くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

福田彩乃さん、地元・豊田市「WE LOVE とよた スペシャルサポーター」に

 

 みなさんもご存知の、ものまねタレントの福田彩乃さんが、11月5日地元愛知県豊田市の「WE LOVE とよた スペシャルサポーター」として太田稔彦豊田市長から任命され、街のPR担当に就任したという記事です。

 筆者は福田さんが豊田市出身だとは存じ上げなかったのですが、彼女が任命されたという、「WE LOVE とよた スペシャルサポーター」について記事ります。

 

「WE LOVE とよた 」のキャッチフレーズで、豊田商工会議所(愛知県豊田市坂本町)が母体のプロジェクト推進部によって、2009年から始まった町おこし計画で「とよた元気プロジェクト実行委員会」の関連イベントだったんですね。
http://www.toyota.or.jp/

元気プロジェクト | 豊田商工会議所

 

 世界的な自動車メーカーである、トヨタ自動車の本社が在籍する街として、その街の名前にもなったように、自動車産業で持っている街、と言う認識が殆どのようですが、その豊田市が、工場街ではなく商業街としてもアピールしていこうと言う、新しい試みですかね。

 

 日本全国の地方都市にとって、様々な得意分野と言うものがあると思うのですが、不景気でかつては繁盛していた産業が衰退の一因として、一産業・企業に依存しすぎるケースが在りますが、豊田市は当にこの問題を抱える街に当たるのでしょう。
 筆者の同市街への、かつての印象については、ショッピングモールなどが並んではいますが、豊田市の駅前中心地はなぜが殺風景な印象がしてました。
 今思えば、おそらく商業的には成功していなかったのではないかと思われます。

 同市では記事に、”2年後に同市に誕生するシネマコンプレックスに向けて「映画を活かしたまちづくり事業」を推進中” とありますが、シネコンを起爆剤に新たなきっかけを目指しているのでしょう。

 

 今回紹介した事例は、その他の中規模都市では当たり前に直面している事ですから、こうした自治体の努力は、政府が進める「地方創生」とは別に街ごとの工夫が必要になってきます。

 

五輪や地方創生に便乗した事業「たくさんある」 行革相

河合達郎 2015年11月5日
河野太郎行政改革担当相

 河野太郎行政改革担当相は4日、税金の無駄遣いを検証する「行政事業レビュー」で扱う各事業の論点を公表した。「方向性をまとめ、しっかり予算に反映していきたい」と述べ、11月下旬にも検証結果をまとめ、来年度予算編成に反映させる考えを示した。

 また、河野氏は「オリンピックだから、地方創生だからといって、実際は全然関係ない事業というものがたくさんあった」と指摘。五輪にあわせて夏場の国産花きの生産を向上させる事業が必要かどうかや、地方での創業支援など複数事業について、他の交付金に一本化できないかなどを検証する。

 
 政府肝いりの「地方創生」施策経費も、東北震災復興費でもあったように、その用途とは全く関係のない事業費に充てられていたと言う、とんでもない話もありましたので、こうした予算をある意味自己都合で流用される可能性は論外ではありますが、それだけ当てにできない者なのかもしれません。

 

 やはり地元の復興は、そこに住む市民の意識が地域創生に向いているかがもっとも重要だし、何々特区になったの、ならなかったので利権が渦巻くのなら本末顛倒で、結局自立への足かせになりかねないでしょう。

 

 すき焼き・ラーメンなど、自治体の活性化に「ご当地記念日」を創設する動きが活発だという事ですが、効果はさておき筆者は良いことだと思っています。
 その地域が町おこしの空気を意識してもらうには、解りやすいからです。

 こういった自治体の地道な工夫や活動は、その地域の大事なノウハウとして続けていく必要があります、今後も注目してみたいですね。