くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

国産ジェット機『MRJ』生産準備、地元周辺で着々と。

 MRJは今年5月に量産機の第一号が初フライトを控えていますが、その後の量産体制について具体的な動きが漸く動いているようで、本日の中日新聞では松阪市に尾翼工場を東海三県より参加企業を募って準備をしているようです。

 これは当に分散による製造インフラの多様化を示すもので、一見分散すると効率が悪くなりそうですが、松阪市の企業誘致なら伊勢湾という比較的名古屋圏と港湾交通賂としては利便性は申し分ないと思われ、地域全体での産業活性化が期待できるでしょう。
 この試みは先に記事に書いた、それぞれの地域値域で根付いている得意分野産業を生かせる事であり、個々では馬鹿にならない負担やリスクの軽減になる、というわけですから、願っても無いですね。
 単に限定された企業だけが発展するという手法はもう過去のものです、それを打破できる新しいビジネスモデルの成功の先駆けになる事を願います。


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十数社が松阪へ進出 MRJの尾翼生産

掲載日 2015年3月9日(中日新聞)
 三菱重工が開発する国産ジェット機「MRJ」(三菱リージョナルジェット)の尾翼生産拠点に指定された松阪工場(松阪市広陽町)に、現時点で十数社の関連企業が進出する見通しであることが分かった。

 松阪工場は機体の尾翼を生産し、組み立てる。市は多数の関連企業を誘致し、新たな雇用を生み出したい考え。法人税や固定資産税収入を増やす狙いもある。

 関連企業誘致の見通しに松林部長は「愛知や岐阜から約十社の企業が松阪工場に進出してくると期待されている」と答弁。これとは別に機体の組み立てについても複数企業が進出を検討していることを明らかにした。

 

愛知県、名古屋空港にMRJ用整備施設の建設開始

掲載日 2015年02月23日
 【名古屋】愛知県は2015年度に県営名古屋空港(愛知県豊山町)において、三菱リージョナルジェット(MRJ)の生産に必要な施設の建設を始める。MRJは三菱重工業が空港隣接地に設立予定の新工場で量産機の最終組み立てをする。県は完成した機体を空港内で整備できるように、既設駐機場の改修や駐機場の新設などをする。

県営名古屋空港に駐機されるMRJ
 県は整備費として15年度当初予算案に12億779万円を計上した。MRJを駐機したり、整備したりするスペースを確保するため、約22万平方メートルの既設駐機場を改修。駐機スポットを再配置する。
 三菱重工の新工場と駐機場を接続する約5000平方メートルの進入路も設置する。
 約4万7000平方メートルの新駐機場も設ける。15年度に2万7000平方メートル分を整備し、残りは16年度に施工する計画だ。新工場は16年に稼働する見通し。工場稼働に伴うMRJの量産が本格化するのを踏まえ、空港の体制も整備する。