自由主義という「ハゲタカ」に従順過ぎる日本
日本の十八番、モノ造りを支える中小企業の窮地に警鐘を鳴らす作者の、金融機関への提議がテーマです。
政府が進めるモノ造りへの補助施策は決して無駄ではありません、ただ片手落ちであるのかもしれないという事です。
中小企業運営自体は事故責任ではあっても、今の大企業寄りの市場競争にあっては、生産に精一杯の会社は資金のやりくりが滞り倒産の憂き目になりかねません。
かと言って、余りに手厚く保護すれば企業体質に甘えが生じ、自立は困難になります。
ここは、政府がモノ造りという特色を国策としてどこまで取り上げるかに係っていますが、大企業で活躍され定年退職された方のノウハウを中小企業へ移植する仕組みは、政府が調整して民間シンクタンクを立ち上げる動きがあっても良いと思います。
資金提供についても国が積極的に介入して国の担保で短期でも運用補助をしても良いと思います、それ程国内には護るのに値する価値のある技術が眠っているのです。
ある意味半民半官の企業モデルが暫定的に在っても良いですし、体力が付けば民営に戻るか、付かなければ合併最悪倒産になりますが、優秀な中小企業の多くを救う機会は作れます。
元来自力で努力し、淘汰されるべきですし、大企業としては物言いもありますが、政府が大企業側に有利な政策をしてきた事実も否定出来ません。
日本はそもそも歴史的には、小さなムラ単位で自立してきた国です。
ムラの技術をそれぞれ手厚く保護しまとめあげてきたのが、中央の役割でも有りました。
これらの関係は、世界に右習えで一方的に、自由主義に従う必要は無いと思います。
日本の歴史に基づいた、らしい政治・経済の取り組みは、あきらかに善でしょう。
中小企業に未来はないのか?『ハゲタカ』真山仁氏が語る中小企業再生のカギ | THE PAGE(ザ・ページ)
http://thepage.jp/detail/20150721-00000002-wordleafv