くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

南シナ海の中国・人工島、砂上の楼閣に豪政府が?

 

 中国が主目的を明らかにしないまま粛々と進める、東シナ海域浅瀬の埋め立て・プラントなどの「砂上の楼閣」土木・建設に、先日アジアの会合で米は停止を求めましたが、実は豪州ももの言いを検討してると発表していました。

 

 

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 豪州は既に南シナ海において哨戒機を飛行させており、豪国防相はシャングリラ対話アジア安全保障会議)で、中国に埋め立てを停止するよう要請した。
 豪州には島の帰属について特定の立場はとらないが、「航行の自由」は阻害されてはならないと主張している。(抜粋)

 

 中国が自国海域内のこととして、一方的に進めるこの土木・建設工事において、暗に領海封鎖を主張していますが、領海近郊のアジア諸国のセンシティブな問題に対し、米や豪州など、旅客機通行の脅威になるとして「航行の自由」を明確に求める行為を検討を発表、けん制するようです。

 

 日本でも安保法改正に中国は、日本の軍国復帰の懸念などと、関連を匂わすコメントをしているようですが、明らかに功を奏することは間違いないでしょう。

 

 ただ、いざとなれば実害を直接こうむるのは、日本を含め東・南シナ海近海のアジア諸国になりますから、今後は中国の出方を見ながら必要性を各国と連携しながら、じりじりと包囲網を確立するとともに、経済面でも連動を匂わす広報をして多方面でのけん制を展開することが大事になるでしょう。

 

 あくまでも、当国の出方をよく見極めたうえでですが、かつて日本が太平洋戦争に誘導された経緯を中国に繰り返させては元も子もありません。

 私たち日本人は、そのつらさを歴史で味わって知っている筈ですから。

 

 

 

豪州政府、南シナ海の中国・人工島12海里に航空機・艦船の進入を検討  WEDGE Infinity(ウェッジ)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5123

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