くろま流 × NAGOYA式 ブログ

地域産業・観光を広い目線から、東海・名古屋あるあるをリサーチ。

モノ言う住民が、地域を変える?

 まるでショッピングモール!?何でも揃う…驚きの病院。

『南生協病院』

 年齢差を超えたコミュニケーションの場、普段非日常の病院と言えども、日常生活の風景の一つとして、『誰が立ち寄ってもいい』そういう空間に。

 

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 地域住民が様々な要望を出して作り上げた、あえて自由バラバラに意見を出し合う事が、いい地域社会をつくる秘訣。

 一風変わった病院つくりを取りまとめた、南医療生協専務理事成瀬幸雄氏

 いま、地域革命が始まる。(カンブリア宮殿

 

 人口減少で過疎化・人の繋がりが薄れ、コミュニケーション不足による、自治活性化が難航している自治体が増えています。
 これを『消滅可能性都市』という表現がありますが、そう言った自治体は、現在、消滅可能性都市:全1741中、896自治体。
 幾つかの自治体でそれを解決する試みが実施されているそうです。

群馬県川場村の田園プラザ:道の駅で村交流の場、イベントで機会創出。

高知県四万十市大宮地区 小売店お母屋産業、小売店を開き、交流スペース。

 

 そして、愛知県名古屋市緑区の試みは、南大高駅の新興住宅地の駅ちかくにある一風変わった病院を紹介しています。

 病院は開放的、ロビー2Fにフィットネスクラブ常設、病院要らずとの声も。
その病院敷地内には、石窯パン屋もオーガニックレストラン、保育施設も完備され病院の枠を超えて、より近隣住民が利用しやすい工夫も沢山あるそうですよ。

 ロビーを挟んで、病院らしくないゾーン、らしいゾーンに分けロビーは駅と住宅街の通路にもなっていて、自然な動線も組み込まれて利用しやすくしています。

『早く仕事に行きたい、気持ちを喚起する目的』
と言う、病院の患者に対してのメッセージでもあるんですね。

 生協でも、購買生協・医療生協・共済生協などがあり、今回は医療生協の7500人の組合員が3年9か月もの間議論して、要望を集めたキラリメッセージというDBは貴重なノウハウになる。こういった集団協議を『千人会議』と呼んでいるそうです。

 オレンジ色エプロンの組合員ボランティアが院内でサポートしている。

 リタイア者の地域ボランティアの受け皿、まとめ役にも。

 入会金、積立金は入院費、治療費にも充てられるし退会時に全額戻る。

 病院前と駅前との間の空き地活用に、『南生協 よってって横丁』
若いお母さんの交流の場スマイルママフェスタ・イベントで、育てる楽しさを共有する意図と、3から8階はサービス付き高齢者住宅を設け、1・2回のコミュニティスペースを繋ぎに、高齢者と子育て世代の交流の場所に考えているそうです。

 こちらは4月1日オープンしたそうです。

 1Fには、『さいさいレストラン』。
 2Fスペースでエクササイズのママと、喫茶スペースの老人に声をかけ、子守の依頼するなど、人間の心理動線を巧みに作る試みは秀逸です。

 世代を超えて地域の人々がつながる、立場の異なる者たちが混ざって地域づくりできる環境を実践していくそうです。

 

 最期に、岡山県真庭市の取り組みが紹介されました。

『敷地8割が森林資源の林業の街で、間伐材や、端材を活用せよ。』

手入れの行き届かない山林での間伐材の再利用に、大胆にも大規模な施設を建設。

『木質バイオマス発電施設』
これによって、工場の電気代2億円からゼロ+売電収益21億円も出たと言います。

 大がかりなバイオチップ専用加工工場・施設で、市内山林の間伐材の有効活用を推進、山主も今まで金を産まなかった残材買取してくれることで、少額ではあるが収入になっていると言います。

 次の一手、一大プロジェクトで新会社設立し、巨大施設で新規事業で40人の雇用まで創出した事も紹介されました。

 

  地道ではありますが、今まで元気が無いと言われていた地方自治体の、頼もしい取組が紹介されるようになってきたことは、新しい可能性の兆しが見えて希望が持てそうな気がします。