コラボ事業による成果は? 「おもてなしガイド」アプリ実証実験開始
おもてなしの心とは。
オリンピック日本招致の会場で、美しき女神がジェスチャーして見せたパフォーマンス、以来私たちは日本古来の美徳に向き合い、模索する日々が続いています。
おもてなしの方法は、土地柄によってさまざまであって然るべきです
紹介記事あるツールのようなIoTを活かしたサービスは、最も実用性の高いものであり、企業同士が共同で新しいサービスを開拓する姿勢は評価できます。
そして何より、サービスを受ける海外からの観光者にも受け入れられやすいものであれば、さらに言うことはないでしょう。
ただ、こういったツールは、日本が世界の公用語「英語」に対して脆弱だと証明するものでも有ることを、肝に銘じなければなりません。
筆者はこういった手法を否定するつもりはさらさら無いのですが、これが在るからそれで終わっては身も蓋もなく、むしろ危険さえはらんでいるかも知れません。
翻訳した言葉は、相手に最低限の意味しか伝えていないということです。
おもてなしにとって大切なのは、その行為を通して伝える、見えない想いです。
相手方が趣旨を理解してくれた先から、日本独自の想いを理解してもらう努力が始まるのです。
生活習慣も、思想も異なる相手を、いかに日本の世界に引き込むかは、IoTとは異なった技術が必要ですし、これを習得するのに、多くの時間と努力が必要な事を忘れては、おもてなしは実現されません。
海外へ出向いてのおもてなし招致に必要な多くの難問にくらべれば、呼び寄せる際の難問は少なく出来ます、来ていただける外国人からさまざまな情報を吸収できる仕組みを持てれば、まだまだ成功の余地はあると思われるのです。
JALとヤマハ、日本語アナウンスを翻訳する「おもてなしガイド」アプリを使った実証実験
http://www.mdn.co.jp/di/newstopics/41537/