くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

CO2削減ありきの脱原発の成果、如何に?

 

  ドイツでは福島第一原発事故の後、17基の原発のうち8基が止まり、脱原発の計画では、2022年までに残りの8基もすべて停止することになっている。
 こういったドイツの先進的な取り組みは、今どうなっているのでしょうか。

 

 

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6月27日、ドイツ南部、バイエルン州のグラーフェンラインフェルト原発が停止。 

 

 

 やはり、原子力を減らしたツケは避けられなかったようで、やはり原子力・火力いずれかとの併用は避けられないものの、ドイツは火力を選択し、あくまで原子力廃炉の方向に動いている様子。

 現在EUでフランスがそうであるように、原子力にほぼ100%頼ることで工業用CO2排出量をほぼゼロにしているのは、一見原子力が素晴らしいと証明しているようにも思えるのですが、隣国ドイツが同じEUで対抗的な政策を打っている以上、もろ手を挙げて原子力を信奉できるものではないといえるでしょう。

 

 北欧諸国は、アメリカが始めた「未来の発電」になぜここまで反抗するのか、言うまでもなく放射能の脅威を、子孫に受け渡さないようにするためでしょう。

 

 今は選択肢を持たなくて、今の大人世代が有効な手段を残せなくても、近い将来たとえば、潮力・核融合などの有力な手段が生まれるでしょう。

 その時のために、あきらめずに核の灰を次世代に渡さない努力は、捨ててはいけないのです。

 

 ドイツが掲げたそのCO2削減目標は、欧州全体で考えても過酷なものといえるのかもしれません。

 事実これだけ国内でも問題噴出しているのですから、決して順調とは言えませんが、日本に住む私たちも同規模で、戦後も同じような歴史を経てきたドイツには、たくさん学ぶことがあると思えます。

 

 今をラクすれば、間違いなく将来に禍根を残すことになります、ドイツが今苦しんでいることは、形は変わるこそすれ、日本でもなされなければならない課題だと考えます。

 

 

 

CO2排出量増大のピンチ!脱原発に舵を切ったドイツは今どうなっているか

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44017

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