くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

「人間らしくしろよ!」AIの叱咤激励なの?

 

  私たちは、新しいものや未知なものへのおそれを、大なり小なり持ってしまうものですが、昨今急激な発達を見せるAI(人工知能)の「ツッコミ」に少なからず衝撃を受けた方も居るようです。

 

 

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イケメンの顔が、ウイーンウイーンと開いて中からワトソンが出てくる図

 

 

 日本では、概念だけなら結構昔から「鉄腕アトム」などのロボット・アンドロイドアニメなどで、比較的親しみが持てるものですが、いざ現実となるとどう感じるでしょうか。

 今回の紹介記事では、どこまで実現されているか分かりませんが、あのIT巨大企業のGoogleのアナウンスなだけに、あながちジョークでは済まされないかもしれませんが、そのGoogleが開発中のAIが、人との会話に対してツッコミをかけたという衝撃的な内容です。


 記事中一部の感想のように、そのようにプログラミングされていた、と取れる可能性はありますが、現代はチェスや将棋にAIが勝利する時代ですから、何パターンかの回答を持っていたかも知れませんが、実際その手法は現実的ではありません。

 一番筆者が気になるのは、記憶ではなく自分で考え・判断できる能力が身に付いたという点でしょう。

 

 先に開催された、米DARPAが主催の災害救助用AIロボットコンテストで、興味深いことが分かりました、主催国アメリカは何社か参加したすべてのロボットは、まったく同じものを使用しており、ソフトウエアで違いを出していたという点です。

 次に、DARPAは米参加グループに実験結果に関するすべてを自由にできる条件で、資金提供をしているようですが、複数参加したグループのノウハウは、ハードウエアは共通のため、二次利用しやすい利点があります。

 この点は他国のランダムな戦略とは違って、端から実利を前提にした共同作業のようで、アメリカのAI戦略上の勝利と言っていいでしょう。

 それに、アメリカは今回の大会で最高で5位でしたが、コースに設けられた電波遮断エリアで、アメリカのロボットが自分で判断する能力が最も高かったのも、その技術力の相違を図るいい機会だったでしょう。

 日本が旧態依然のシステムで参加したと、言い訳をしていたのに比べ米との差は歴然で、結果を出していない日本は猛反しなければなりません。

 今回の成果は、アメリカにとっては大収穫だったし、日本にとっては後味の悪いものだったでしょう。


 それだけ本来のAIロボットのウイークポイントが明確になったということであり、主催者のしたたかさが際立ったということです。

 

 それを踏まえると、GoogleDARPAが結束すればどうなるか?
更に進化したAIは『人間らしく ”しっかり” しろよ!』と言われそうで、コ・ワ・イ。

 

 

人工知能が研究者に「人間らしくしろよ!」と怒り出しネット騒然
http://irorio.jp/nagasawamaki/20150630/241456/

irorio.jp