くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

流出した年金情報の、国際的価値の重さ

 

  2chで今月1日に年金機構に登録された年金に関する個人情報漏れがリークされてはや10日が過ぎましたが、果たしてどの程度まで対応が完了しているのでしょうか? いやいや、わが身の火消しに奔走しているようですよ。

 

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この事件は、既に犯罪級です「年金クライシス」と言われても過言ではありません

  

 

 情報が漏れが世間の知る前に、本来ならしかるべき発表があるべきでしょうが、ネットからの情報漏れがいかに早いか、機構の役員は身をもって知ったと思いきや、未だに火消しに奔走するばかりで、明確な対応すらおぼつかない対応の遅さは、うわべだけの反省に終始しているようですね。

 

 そもそも、日本は世界の情報管理の常識からみて、非常に甘く「スパイ王国日本」とまで言われる状態です、これは個人や企業というよりは、政府の対応が後手後手に回っていることを意味しています。

 その原因は、危機管理が先進国の国際レベルに達していない事を暗示しており、政府の情報管理の甘さだけでなく、一説には政府役人の英語能力の低さが関与しているとも言われます。

 危機管理に必要な国際情報や、最新の重要な情報は日々出ては消えていきますが、多くは英語で流されており、それをいちいち少ない翻訳家が訳していてはとても太刀打ちが出来る筈がないのです。この風潮が、民間企業にまで及ぶ今では、この危機感に敏感に気付いた一部の民間企業を除いて出遅れているため、既にアジアのビジネスシーンでは、勝機を先進国へもってかれている問題まで起こっています。

 この状態になって、今更英語スキルのある即効性のある人材をかき集めても、分母が小さいので「焼け石に水」です。

 それはさておきそうしている内にも、国際的には保留預金の多いとも見られている、政府お墨付きの良質な「個人情報」がある程度のスキルがあれば、入手可能な状態を、関係者はどう責任をとるのでしょうか?

 その結果によっては、日本の債券価値に影響を与えることだってあるのにも関わらず、ですよ。政府は当面問題ない「防衛」の問題を保留にしてでも全力で対策実施に当たらなければいけない時期に。

 

 この結果においては、世界における日本の能力が試されている貴重な時間が既に10日も経過しているのですよ、アジアナンバー1が呆れますよね。
 政府トップの総責任者は、恥ずかしくないのかなぁ。

 日本はアジアでも群を抜いて突出した先進国であったはずが、政府の情報管理の甘さと、国際スキルの稚拙さで、何度か今以上に世界に食い込むチャンスが何度もあったにも関わらず、自主的な鎖国と短期で成り上がった放漫によって、ただのアジア先進国の一つに成り下がってしまいました。


 かつて、太平洋戦争の初期にもあった、転換期にも政府が戦況を歪曲し隠ぺいしたために、国の運命を泥沼に追いやった経緯の猛省が、すでにどこへやら行ってしまったのでしょうか。

 日本政府は、自らの国民をうわべだけの情報操作で、なだめすかせられると高をくくっているのは、なんともお粗末すぎるとしか言えません。

 

 その間にもアジアは、いや世界は、お役所がわが身の回りの火消しに始終している間に、ビジネスチャンスという外堀を、どんどん埋めてきているというのにです。

 非常に残念なはなしですね。

 

 

口座情報は別システム 流出した年金情報
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015060802000124.html

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