くろま流 × NAGOYA式 ブログ

地域産業・観光を広い目線から、東海・名古屋あるあるをリサーチ。

「鉄ちゃん」社長と、彼を発掘したいすみ鉄道の秀逸さ

 

 関東房総半島を走るローカル線での、この話題は地域創生の走りのような事例です、しかも短期でしぼむことなく継続されていることは、まさに地域愛あっての真剣な努力の結果です。

 

 

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 奇しくも同じ千葉県にあり、日本での客動員数でも不動の「ディズニーリゾート」とは対極的な戦略をとるこの試みは、偶然にしては出来過ぎな状況ではありますが、もちろんそんな偶然ではないはずで、社長の奥深い考えがあってのことでしょう。

 

 ディズニーなどほとんどの客寄せが「ある」でアピールしているのにに対して、逆説的な「ない」のアピール戦略はなかなか思い切った戦法ですね。
 

 このケースはそもそも経営者を公募から選んでいるのですが、その点でも新しい試みで、いわゆる「金はだすが口も出す」でなく「金をだしても口は出さない」という既存体質脱却型の方法をとった(取らざるを得なかったかも)ことが、結果的に優秀な血筋を導入できた事につながったようです。

 

 その新しい血が、地元出身のいわゆる筋金入りの「鉄オタ」だったのも貢献して、普通に見ればとっても地味だけれども、見る人がみれば「ハマる」仕組みが出来上がった。

 さらにマーケットの読みが相当しっかりしていたようです、ここまで絞り込んだ戦略は当たれば大きいですが、いったん外れれば即終了のリスキーな方法。

 もともとコストも掛けられず、選択の余地は無いにしても、ここまでリスキーだと、よほどしっかりニーズを読んで「確信」がないと出来ない事です。

 

 いずれにしても、社長の読みは当たり今の結果へとつながっています。
過去に存在しなかったビジネスモデルを追い込まれた状態で堂々と実施した、これはまさに名物社長個人才能ゆえの采配勝利なんでしょう。 

 

 採用する側の人事采配の眼力が、地方創生には重要なカギを握っています。

 

 

鉄ちゃん」社長、赤字ローカル線「いすみ鉄道」を再生 「進化系中小企業2.0」【23】いすみ鉄道
http://president.jp/articles/-/15642

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