くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

「3つの重大な……」地方に必要な足元を見る目

 

  地方創成に向けて政府・地方自治体は、計画を立てて結果もチェックしているのに、成果も出ない自治体が続出しているという、聞き捨てならない「3つの間違い」とは?

 

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地方創成の、中央との連携がかみ合わないのでしょうか?


 

衰退を招く「3つの重大な間違い」とは次の3つと説明しています。

1)戦略や計画が「対症療法」にしかならない

2)達成しても無意味な「目標設定」がひとり歩き

3)「根本」を疑わず、改善ばかり行う

 これらが誤ってくると、現場は「誤った目標達成」を強いられ、疲弊してしまうとし、逆に「問題」を「チャンス」と捉えた取り組みを発展させることで、遅れてしまった期間を取り戻すほうが大事だと解説しています。

 どれも、足元にしっかり地についていないために起こる問題ばかりですね。
自分の立場が常に安全な場所にいる役員には、その問題の切迫感は決して伝わりません、そこにあるのは「机上の空論」だけです。

 

 では真逆の「現場の実践」とはなんでしょうか?

 破たんした地方自治体として話題にもなった北海道夕張市が、ここに来て再生への取り組みにようやく結果が出だしたことで、注目が集まり視察団も各自治体から視察も始まっているそうです。

 若い市長は、前例のない取り組みに、根本的に考え直し前向きに改善を進めた結果、だれも取らなかった「甘くならない果実の実」をあえて拾って育てた結果、市民の間に信用と、徐々にではありますが成果の出ていることに安堵していると言います。

 成功しつつあるということは、上の間違いを起こすことなく取り組んだ結果であり、それを見習う余地が多分にあるようです。

 中央との足並みを盲目に正しいとみなして、無理に揃えようとした結果、中央も見えていない地方の足元の問題を見落とすという、お役所の慣習が明らかに見えているのは、気づいていながら正さないうわべ処理だと気づいてもいい頃だと思うのですが、いかがでしょうか。

 

 

地方の衰退を招く「3つの重大な間違い」とは

http://toyokeizai.net/articles/-/70936

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