お母さんに優しい国で、なぜ母子家庭の収入は増えないの
マクドナルドが、ママ目線で安全確認を強化方針、月1回製造現場見学などで、信用回復を目指すことを発表したそうです。
どこの国でも母は強しとは言われますが、「お母さんに優しい国」という判断基準で国際NGOの団体が世界ランキングを母の日に向けて公表したそうです。
1位を始めベスト一桁上位は、フィンランドをはじめとした北欧諸国・EU諸国となっていて、日本は全世界ランキングで32位、先進7カ国(G7)の中では6位です。
近隣国では、中国はかなりランクをさげていますが、韓国とはほぼ同水準の模様。
保健・栄養、教育、経済の分野ではトップの国々と同じ水準であるにも関わらず、女性の政治への参加の指標となる女性議員の割合が低いために、水準を下げる要因になっているようです。
さて、母は強しとは言え、ここ急増するシングルマザーではどうでしょうか?
男女雇用均等法がある事になってはいますが、決して文字通り機能していると疑わない人はいないでしょう。
男女ができる仕事、女性が向いている仕事、女性しかできない仕事、いずれにしても男性がしている仕事に比べると、問題があるようです。
「そもそも、戦後一貫して、日本のシングルマザーは8割以上が働いています。各国と比較しても、就労率はトップクラスで高いんです。それでも貧困率が高いのは、就労による収入が低いからです。女性の賃金が低い、特に子育て中の女性の賃金が低いという労働市場の構造的な問題です。『言い訳』『ポーズ』的な就労支援で収入が上がるわけはありません」(記事文中:赤石さん談引用)
政治でも企業でも、主要な責任と高収入な役職は男性が掴んで離さない慣習があるようです、それが日本では世界にくらべて 強い。
長年男性が社会を引っ張って来た自負と意地がそうさせるのでしょうか、なかなか女性の潜在能力を引き出そうとするトップ管理者は現れないようです。
男性がそうしてきたように、女性もリスクをとった改革をしなければ、認められないという事でしょうか。
それならば、男性はその分子育ての負担を少なくとも半分は持たなければ、フェアでは無い気はしますが、男には父性本能はありませんから、子供に対して不器用な点が露呈しているのかもしれません。
女性は母役(子育て)と父役(収入確保)の両方を果敢にこなそうと闘っています、その姿をみて、男性は委縮してしまっているのでしょうか?
この問題の側面として、男性が許容して越えなければならない、試練と心得られるかにかかっています、そうした状態になって改めて父役と母役の役割分担を再構成しなければ解決しない問題です。
「お母さんに優しい国」日本32位 国際NGO分析http://www.asahi.com/articles/ASH575T81H57UTFL00R.html
なぜ母子家庭の収入は支援を受けても増えないのか
http://diamond.jp/articles/-/71127