見直される公共交通、電鉄と都が「リアル宝探し」イベント
こういった楽しい催しは、何を置いても嬉しい事ですし、公共機関の鉄道への新たな発見があって、生活環境の見直しにもつながります。
一昔前に比べて移動手段は、自家用車依存の比重は緩くなった気がしますし、若者の車離れ現象も、その空気に少なからず影響しているでしょう。
それに代わって、都市部を始め地方小都市や人工過疎地方での移動手段の見直しが顕著に出ている中で、改めて電車・バスへの関心が高まり、見直される動きが目立ってきたようです。
その流れを、見逃さ無かったのが、今回紹介記事のイベントなのでしょう。
公共機関は、バスで有れば、LRT(次世代型路面電車システム)やコミュニティーバス、電車であれば次世代市電や新型(リニアも含め)車両の導入が、ここ最近話題になって既に導入している、または導入検討している自治体も出てきています。
自動車関連産業で潤った時代から、ひと落ち着きして国内の乗用車利用は減少していく中で、街づくりも含めた交通の利便性を見直し、官民どちらも辿り着いた結論が、公共移動手段の改善だったわけです。
国の政策も、自動車道路拡張一辺倒から大きく梶を切った結果、自動車に依存する危うさがここにきて出てきたと言うことも有りますが、何より経済的負担見直し、また環境配慮の考え方が、アメリカからヨーロッパ寄りの思考にシフトしてきているのが大きいと思われます。
地域に馴染んだ地元鉄道のこうしたイベントは、よりその便利さと親しみやすさを解りやすく体験できるすばらしい試みです。
そして、こういった変化は資源や敷地の少ない日本にとって、好ましいことであり、アメリカナイズ通り一辺倒から、選択肢を持ったと言う面でも、進歩ではないでしょうか。
京王電鉄と東京都が「リアル宝探し」イベントを実施 | THE PAGE 東
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