害の影響への検証は不十分ですが、通信インフラの投資は観光客だけでなく、彼らをもてなす側へのメリットも期待できます。

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201509/0008436041.shtml

www.kobe-np.co.jp

 観光・国際交流で注目されるのは 翻訳サービスで、これも一部の必要に迫られた上での小規模な事例に留まっているようですが、先日WBSでメガホン型翻訳機が紹介されているなど、積極的なアプローチが増えているようですので、WiFiを使った翻訳システムとか、発想の幅は広がります。

 今までは、中途半端でおかしな英語を話すより、日本語と身振り手ぶりでのボディランゲージの方が殊の外、外国人受けする事もありますが、やはり汎用的な翻訳システム・サービスを整備して、末端の商的チャンスにも手軽に利用できる、保険を持つのに越したことはありません。

 

 また、長い目で見れば、新しい世代の学習環境・新たな防犯や紛争といった、国際的な常識についても学んでいってもらわないといけません。

潜む危険、仮想空間で学ぶ 名古屋で小学生防犯プログラム
中日新聞 Web
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20151031/CK2015103102000047.html
 

www.chunichi.co.jp

 紹介記事でもあるように、一般的な防犯意識に興味を持ってもらう手段にバーチャル・プログラムはとても有効で、VRと呼ばれるゴーグルなどを使った、手軽に仮想世界を体験しやすくなっても来ていますので、こう言ったノウハウをもっと様々な機会に応用し効率化するのもアリだと思います。

 

 福祉についても、はじめは国内での事象実験を兼ねたものになるかもしれませんが、今少子化・高齢化での福祉には人材不足が悩ましい所ですが、いま国内の問題をIT通信の情報共有がスムースにできるようになれば、このノウハウは今後同じ問題を抱えるであろう海外の国への進出の足掛かりになります。
 またこう言った安心・安全を確立するのは、日本が最も身上とする分野でもありますから、予算の分配は欠かせないでしょう。

 

 ようやく景気が伸びてきた今当に頑張りどころであり、国が奨励して働きかけ、優秀なツールプログラムを提供できれば、今直面している人材不足に足止めをされる事無く、それを補って終には積極的なおもてなしに繫がる可能性が高くなるのです。

 政府は観光立国化と景気向上に予算を組み込んでいるようなので、それに役立つハードウエアやソフトウエア開発のコンペを主導して、才能ある人材・企業から優秀なプログラムを引き出すいいきっかけになりはしないでしょうか。

 

 そうして役立つIT技術をまずは、時間短縮のためにも、国内外関わりなく多くの人の集まるイベントなどで、積極的に試用しその効果を計る事もできるので、2020年迄という短期間でも、知恵を絞って開発する価値は十分あるし、後々何倍もの見返りとして戻ってこないかと期待するのです。

 

 こうしてまとめてみると、ITを平和利用するという事は、近い将来のニーズに合致していて、更に今までに無かった新しい雇用チャンスを広げるのに、役立ちそうです。

 概ね政府もこの方向で動いているようですが、明確に具体例を提示できるように、さらに積極的なビジョンの提示と、予算分配を期待したいです。