空き家820万戸もの登記放置不動産の行方
空家対策問題の中で、その所有者にあたる方たちにとって「わっていても……」複雑化していく、所有権手続きの煩雑さに、あちこちで悲鳴があがってきそうです。
グレーゾーンの多い不動産の財産管理は負担も大きく、放置するケースも
空家が増えることで、近隣や地域でもさまざまな問題が表面化していますが、それにもまして、不動産財産の供与を受ける側もさまざまな家族形態の変化や、複雑な手続きによって、 現状を把握できない場合もあるようです。
筆者は幸か不幸かそのようなしがらみがないので、その複雑さは実感できる立場ではありませんが、本来自分の得になるはずの話が、場合によっては損になるケースがあるというのは驚きました。
日本は高価な不動産が限られてはいますが、そうでなくとも持っていればそれなりに資産となるはずですが、複雑なトラブルを避けるためか、手間のかかる手続きを経ないと管理できないようにしてあります。
これは国のいじめじゃないか?と愚痴も吐きたくなるほど複雑な確認と、書類手続きが必要で、すべて専門家に任せる人もいるくらいですが、それでも国に仲介を求めるか、当人同士で決着つけれればその方がいっそ楽にも思えますね。
日本は厳格さを重んじるために、その結果の負担を考慮しない傾向があるようです、日本語自体も多元的な解釈が出来てしまうため、その対処さらにその対処と本末転倒になってしまうのが、現況です。
相続制度に問題があるようにしか思えないのですが、相続者がトラブルに巻き込まれるのは悩ましい話です。
気が付いたら、自分がとんでもないトラブルに巻き込まれかねない問題だけに、相続対象になっているか、一度しっかり確かめてそうなった場合の心構えは決めておいた方がいいかもしれません。
<空き家820万戸>権利集約への同意難しく 登記放置し法定相続人増加
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2015061802000203.html