くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

「航空宇宙特区」に見る日本の本気度

 

  日本の中央に位置する東海三県、愛知・岐阜・三重は古くからモノ造り産業

盛んな地域と認知され、新たに新産業を本格化する土台が整いつつあります。

 

 

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  その中心の役割を担う愛知県は東部・三河を中心に自動車関連産業で発展しました。

 これからは更に、航空産業を岐阜・三重と協力しながら主力地域産業への成長を目指しています。

 既に愛知県西部を中心に、三菱・川崎重工などの航空企業大手や、かつての富士重工業などの航空機部品生産の工場誘致が進んでおり、米ボーイング社や国産ジェット機MRJの主要部品の生産が稼働しています。

 

 また、日本で打ち上げる宇宙ロケットの動力部も三菱がここで手がけるなど「航空宇宙特区」の本領を発揮しています。

 更に今回の紹介記事では、輸送機の市場を世代交代を睨んだ計画が実行に移っているという話題で、幅広く航空機市場を見据えて、世界単位のニーズに応えていくようです。

 

 これらの関連工場誘致によって各県は、いかにして地域へ資金を落としていけるかを積極的に取り組んで、地域全体、国内全体への波及を模索する事になります。

 

 一方で、高度な工業生産需要を担う「特区」である以上、環境変化は著しくなるでしょうが、本来自然豊かな環境であり、かつてあった環境破壊を起こさないよう、景観・CO2も積極的な配慮が要求されるでしょう。

 

 先ずは、きたる首脳サミットにむけて、国策である以上海外へのアピール活動も本格的させていかねばなりません、日本の本気度をどこまで周知できるかがカギとなるでしょう。

 

 

 

「航空宇宙特区」が支える日本の航空産業【2】:PRESIDENT Online - プレジデント
http://president.jp/articles/-/15735

president.jp