くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

若者トークを傾聴、こういう考えもあるのか

 

 コメダで調べ物と書き物の準備をしている時に、たまたまとなりのテーブルに座った2例の若い女子の会話でくわしたので、興味の起こった事を記事ります。
 
 

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イマドキ女子は、単にガールズトークだけじゃない

 
 
 特に面白いとか、内容がどうとかいうことでは無いのです。しかし経験のある方はお分かりだと思いますが、聞きたくなくても聞こえてしまう音量なんです。
 幸いにもけたたましくもなく、こちらの作業に支障はありませんでしたし、特に周りに気を使って話す様子もないので、ついでに自由平和の国の女子はどういう考え方をしてるんだろうと、聞こえるともなしに作業をしながら考えの分析を始めました。
 

一例目

 高校生三人が自由を謳歌しに隣席に座ってお喋りし出します、朝の8時過ぎでしょうか。
 
 会話から察すると、彼女達は遅刻リスクを承知で息抜きに来ているようです。現役高校生が登校のリミットが何時なのか?知りませんが、時間を気にしながら、世間話をしています。
「ふーん、羨ましいな」
とまず、筆者は感じました。
 筆者の時分には、登校前に喫茶店へ寄る発想自体無かったので、柔軟で自由だなとは思いましたが、話の節々にやたら時間を気にする言葉が混じり、単なるサボリや、バックレとは違うようで何だろうと思っていると、慣れた様子で遅刻の言い訳が通る時間を気にしていると解りました。
  これ自体何の事はありませんが、今自分の高校生ってしたたかなのか、単に無防備なのか、解りませんね。 不良とまじめを両方しようとしてるような、いやそもそもそんな区別認識自体がないのかもしれないと思いました。
 
 三人は9時になると申し合わせたように、ササッと準備して店を出て行きました。
 
 
二例目
 三人組が去って、間もなく二人組のハタチ前後の女子がやってきます。
席に着くなり、何かの討論を始めました。
 はきはきと問題提起を初めて、耳に心地よいので、
「女子の討論か、面白そうだ」
第一印象はそう思いましたが、内容が意味不明です。
 どうやら彼女らはビジネス系の専門学生か、経済専攻の大学生と思われ、適切に専門用語や略語をまるで隠語ののように織り交ぜる様は、本格的です。
「なんか、カッコいいぞ」
 筋も通ってそうで建設的に聞こえるのでどれどれ、と少し聞き入りますと、どうやらサークル・メンバー組織の改善案や見直しを論議しているようです。
「ほうほう、頼もしいじゃない」
 とさらに聞き入っていると、あれ?なぜか聞けば聞くほど、頭が痛くなってくるのです。
 なんで?と思いながら分析しだすと、建設的ではありますが話が殆ど前に進まないばかりか、そのムズカシイ話にプレゼンする側が混乱しているのです。
 受ける側は、合の手を入れてはいますが、それが更に迷宮を誘います、オジサンもついついツッコミを入れたくなるのをガマンし通しでした。
 結局筆者が作業を終えて帰るまで続いて2時間ほどでしょうか、それでもしばらく終わる気配をみせませんでしたので、そのあとどこまで論議が続いたか判りません。

 その後の筆者の頭の中は、しばらくさっきの論議がループしておかしな状態でしたが、結局頼もしい筈の未来の経営者?達の論議の感想は、
「実務だったら、10分で終わせなきゃイケない話じゃね?」
 という結論で、漸くスッキリしました。
 彼女らのビジネスQCがどこまで実を結ぶかは、筆者知るところではありませんが、それを延々と貴重な筈(だと思う)の時間を論議そのモノの為に費やす若者のパワーに、筆者は頭が下がりました。
 
 
 2例目には混乱させられましたが、どちらも平和そうでいいな、と思います。
今時の若年世代に少し興味を示すと、彼らは日本の将来を憂いていいると聞きますが、以外とそうでも無く伸び伸びと大人になろうと努力してるんだろうなぁと、今時の自由感を体験できたいい機会でした。
 

 筆者は働くようになってから、漸く自由を選択出来るようになりました。
 金銭については未だに束縛されているものの、時間においてはすくなくとも今自由ですが、彼女たちは生まれながらにして自由で、生活も保障された社会で目いっぱいやりたい事ができている自分の周りをどうとらえているんだろう、といい意味でも悪い意味でも羨望のまなざしで見ました。

 今回の結論は、思ったほど彼らは将来を憂いてはなさそうだと安心できた事です。
 
 いずれ彼らの世代に筆者も支えて貰う事になるんだな、っとじじむさい思いがふとした、筆者の自由時間でした。
 
 
 

『子ども・若者白書』徹底検証〜内閣府分析「自己評価が低く、将来を悲観している」は暗すぎないか?
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