育児環境を改善していくために諦めないこと
お子さんをお持ちの方が、子育てが原因で働きにくい社会にしてしまったのは、有権者の要望を実現しなかった政治家と、それを是正できなかかった有権者にも責任はあるかもしれません。
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今すぐ効果がある話ではないですが、まずは意識を持ち続けてほしいので、希望のある話題を紹介します。
話はいろいろ聞いてはいましたが、ある番組の特集で、デンマークの福祉・子育ての支援環境の様子を放映していまして、日本とのギャップの大きさに改めて衝撃をうけました。
簡単に紹介すると、子持ちの家族に対しての職場の理解が社会レベルで実現されていること、これが十年ほど前から国・コペンハーゲン市レベルで取り組みだしての現状だそうです。
夫婦共働きで、週5日で9時から午後4時勤務、子供の学校送り迎えも夫婦交代で取り組み、食事も交代して当然のように平等に子育てします。
結果、お父さんも子供とのコミュニケーションもとりやすいようですね。
スーパーでは男性の買い出しも普通の風景、買い出し戻っても5時、そこから夕食・洗濯をしても夕方には夕食を原則家族一緒にできます。
北欧は物価高だと言われますが、デンマークは日本のそれと比べてまま安い程度。
仕事は、一般にワークシェアすると労働生産性は落ちると言われますが、夫婦で各7時間労働、合計14時間働くので生産性は同じ、しかし個人の時間は十分とれるので、子育てしやすく、1990年あたりから、日本とは真逆に出生率はアップしています。政策で夫婦で働きやすい仕組みや、出生しやすい法制度に取り組んだ結果せしょう。
これは冒頭にも書いた通り、国民の政策参加意識の高さがあるからです。
国民の政治参加の意識が高くて、投票率は低くても80%は当たり前の意識をもっているようです。
消費税は前から言われている通り、25%で負担は一見大きいですが、医療費・教育費負担が実質無いことをかんがえると、納得の上での税率でしょう。
また国民せいでしょうか、ママさんたちは、余暇にカフェの外周りにベビーカーを停めて、寝た赤ちゃんはそのままでママは中へ、起きている子だけ一緒に入ります。
「外の方が良く眠る」日照時間が短いこの国は、日に少しでも当てたいと、元気な子が育つと言われるのもあるそうです。
でもちゃんと赤ちゃんアラームで監視できるので安心だそうです。アラームが鳴れば、かごごと取り出して、中へ一緒に入ります。
また、デンマークの人は、社員食堂や、コインランドリーなど共有スペースはシェアしてそこに集まる他人同士で楽しむ文化もあるようで、若い者が高齢者をボランティアで散歩に連れていく仕組みもあるそうで、若者も高齢者も、家族や他人でもうまくコミュニケーションを取れる仕組みがあるのは羨ましいか限りです。
さて、他国の幸せをグチの様に書いてしまいましたが、日本では年金の管理や還元について、様々な問題を政府は造ってしまいました。
それは私たちの管理が甘かったと一歩引いて考えた時に、デンマークの取り組みの様に、有権者が政治に関心を持って、政治家の行動を厳しく見張る習慣をもって、変えていけば好転するチャンスは十分あることが、解っていただけたらと、あえて紹介しました。
あまり即効性のない話題で恐縮ですが、変えていきましょう。
非正規で働くママ、今ドキの託児事情とは?
http://toyokeizai.net/articles/-/71167