くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

米へのリニア技術売込みで「中国高鉄を制圧」牽制の狙い?

 

  中国では、先の世界最速を記録しギネス登録を果たした「リニア新幹線」(JR東海)の海外売り込みについて、メディアが評価報道されています。


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 中国の日本テクノロジーに関しては、一定の評価をしていて客観性もあると思われますが、今回の報道ではアメリカへの売り込みと、リニア新幹線が不普及するにあたっての問題点を指摘しています。

 

 この点は筆者ブログを始め、いくつかのメディアでも懸念されていて、高コストで厳密な管理が必要なるデリケートな商品だと言えます。

 現状、中国で走行している「中国高速鉄道」も、以前ずさんな技術管理の結果、大事故を起こしていている以上その車両管理・制御方法には、なみなみならない関心を持っているはずです。

 

 彼らはその技術を、以前のように日本から買うのか、自国で開発するのか。
現状中国高速鉄道では、日本のそれを上回る余地はありませんし、アメリカ大陸での新幹線敷設の成功は、大陸間鉄道技術の向上と同時に、日本とアメリカの相互共同関係が、強まる可能性が高いわけですので、国同士の力バランスにも影響が出るのは必至ですから、中国も監視の目は緩めないでしょう。

 前者を選択した場合、アメリカへの売り込みの成否によっては、中国が日本への技術協力交渉などの申し入れがあるかもしれませんね。

 

 いずれにしても日本が、中国にとって有用だと思っている間は、力で圧力をかけてくることはないでしょうが、牽制の意味もこめて、この評価は気を緩めるな、という警告にとっておいて丁度いいかもしれません。

 

 

 

サーチナ|日本の「世界最速」リニア技術・・・売りこみで「中国高鉄を制圧」が狙い!=中国メディア
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