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東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

2015年内着工を発表、リニア品川-名古屋間工事公募

 JR東海が進めているリニア新幹線計画に、いよいよ具体的な工事への実施に関する発表がありました。

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 リニア新幹線が走る路線はリニア品川-名古屋間を、東海道新幹線の様な沿岸部を通るモノではなく、現存する中央自動車高速道路の様に、甲府から南アルプスなどの山間部を潜り抜けて長野、岐阜、そして名古屋から関西へ抜ける地学的にも難易度の高いルートを選択しています。

 したがって先の新幹線とは全く違った課題が残されており、その工事を請け負う企業には安全面やコストなどで高度な要求がなされます。
 その背景にあって、漸くそのきっかけにもなる重要な工事の目処が3月13日に公表されました。

 それは、リニア品川-名古屋間工事で最も難易度の高いと言われる、 南アルプス・トンネル山梨工区の公募競争による見積を求めるものです。
 3月に公表、見積提出期限を同年夏に締め切って秋正式発注、そして2015年内着工を目指すそうですが、この工事の進行具合によってその他の区間の工事発注も決まっていくでしょうから、漸く一部区間とは言えど全工事の成否を占う大事な公募になりそうです。

 おそらく苦難とその結果に得られる成功が、また様々なドラマが生まれることでしょうね、また夏や秋には細かい情報も出てくるでしょうから、楽しみにしたいです。

 

リニア中央新幹線の工事(品川・名古屋間)がいよいよ動き出す。
 JR東海は、リニア中央新幹線建設工事のうち、 南アルプス・トンネル(全長約25キロ)の山梨工区(7.7キロ、工事場所・山梨県巨摩郡早川町)について、公募競争見積方式による建設工事契約手続きを3月13日に公表。見積書の提出期限は2015年8月12日で、今秋にも正式発注、年内着工となりそう。

主要工区を受注する最有力ゼネコンはどこ?
2015年03月20日
 この著者の記事コメント0「リニア品川-名古屋間工事、2015年内着工へ 主要工区を受注する最有力ゼネコンはどこなのか? ( 東洋経済オンライン)