米VS中国、軍事衝突のXデーはあるのか?
中国の政治・経済の目まぐるしい変動は、あらゆる面でかつて誰も経験したことのない初づくしのように思えますが、アメリカや日本が中国を警戒する一方で、歩み寄りを見せる国もあって、アメリカ一辺倒の社会はかく乱されている気配さえあります。
現在中国経済は、かつて日本でも起こった「バブル崩壊」の状態にあるといあわれていますが、市場はいたって冷静に中国の市場を静観しています。
中国進出を果たす、日本大手企業も経過は楽観視しており、中国も大口投資の売り買いを凍結し、大量の売りをさせないようにしているためか、時間稼ぎは出来ていますが、中国の政策や企業の動向から目が離せない状態です。
アメリカが、中国に目をつけるのは、旧来から目の敵にしている共産主義国であるのと、アメリカの国債を大量に保留していることがあると思われます。
アメリカは、中国に対してアメリカ国債を売り捨てないように釘をさしていますが、出方次第では行動に出ないよう監視しています。
この2国の経済争いに日本はまきこまれれば、小国だけに簡単に吹き飛びかねませんので、単にアメリカに右ならえでは危険だといえるでしょう。
遅かれ早かれ、アメリカとはさまざまな部分で、袂を分かつ判断が迫られることになるでしょう。
今まで日本は蜜月の関係を通してきましたが、ここにきて独自の路線・自衛路線も考慮にいれていかなければならない事態は、軍事面での自衛手段の強化を国民に強いていく動きにも注意していかなければなりません。
今のところ、若者をふくめ大半が防衛は自衛隊に依存し、有事があっても国民は出兵することはないと言っていますが、かつての有事の際の教訓から、足並みをそろえるのは、並大抵のことではないでしょう。
【異論暴論】正論8月号 日本に残された時間はわずか 総力特集・日米VS中国、軍事衝突のXデー
http://www.sankei.com/column/news/150630/clm1506300011-n1.html