くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

日本らしい太陽光発電事業とは。先達に学ぶ

 

 ドイツは、世界でも早くから太陽光発電開発に着手し、様々な実績を上げていましたが、一方で様々な問題もすでに経験してきていて、今太陽光発電を主力の発電の一つに加えようとしている日本にとって、どこまで参考になるのでしょうか。

 

 

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ドイツも限られた土地の効率利用に、合理的な国民性を発揮しているようです




 日本は少し前まで、太陽光発電についてパネルの開発から、その発電で得た売電の仕組みまで結構積極的に開発をしていましたが、大手家電メーカーのシャープの失速や、売電効率が国が言っていたほど旨みが無くて、やや失速気味です。

 ただ、主力発電だった原子力発電の環境に与える悪影響が、クローズアップされた今、自然環境にダメージの少ない風力や太陽光などの自然をエネルギー転換する手法は見直されなくてはなりません。


 現実的にも当面は、相変わらず原子力・火力に頼らなければならない程、私たちの電力消費の現状は、とてもエコロジーとは言えない有り様ですが、それでも次の世代に引き継ぐために、自然環境に低インパクトな発電インフラの構築は、実現していかなければなりません。

 ここで問題なのは、経済成長を優先しすぎてその先の環境の成長について手を打たないのは結果が容易に想像できるだけに、避けなければいけません。

 

 さて、その環境の成長には環境にダメージを与えずに、発展する生活を支えるインフラは、効率よく計画的に開発していかなくてはなりませんが、その発電インフラ開発に「太陽光発電」は最右翼であり、今では世界各国で多彩なノウハウが構築されつつあります。

 もちろん日本でも、その技術力では決して劣る事は無いのですが、官・民・学の足並みが残念ながら揃っておらず、その本来の実力を発揮できていないように見受けられれるのは、残念なことです。 

  記事でも紹介されている、太陽発電先進国ドイツでも、最近経済効果から見れば失速感は否めないようです。

 しかし、欧州・アメリカ・中国などでは主要な発電インフラとしては主力ではないにしても電力供給の選択肢としては、重要な位置を占めているようです。

 日本はそれらの国々と比べ、効率のいい設備展開しやすい広大な敷地が持てず、そのために発電コストを下げるだけの地理条件がネックではあります。

 

 しかしその狭小地ハンディ克服が成功させられれば、環境に低インパクトなその他の天然由来の発電事業として販路も期待できます。

 また、風力・潮力などの選択肢もありますが、それらの中で最も開発効率の良い事業に絞り込んで集中開発するのもいいかもしれません。

 これらの中で最も有力な発電事業を、鉄道事業以外のアピールポイントとして、世界に売り込むための国際競争力への手段として、期待していきたいと思います。

 

 

太陽光発電の推進は、ドイツを見習え! | 澤昭裕
http://www.huffingtonpost.jp/akihiro-sawa/solar-power_b_7625302.html

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