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東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

「日本の若い人が歴史を学んでないのは過失」インタビューの波紋は?

「日本の若い人が歴史を学んでないのは過失」元満州映画協会(満映
緒方用光さん証言ドキュメント(引用記事)

 

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 阿部政権が、靖国は正当なものだという閣議を決定しています、それを受けて中国・韓国は然り、国内でも様々な物議を醸しています。

 こういった背景のなかで、緒方さんのインタビュー記事に注目してみました。
 当時殆どの国民が軍の情報統制を受けた中で動いていたのに対し、緒方さんはその影響を受けないつまり、当時の世界情勢がほぼ俯瞰できた立場だったということでしょうか。

 日中戦争は、決して正統なものではなく『侵略』だったと、戦争当事者の方が結論されている、筆者の父母も戦争当事者にあたりますが、戦後もその様な事は言っていませんでした。

 立場にもよるとは思いますが、靖国神社を否定する人は考えられませんでした。
戦争の犠牲者を、戦犯が祀られているからと言って、決して差別はしないのが日本人のスタンスだと考えていました。
 その考え方は理屈で言えば矛盾しています、世界的俯瞰で観れば日本はドイツがそうしたように、戦犯を認め中国・韓国の主張を受け入れるのが全うになります。
 それを日本政府がしないのは、全うでは無いのでしょうか。

 現状の世界との付き合いにおいて、日本のスタンスを示す、良い意味でも悪い意味でもその時期に来ているのかもしれません。
 政府はどんなしがらみや、事情があるのかもしれませんが、今までの様な安易な言い逃れをしなくなった政府は当然、たたかれるでしょう。

 緒方さんは、当時を知る数少ない当事者の中でとても貴重な方だと思います。
その立場での、今の『近代日本の歴史を知らない』人たちへ憤りを訴えています。
 私達は、単に彼の意見を論破して終わらせればいいものではなく、重く受け止め近代日本史を様々な角度で自分なりに学んで、 今後避けては通れない『日本人としての覚悟』を持って生きなければならないと仰りたいのでしょう。

 
「日本の若い人が歴史を学んでないのは過失」満州映画協会(満映)に勤務されていた緒方用光さん証言ドキュメント
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関根健次  投稿日: 2015年03月26日

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緒方用光(もちみつ)さん。1924年2月11日、神奈川県藤沢市宿生まれ。現在91歳。映画配給会社、九州シネマ・エンタープライズ(福岡市)現役社長。前九州ヘラルド社長。最初に入社したのは満州映画協会(満映)だった。