くろま流 × NAGOYA式 ブログ

地域産業・観光を広い目線から、東海・名古屋あるあるをリサーチ。

避けられぬ災害:地震と向き合う気の遠くなる研究

 

 ボディーブローの様に、じわじわ迫りくる「東南海地震」については着実に研究はどのように進んでいるのでしょうか。

 

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 地震の仕組みって、複雑で専門家でないとなかなか理解が難しくて、地震に関する報道番組で出てくる専門家の解説を聞いても、モヤモヤとした結論しか判らないですよね。

 筆者もどれくらい難しいのか、今回の東海地方でも他人事ではない「東南海地震」に深く関わると言われる「南海トラフ」ついて、九州の大学が発表した地震研究に触れてみたいと思います。

 

 東京大学地震研究所がまとめたサイトの文献を拝見すると、南海トラフ(西日本側全域の南部に横たわる海底地盤の沈み込みの溝)の北側の海底地盤は、九州日向灘辺りを境に、東は深部と浅部の地盤が固着していて、西は比較的ズレ易い地盤だそうです。

 今回の発表は、その西側の海底地盤について2013年4月から7月の三か月間新たに海底に観測器を追加して調べた結果です。

 頻繁に自身が発生しているその西域の地盤の浅い部分でも、ゆっくりとした地滑りが発生していて、深部しか解明できていなかった地震の地盤移動のズレを初めて計測できたというものらしいです。

 

 振動波の切り分けと浅い地盤のとの関連性の解明には役立つものとおもわれますが、もちろんコレが具体的な自身の構造を説明しきれるものではなく、新たな研究課題を追加したにすぎません。

 ただ振動波からの違いの区別が出来るようになった事で、東側の固着層に比べて複雑な西側の地盤の動きを見定める方法の、手がかりを掴んだことは間違いなさそうです。

 これだけ複雑にプレートが入り組んだ場所の地震のメカニズムが、少なくとも筆者が生きている間に解明されるとは思っていませんが、世界でも最先端と言われる日本の地震研究は、必ず世界の人々に役立つものと信じています。

 

 何よりも日本に住む人々にとって、地震と言う脅威への注意喚起による、自覚がいざという時の心構えに役立ちます。


これが日本に生まれ・育った者の、避けられない宿命です。

 

 

浅い所でも「ゆっくり滑り」=南海トラフのプレート境界-日向灘で観測・九州大など
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201505/2015050800028&g=soc

www.jiji.com

 

東京大学地震研究所
南海トラフ西方プレート境界浅部すべりについての新たな知見

~九州東方・日向灘で発生する浅部低周波微動の発見と移動特性の解明~

http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/?page_id=479&id=7567