くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

ふるさと納税:お得なんだけど、エスカレートする自治体間競争

 日本の景気が上向いてバブルを警戒する動きも緩みだしていますが、ふるさと納税なる税対策に国民の加熱する消費欲の矛先が向かっているようです。

 愛知県内は一部除いて返礼品は無いとのこと、寄付金は税控除対象となります。
有体にいえば、節税の皮を被った税のがれ手段みたいになるのはどうかとはとは思いますが、他県に比べればその点名古屋は影響を与えないものの、ここで本来の目的を再確認してみてはどうでしょうか。

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 出身地や応援したい地方自治体に寄付できる「ふるさと納税(のうぜい)」制度が1日から拡充(かくじゅう)されました。安倍政権は「地方創生(ちほうそうせい)」を掲げており、がんばる自治体を税制面(ぜいせいめん)で応援するためです。ただ、寄付の見返りに高額な商品でお礼をする自治体が出るなど、競争は過熱気味(かねつぎみ)です。納税者に共感が広がる制度に育てることが課題(かだい)です。

 ◆4月から制度が変わったの?

 ◇寄付上限増え、手続き簡単に

 Q そもそもなんのための制度なの。

 A ふるさと納税は、第1次安倍政権で「税制を通じてふるさとへ貢献」することを目的に検討され、08年度に導入されました。14年度の寄付総額は142億円で、初年度(73億円)から倍増(ばいぞう)しました。

 ふるさと納税は寄付で、自治体がお礼をすることも可能です。お礼の品物(返礼品(へんれいひん))に特産物を贈れば、地場産業のてこ入れにもつながります。

 Q 返礼品にはどんなものがあるの?

 A 鳥取県は特産の松葉ガニや岩ガキの他、14年度から鳥取砂丘でのパラグライダー体験や梨狩りなどを加え、156品を用意しています。長野県では日本酒やコメ、熊本県ではデコポンや馬刺しが人気です。

 ◆特色ある返礼品が増えているの?

 ◇自治体が工夫、一部で高額品も

 Q 特色のある返礼品もあるらしいね。

 

  と言った例からも解るように、政府は地方の自治色をこれでより打ち出そうとする動きだそうですが、実際の自治とは直接的に関連はなく、魅力度によって更なる格差が懸念されていて、まだまだ色々出てきそうです。

 

ふるさと納税:過熱する自治体間の狂騒 今後の課題は?
毎日新聞 2015年04月06日
http://mainichi.jp/select/news/20150406k0000e040121000c.html

mainichi.jp