くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

高速鉄道、技術協力した側が「身から出たサビ」 って?

 

 ドイツでは明らかに「してやられた」という報道に対して、まるで誇らしげに「西側からは獲得した」という、やられた側からすれば曲解ともとれる解釈については、日本でも同様の報道がありましたが、これらの認識はどうなっているのでしょうか。

 

 

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ドイツ・日本の心の内は、荒れた海のごとくなり

 

 

 提供した側から見れば、まるで虎視眈々と罠にかけるスパイダー戦略に受け取れる中国側メディアの言い回しは、既に日本でも周知の事実ですが、その犠牲者報道を受けて、それをドライな視点で報道しなおす行為は、ある意味中国側の「したたかさ」を物語っています。

 報道は欧州にとどまらず、日本の同様なケースを交えて双方共に技術提供された結果、今があると言いたいようです。

 「長年にわたって自ら将来の脅威を育ててきた」
西側の企業は巨額の契約が中国企業の手中に納まるのを見ている他にない状況」

 などの表現は、ある意味挑発であり、単に考え方の相違と言わんばかりの言い回しは、「ドイツよりも中国が上手?」と思わせぶりな、中国側のしたたかな心理戦略とも見れなくはない。


 このような結果を生んだのには、提供側の単に昌的機会を逃さんとした情報不足や失態ととられてもしかないのでしょうか?
 日本にしてもドイツ程でもないにしろ、知的財産権の無断利用と取られる問題や、新幹線技術などの工業技術の流出がありました。

 地理的に近い分、ちょっとだけ中国に詳しいだけドイツより対応が早かったのはどうかは疑問の残るところですし、この記事がドイツ・中国の記事を丸々引用しているところが無いので、言い回しの正誤が分かりにくいのですが、この記事通りのニュアンスならば、中国のあまりに独自の解釈に対して、他国と同様の対応ははばかることにならざるを得なくなりますし、変えざるを得ないでしょう。

 

 それこそ、このような記事を書いた中国こそ慢心に至って、信用をなくす事を意味し、してやられる側に立つことになるかもしれません。

 



「中国にしてやられた」独メディア激白!・・・高速鉄道、技術協力で「身から出たサビ」 2015/07/07(火) 06:06:31 サーチナ
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