くろま流 × NAGOYA式 ブログ

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安保法制のリスク説明、納得させる度量

 

 某討論番組で、かなり右っぽい女性のゲスト論客が「自衛官は戦闘を恐れていない、指示があればいつでも命を捨てる覚悟を持つ」と言い切りましたが、筆者は自分にその覚悟を持たない者に言い切る資格は無い、と申し上げたい。

 

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 ぬくぬくと身の安全の保障される場所で安穏と生きている者に、なぜそこまで言い切れるのか、理解できませんでした。

 あの太平洋戦争の時分でさえ対面は「お国のため」ではあっても胸の内は「なぜ自分が?」だったのです、それが人間の本音であって、決して恥ずべきことでもないと思っています。

 なおさら、平和の時代に生かされている私たちが、どれだけ緊急な有事であろうがその時になって「行きます!」と命を本気で捨てる覚悟ができますか?
 間違いなくできると言い切れるのは、実践経験のある「プロ」だけですよ。


 むかし、庶民の間に「隣組」という近所をお互い監視し合うような、共産主義的な制度がありましたが、その隣組よろしく義務を国民に課して自衛官を戦場に送り込むつもりなんでしょうか?


 確かに、彼らは文字通り「国を衛る」ために働いていますが、わざわざ武器を持つリスクまでしょわせて送り込むのは、国が「この者たちは闘うために来た」とお墨付きをしている話で、相手にすれば「的(文字通り)」にしてもいいのだと正当化させることになるのです、それを総理は国会で「当然」よばわりしてでも正当化しようとしています。


 単に自衛無くして、金だけで「平和」は得られるものでないのは確かでしょう、その備えを国内で粛々と準備しなければならない時期になっているのも解ります。

 しかし、まともな説明もなしに、数を頼んで押し通そうとするような政府が言う、「お国のために」のセリフは、あまりにも他人事過過ぎて、国民からして自衛官に「お願いします」とはとても言えないのですが、いかがでしょうか。

 

 


(対談抜粋)山崎拓vs.岡田克也対談
山崎:一括法案の中に、PKOの改正も入っているんですね、これだけで1国会やるべき筋合いの大きな改正。国民の皆さんは、そんなものが入ってるということすらわからないんですよ。PKOは、今まで自衛隊がある程度丸腰の状態で行って平和維持活動に参加してきたけれども、今回は「任務遂行」に武器を使えるようにする。武器の範囲がグッと広がるんです。ルワンダに派遣した時に、機関銃を1丁持たせるか2丁、3丁持たせるかという議論をしたくらい、武器の携行に国民の批判があったわけです。今回はそれはまったく議論されないまま、何でも持っていける話になる。

岡田:全く同感です。PKOの武器使用について、「自己保存のための武器の使用」という論理で認め、周辺の同じ部隊など、苦労して論理構築して範囲を広げてきた。それがいきなり、「任務遂行のための武器使用」という、次元の違う話になっているんですね。「夏まで」と言ったら、ほとんど委員会で議論する機会がないと思うんです。国民もわからない。しかも今回、PKOだけではなくて、例えば治安維持などでも派遣できるようにしようというんですから、大変な話です。(対談抜粋)

 

 

安保法制で「リスクは間違いなく高まる」 背景にある真の狙いとは? 山崎拓vs.岡田克也対談

http://www.huffingtonpost.jp/2015/06/03/national-security-yamazaki-okada_n_7502616.html

www.huffingtonpost.jp