くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

伊方原発。 年内再稼働3例目、キター

 

 怒涛の、原発再稼働決定3軒目、芋づる式にこのまま全原発再稼働、いっちゃいますかー?……といった勢いに戸惑う人は居ないのでしょうか。

 

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海の横に建てられているのは単に冷却・排水の効率がいいだけで安全面のメリットが小さい

 

 

 すでにサードインパクトは始まっているようです、第3の白羽の矢がたった伊方原発が再稼働に向けて稼働準備を始めようとしているのですが、この原発は地理的に微妙な場所に建てられています。

 まず、もっとも近々に起こると警告されている、東南海地震震源とされる南海トラフのすぐ近くです、しかも四国の西沿岸の日向灘は関サバで有名である通り、海流の速度も速く、もっとも地震発生時の予測が難しいとされる深部と浅部のプレートの動きが異なるとされる場所の東にあります。

筆者ブログ記事
避けられぬ災害:地震と向き合う気の遠くなる研究

 

 この地域南海トラフの西部は、東部と違う動きを見せていて、ようやく九州の大学群が調査を始めたところです。

 また海に面しており、上の写真では分りにくいのですが、全面の堤防より内側敷地は海面より低いG.L.(グランド・ライン)に建設されていますので、敷地が浸水した場合は何らかの排水装置が働くと思われますが、すでに福島原発で証明されている通り震災が発生した場合、機能する保証はありません。

 現地では広島に近い原発としても知られているようで、地元のみならず各地からも抗議がおこっているようです。

 しかし大勢が賛成なのでしょうか?おおむね再稼働の方向で動いているというのですが、上記の点などの説明は原発周辺の地域住民に説明されているのでしょうか。

  地域に根差した雇用が小さくないのは、他の原発と同じではありますが、地震津波災害時のリスクを考慮されているのでしょうか。

 おそらく稼働推進派は、単に原発の程度の良いもの順に稼働を進めようとしているのだと察しますが、そのおかれている周りの状況を考慮していないように見受けられるのは、筆者だけではないと思います。

 

 

 

伊方原発、事実上の合格 - 3例目、年内再稼働目指す
http://www.47news.jp/CN/201505/CN2015052001000918.html

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