くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

まだまだ様子見空気か?自動運転の開発事情

 

  少し前に名古屋市守山区で、公道での自動運転車の試験走行が公開されましたが、その試験の中心になっていたのが、名古屋ではもっとも最先端の研究をしていると認知されている「名古屋大学」です。

 

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ベンツ・ボルボ社などトラックの自動運転化の方が、実用化が早いかも 



 この大学、あのノーベル賞の話題でも出てきた東海地方でも屈指のエリート校ですが、その冠のとおり、世界でも注目されている最先端技術を様々行っているのでも有名ですが、今回は世界中でももっともトレンドな「自動運転システム」です。


 このジャンルは、本家自動車メーカーだけでなく、アメリカの某ITメーカーも参入したことで、話題になるなどもっともホットな技術競争です。

 米Google社が、地図データ計測で培った技術を応用して開発を始めたのが話題になりましたが、追うようにApple社もIT自動車を開発。
 日本でも大手の日産が開発着手が早かったのですが、電気自動車と同様インフラ整備の標準化という問題から、一企業ではとても解決できない問題も解っててきました。

 例外として、超が付く大企業であるGoogle社は別として、開発の殆どは国を巻き込んでの、共同開発に落ち着てきていますので、今回記事の発表も妥当な所でしょう。

 漸くオールジャパンの体制が整いつつあるということでしょう、しかしまだ真のオールジャパンというには心もとないですが、これをきっかけに各分野の専門企業とのの協業が実現すれば、今回の共同研究も生きて来ると思われます。

 ただ、今回のような中途半端になっているのは、ハイブリッド充電ステーションの規格食い違いで欧州・アメリカとの統一争いで収拾がつかなくなったことなどで、正直、各社及び腰になっているのが正直なところでしょう。

 いずれにしても、やる以上は標準化の部分で頭を取らなければ、高額な予算をかけての勝負になりますから「けん制」の空気が、なんか盛り上がりに欠けると感じるのは、筆者だけではないでしょう。

 ただ、国内で官民学が結束したことは、大きな一歩ですね。

 

自動運転の開発、名古屋大に拠点 トヨタ・パナなど集う
http://www.asahi.com/articles/ASH6D4Q4QH6DOIPE013.html

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