くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

「横丁文化」にみる気安さと安心感と非現実性

 

 裏通りを入ると、現実を忘れさせてくれる妖しいやすらぎがそこに現れます、ちょうちんやネオンに彩られた、絶妙に狭い空間に多くの人がたむろする安心感が、仕事につかれたあなたを引き込みます。

 

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 名古屋では、河村名古屋市長肝いりの、飲み屋が7月7日まで期間限定の露店施策で回転しましたが、あくまで実験的な規模で実施され無事終了しました。 

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 規模はお世辞にも満足できるものではありませんでしたが、それはそれで市民には、懐かしい、歓迎の評価をいただいたようです。

 こういったユニークな施策は名古屋らしいのかもしれませんが、もう少し調査・準備を密にして、観光の目玉になるように、次にはぜひしっかりした準備をお願いします。


 レトロ風の居酒屋や、食堂で結構流行っているところがありますが、非現実感と郷愁をさそう古い飲み屋街は、なぜか落ち着くし癒されます。

 一見風紀を乱す現況にもとれますが、今まで名古屋市はどちらかといえば「小奇麗」で「おしゃれ」さをあまりにも意識しすぎた感がありますので、それはそれで街のデザイン手法としては大事なことですが、独自性の見直しからしても名古屋城、その城下町を模して、繁華街に庶民性を演出する方向性はありだと筆者も思います。

 

 大衆文化の集大成である「横丁文化」は過去はゆとりのない時代の労働者のはけ口という闇の部分がありましたが、現代に至ってはさまざまな文化を楽しむゆとりができています。

 その時代にあっては、それは新たな文化の選択肢としてその時代を楽しみ・親しむ文化として人間くささを忘れないために必要とされていると思います。

 

 ぜひ、真剣に都市構想として組み込んで欲しいと思います、そして現状ある古参の商店街との連携したルート設定・コース作りは必須であることは言うまでもありません。

 

 

 

ブーム再来! なぜか人を惹きつける「横丁文化論」 POL Bookshel
http://president.jp/articles/-/15525

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