くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

富山市内軌道線試乗レポに見る、街の利便性

 

 人口約42万人の地方都市、富山市では1960年代の自動車の急速な普及ですたれた路面電車を再度復旧している成功例です。

 

 

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駅構内1Fにすっぽり収まる、「サントラム」の愛称の車両、ここから新幹線乗り場へ

 

 

 

 富山市には筆者は行ったことはありませんが、人口42万人の街は名古屋近隣で言うと、丁度大手自動車メーカートヨタ自動車のお膝元豊田市になりますが、そこの規模を参考にすれば少し参考になりそうです。

 ここは、完全に例外の自動車の街ですが、あと少し規模は小さいですが岐阜県岐阜市が昔富山市の様に市電を走らせており、さらにイメージしやすくなります。

 

 市電の似合う街という観光的な問題だけでなく、実際の市民の足として機能しなければならない路面電車は筆者も、愛知県豊橋市路面電車に乗った事がありますが、独特の味がありますね。

 今はかつて走っていた全国の路面電車は、富山とほぼ同様の事情によって規模縮小・廃止され多くは、バスに取って代わっていますが、富山の様な規模を拡大されただけでなく、新たな都市交通として充実されているケースは珍しい存在です。

 しかし、都市に必要な設備はやはりその地域によって事情は様々です、富山市においては丁度自動車の交通量減少と、市民からの路面電車のニーズがうまくかみ合ったのでしょうか、富山市はそのチャンスを都市計画に生かしたことは、この春の北陸新幹線開通で更に相乗効果を生んだのです。

 

 北欧では当たり前の様に移動手段として市民に愛されている、路面電車はバスと同じようにより利便性を増して進化しています。


 富山市を走るその路面電車と、富山の象徴である白峰立山連峰と相まって、ポートラムのある街は、ちょっとした北欧の香りを漂わせているようで、地方都市の街づくりとしては、なかなかの成功例ではないでしょうか。

 

 

 

繁華街に新線を作った路面電車・富山地方鉄富山市内軌道線に乗ってきた - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20150719-toyama-chitetsu-tram/

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