くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

自動運転・低公害車で注目されるか、日本ブランドの実力

 

 みなさんは、自動車をどのように利用しているでしょうか、自動車は移動手段でもあり、趣味でもあり、ステータスだとおっしゃる人もいるでしょうが、日本国内の自動車利用はひところに比べて減少していると言われています。 

 

 例えば、日本独自の規格である軽自動車は、今年4月から自動車税増税で徐々に小型車と比較して税金面のメリットが減っています。 

 それで各自動車メーカーは、コンパクトカーとのメリット差が小さくなった時期を受けて、大手メーカー中心にエントリーの位置づけのコンパクトカーに力を入れるようになったようです。

 自動車は数が集中する都市部以外では、まだまだ一家に一台以上所有している所も多いようですが、家族志向や一台で様々な目的で使え、サイズ的にも安全性・燃費の優れているミニバンタイプの小型車を選ぶご家庭が多いようです。

 

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 今年7月に、トヨタ自動車が12年ぶりにフルモデルチェンジした「シエンタ」を販売、得意のハイブリッドをメインにシフトしていますし、他社も積極的にハイブリッド車電気自動車を積極的に販売しているようです。

 

 世界では、欧州・アメリカを中心に、環境に配慮した「低燃費」「低公害」の自動車が、大衆車から高級車に至るまで、ステータスになってしまいました。

 しかし、高いCO2削減目標値に叶った技術開発は、困難を極めているのが現状で、ここ最近急激にハイブリッド車などの、別次元の技術を採用しないと達成は難しくなっているようです。


 また、日本市場も高い人気を誇った独フォルクスワーゲンが、実燃費を隠ぺいする問題をアメリカで起こしたことで、欧州車中心に自動車メーカーに投げられている問題となっています。

 

 こういった背景の中で、高い技術を誇り堅実に進化した日本メーカーには、ある意味日本ブランドの信頼性を高める良い機会になるかもしれません。

 

 では日本のメーカーの造る自動車の魅力はどうなんでしょうか。

軽自動車大手スズキは、軽自動車製造で培った低燃費技術やお値打ちな車を次々と打ち出して、デザインも最近はあか抜けてきたように思いますし、中堅メーカーのマツダは、良い意味で日本車らしくないデザインでイメージ統一をして、独自技術のディーゼルの低公害・低燃費は根強い人気があります。

 

 また、スバルは地味でしたが、安全性への関心の高まりにうまく乗って、安全性の評価では世界で観ても高い信頼性で、アメリカでは在庫が無くなるほど売れているそうですね。

 

 ひところの日本車人気の低迷を経験してきましたが、世界的な流れでは自動車購入の動機が堅実になりつつある時代に、また日本の真面目な車づくりは一つのブランドにもなってきているのは嬉しい事です。

 

 ただこれからは、今世界の自動車のトレンドがより道具感を求められる気がします、自動車大国アメリカからの話題は、全くの異業種であるIT企業からの参入で注目される「自動運転車」の話題や、自動車がPCみたいに生活を便利にする道具のような使われ方が主流になってきそうです。

 

 かといって、日本とてハイブリッド車にとどまらず、環境車としての標準化を目指す電気・水素自動車の実用化も進めています。

 ですので、間もなく開催される今年の東京モーターショーでは、トヨタを始め各社環境対応や、新しいライフスタイルを提案するような意欲的なコンセプトカー(試作車)や市販前提の新型車が増えるようですので、今年のショーの各社の動向は非常に興味深く見守っていこうと思います。