日本の根幹的な、エネルギー需給の理想
日本は地理的に火山大国で、今のところ災害などの面でしかなかなかちゅうもくされていませんでしたが、小規模ではあってもその恩恵を利用して地熱発電のノウハウは各研究段によって開発は進んでいました。
しかし、そのエネルギーは無尽蔵にもかかわらず、現実には化石燃料の輸入による火力・原子力による電力供給に頼ってきました。
また海外で、同じような境遇に立たされているハワイには、石油や天然ガス、石炭といった化石燃料が存在しないにも関わらず、ハワイ州で使用するエネルギーの90%は石油に依存し、そのうち71%はアメリカ国外から輸入した石油となっています。これは全米の中で最も高い数字です。
どちらも火山大国であるにもかかわらず、その恩恵に預かれないのは不合理な話ですが現実で、その上先の東北震災・津波による福島原発廃炉の問題で浮上した、発電を原発に頼る危険性にまつわる論議が拡大もしている現状です。
ドイツでは、脱原発を目指す最右翼ですが、その原発コストを下げる試みが国の予算を圧迫していると問題になっているそうです。
ドイツは火山国ではないので、発電は火力(石油)、太陽光・風力に頼らざるを得ないため、結局近隣国をとおして石油を調達するコストが問題になりますが、日本はそれ以外に先の地熱・波力、風力などの膨大な熱た運動エネルギーに恵まれており、研究の実用化が急がれます。
緊急災害時の自家発電での電力供給には、下記の供給システムが実用化されているようですが、このままだと日本もドイツのように、予算を圧迫しかねないと懸念されています。
ただコストが低いからと言って、次の世代へ負の遺産を引き渡すのは問題放棄にならないでしょうか。
東芝、太陽光発電で水素を貯蔵する自立型エネルギー供給システムが完成
http://response.jp/article/2015/04/21/249480.html
ドイツの脱原発コスト、9兆円に増加も=報道 | Reuters
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0NC0ID20150421