くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

「次代への遺言」田原氏流ツッコミ集大成

 

  大事業を成し遂げた森川氏と、戦時体験を後世に引継ごうと奔走する田原氏、お互い未来の経済に貪欲に興味を示すお二人の二度目の対談です。

 

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  田原総一朗氏は御歳八十路を越えながらも、まだまだキレのある分析で日本経済に痛烈なツッコミとダメ出しを躊躇なく繰り出す方。

 そんな田原氏がline創業者の森川亮氏の次の一手に関心を持つのは、至極自然に思えます。

 

 戦後からの日本経済は結果としては成長しました、そこまではどなたも概ね否定はされないでしょう。

 でも必ず斜陽の時期は訪れますが、日本はぞれを受け止める事無しに、その後も突き進んでいます。

 

 それは何故か? 恐らく世代の引き継ぎが上手く出来なかったのではないでしょうか。

 

 田原氏がインタビューで森川氏に言わせしめたのは、上が何時までも居座っては良くない、という真理です。

 

 森川氏は誰に教えられる事無く、ご自身の嗅覚で、時代からその真理を見抜き、有言実行された訳です。

 その、栄光にしがみつかない同氏の姿勢に興味を持ったと思います。

 

 戦後の経済急成長は、事実偉業だと思いますし、成し遂げ方々も誇らしいのだと思います。

 ただ、自分の力は何時までも続くと疑わなかっただけかも知れません。

 

 日本古来の「忠臣」の精神が、終身雇用意外のキャリアアップを否定し、変化の乏しくなった企業体質は、様々な癒着や談合を生む温床となりました。

 

 新しい芽は摘まれ、出る杭は打たれ、無条件の忠臣こそがキャリアアップの王道となったのです。

 そして、ようやく世代交代の必要性に気づい時には、既に70年もの貴重な時間が過ぎていたのです。

 

 今、漸くあちこちで新世代養成の目が葺き出しています、森川氏もそのお一人ですが、次の世代へ過去の遺産を引き継ごうとしている田原氏は、同世代に対して集大成のツッコミをされているのではないでしょうか。

 

 

成功は捨て続けよ! 前LINE社長の再出発【2】 -対談:C Channel社長 森川 亮×田原総一朗 田原総一朗の「次代への遺言」:PRESIDENT Online - プレジデント
http://president.jp/articles/-/15835

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