くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

愛知・名古屋の路上アーティストに「ライセンス制度」導入へ

 路上パフォーマンス。アーティストとして、自分の才能を試すチャンスとして、またプロのパフォーマーの興行の場として、名古屋でも認知された感がありますね。

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 プロは別として、最近はアマチュアの青年達も増えて、プロ顔負けの演奏をこなす人たちも多くて、ビックリしてしまうんですが、若くからまとまった機材が手に入るとか、高校でもアニメの影響か軽音部が増えていたりで、気軽に仲間を作って始められる環境になったんでしょうね。
 余計な心配なくできる環境は、良い事なのでしょう。

 かつては路上パフォーマンスから積み上げて、今人気アーティストとして活躍されている方がいらっしゃいますが、彼らの時代はもっとハングリーな空気があったように思います、孤独の中から自分の世界を追及して、コツコツやってきた事への共感者が増えてきて、その前向きな手ごたえがたまらなく嬉しくて、また頑張っちゃう。

 今でも自分を信じて、孤独に耐えながら地道に表現していく道として存在するなら大いに賛成できます、なので『ライセンス制度』は面白い試み化もしれません。
 それだけ本気な人だよ、とか余計なトラブルを気にすることなく堂々とできるのは大きいし、あまり管理の面が強いのはどうか、と言う意見もあるかもしれないですが、本気でヤル気があるなら、どっちにしても関係ないはず。

 あまり、周りが騒ぎすぎると路上パフォーマンスが育つ環境事態が無くなってしまうのは悲しいので、反対派の方が居ても温かく見守ってくださいね。

 

aichi.thepage.jp

 愛知県名古屋市は2015年度から、音楽などに取り組むアーティストに対して、これまで一般的に利用できなかった場所を会場として新たに提供する。対象となるのは、歌手やバンド、ギターの弾き語り、ダンスなど幅広く、市が実施するオーディションに合格したアーティストに認定証が発行されるという。同市内で会場の確保が困難であったアーティストに対し新たな選択肢を提供していくのだが、その一方で、アーティストからは「雨などで中止になった時は柔軟な対応をしてもらえるのか」「提供場所はどこなのか?」といった戸惑いや不安の声も聞かれる。

 同制度は「パフォーマーライセンス」と呼び、住所や年齢、プロ・アマ問わず応募できる。第一回のオーディションは今年の夏に行い、数十組のアーティストの認定を予定。より多くの人が年間通して自ら発表できる場を提供することで、アーティストの育成と街の賑わい、活性化に繋げるとし、市が9日に発表した2015年度当初予算案に関連事業費520万円が盛り込まれている。

 名古屋市ではこれまで市内各所で行う文化イベントとして、10月の期間を中心に「ナゴヤまちかどアンサンブル」を推進。イベントでは音楽系大学の学生等により演奏活動が行われていたが、期間・場所・出演者が限定的であったことや、街なかで音楽活動ができる場所が欲しいという声が寄せられていた。

 そこで市は同制度を創設し、地下鉄駅構内のほか民間事業者が協力する形で、これまで一般的には利用ができなかった場所を提供することに。ミュージシャンにとっては、日頃の活動の成果を多くの人の前で発表できる新たな機会が得られることになる。

 オーディションの審査基準は、一定のレベルを有するか、市民が楽しめるかなど。審査員には音楽やダンスなどの関係者を招くことが検討されている。すでに、市には同制度についての問い合わせもあり、そのほとんどが路上などで活動するアーティストからだという。

 問い合わせ内容としては新たな制度に期待するという声もある一方で、提供される場所についての質問も寄せられている。“場所選び”が重要なアーティストにとって、同制度の詳細はやはり気になるようだ。


路上アーティスト「マナーには十分気をつけて演奏している」

 街を歩けばさまざまな場所で見かける、路上アーティストの姿。名古屋市内を見ても、名古屋駅のナナちゃんストリートや金山総合駅の南口エリア、栄のもちの木広場など、路上ライブが定番化されているスポットは多い。しかし、路上演奏は気軽に音楽にふれられる場となる一方で、騒音や場所取りによる苦情騒ぎは付いて回るという。

 名古屋市内で活動する音楽グループに話を聞くと、路上での演奏に対し「(苦情などを理由に)演奏を中断するのはいちばん避けたい。それ故にマナーには十分気をつけて演奏している」と話す。また「ライセンスのことはアーティスト仲間の間でも話題になっている。条件によって申請したいとは思うが、雨などの理由で演奏が行えなくなった場合に、柔軟な対応をしてもらえるかが心配。まずは制度の詳しい内容を知りたい」と続けた。また「機材や場所など制限が厳しい場合は、特に必要性を感じない」などと、戸惑いの声も多く聞かれる。
 
 同制度の認定証を得られれば、市が新たに用意する場所の中から条件にかなったところで問題無くパフォーマンスが行える。同制度はこれまでの活動に対して何らかの新たな規制を加えるものではなく、あくまで「アーティストの活動の場を広げるための制度」と言えそうだ。だが、アーティストにとってはまだ見えない点も多く、今後の活動の方向性に一抹の不安を抱えているようだ。

 5月ごろにアーティストの募集、夏の実演オーディションを実施。秋には合格者によるパフォーマンスが展開される予定。

 
 ともかく、チャンスの場を広げる試みは、
活気のある街づくりに欠かせません。

 名古屋市の試みは、ポジティブにとらえたいと思います。