くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

新型ボーイング開発製造に参画する日本の課題

 

  日本にとって、ボーイング新型機の開発・生産受注に関わるのは大きな収穫ですが、米企業の邦人企業への強かな外堀埋めにもなるかもしれません。


 

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 アメリカは太平洋戦以来、本気にさせた時の日本の技術力がとてつもないものだと、肌身で知り尽くしています。

 情報戦で唯一日本を丸裸にできた彼らだからこそ知っている事実で、今でもその証拠は国立図書館などに眠っています。


 丸裸にされた日本は、その後アメリカのテクニカルブレーンとして役割を果たしてきました。

 安倍総理は、おごった言い方をすれば「唯我独尊」かつての自立した日本を再現すべく政治生命をかけて奔走しています。

 しかし政府は、技術力を広める努力はしても、市場を広める努力にはウエイトをかけていないように思えます。


 ボーイングがシェア拡大をする事は、国産機の市場を狭くする事です。

 どうしても日本は造る事に重きを置きすぎて、売る事は国民性か一歩譲る傾向は治らないようです。

 この不満は、あくまで日本が優秀だからこそ言える向上心を願う故の希望でもあります。


 日本政府・企業はもっと人材を海外に派遣して、国際性と豊かな交渉力を学ばなければなりません。


 そして早々にガラパゴス・ジャパンからの脱却を目指さなければならないでしょう。



 

富士重、新型旅客機 ボーイング 777X の開発・製造に参画 | レスポンス
http://response.jp/article/2015/07/23/256232.html

response.jp