くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

民泊戦線を切り抜けろ。東京オリンピックまでの取り組み

 

 地球の裏側で大団円を迎えた、リオ・オリンピックも終わり、日本では4年後の東京オリンピック目指し、外国人訪問者による観光人口の増加に備えて、受け入れ態勢の準備が本格化しています。

  

 政府は、一般の宿泊施設ではすでにその受け入れに支障がでると試算しており、一般家屋をある一定条件をクリアさせて宿泊可とする「民泊」の全面解禁を支持していますが、特に主会場になる東京都内では、急ピッチでの民泊整備が加速しているようです。

 

 訪日外国人の数は、今年夏に過去最高を記録し、今後も増加傾向にあると予測されますがその一方で、国内人口減少と相反して残り売れ余る不動産や商品の関係者は、中古市場の見直しへと動いているようです。

 

 一方で、ホテルや格安宿泊施設のニーズに応えるべく、主要都市部周辺の駅付近を中心とした設備開発は進んではいる一方で、それでも不足が予測される穴埋めを民泊で解消する各自治体の動きの中で、先進国のドイツの事情や、日本でも問題はすでに表面化しています。

 

 

 たとえば、従来から不足していた大阪宿泊施設に本格的なテコ入れとなったようですが、立地的に東京と京都の途中にある名古屋は立ち位置的にどのような対応をかんがえているのでしょか。

 名古屋も納屋橋地区の増床する動きはあるも、名古屋全体への波及効果は見込めない。
 いかに中間駅のハンディを克服出来るかがカギになる。

 

 

 民泊を特集した東京都品川区付近の乗降客を見込んだ民泊戦線の取り組み番組をまとめておきます。

2016/3/31 

 自分の家が宿になる…民泊急拡大のワケ ガイアの夜明け

日本について、スマホで宿を探す外国女性が、民家へ。

土足で上がるアメリさんが初民泊、初めてのたたみ、1泊7500と、4500円

探したのは、airBuB始めて2年半、登録数3万件だが、その多くは旅館業法に違反。

本来、フロントの設置、男女トイレ設置、客室広規定、消防設備審査、建築基準法審査などがあり、自治体へ営業許可を取らなければならない。

 

月に20日貸して、1か月家賃が浮く

地域ごとのリアルな文化体験が可能と、双方にメリットが大きく、拡大しているが、その規模・実態は解っていない。

外国人の宿泊数は、2011年1842万泊から右肩上がりで昨年2015年では600(6637)万泊を越え7000に近づく勢いで延び(観光庁調べ)東京では、ビジネスホテル稼働率は11年70%が昨年86.3%

一方宿不足に悩む政府は、民泊サービスの規制緩和に動いていて、急増する外国人宿泊者に対応を迫られている。

意外な宿に外国人、江戸時代栄えた宿場町に外人殺到する姿が。

頭ぶつかって通れないよ、とか言いながら楽しむ外人、意外な人気の秘密とは?

観光で外人にも人気の京都、民泊の実態。違法宿の超さが始まった、

 

民泊マニュアルで規制、80万円コスト、騒音・ゴミ出し、掃除洗濯など課題は多い。

 

 大田区、特区民泊になり説明会、空き部屋オーナー、不動産業者

7日以上止める、近所説明要、そこで委託業者:TOMARERU

地域ルールを守らない人が停まる事に不安視っする人への説明、7日泊ルールはネック

 

京都市のマンションで44室の部屋貸しが問題に、京都市が対策本部を設立し調査。

市内で既に、料金・宿泊可能数を集計していた結果、2542件、最大宿泊数1万人を超えていると判明。リストを基に現場確認を始める。

東山区、物件にたどり着くと、表札に宿名記載、キーボックスで番号合わせてキーを取れる。 近所はやかましい。

 一件の集合住宅では、ゲスト用のレンタサイクル、洗濯機が。

日本の宿泊料は高いと感じており、7000円で民泊中の中国人や、工事看板がある集合住宅、民泊用に改装するために、既存住人を追い出す業者も。

エアビーアンドビー・ジャパンの田邉泰之社長は、クリアーでないと感じており、70年前にできた法律は、貸す側借りる側の今のニーズを想定していない。旅館業法の延長ではなく、全く新しいルール作りが必要ではないかと感じている。

新たなビジネスも。ゼンス。

宿泊単価と稼働率の最大化を

AirBuB向け物件紹介、内装パック、コンテンツ作成パック、運営代行(売上の20%)、清掃サービス、ごみ回収・処理(内装コーディネート、カギの受渡、ガイド提供、清掃手配まで)を請け負う。代表:町田龍馬氏「迷惑はダメだが、規制を作るまでやれない・違法と言うのは違うと思う」

民泊オーナーを尋ね、4LDK一軒家を丸ごと貸し出す。

現地で写真付きの案内を撮影し、客へ送る工夫や、内装を手掛け見栄え向上で単価アップの工夫、騒音検知システム(ゼンスに通知される)、煙感知器設置で騒音防火対策。

法改正を待つのではなく、自分たちで先行して工夫し、実績前例を作り、潰すのではなくより利益の出るものに育てていく姿勢。

 

 築62年の空き部屋が金を生む。借り手のつかない老朽化マンションを、費用対効果を高めるリフォーム手法で、打出の小づちに。

渋谷区のエイムズ。リノベーション企業、代表:板坂宜昭氏も若く28歳

日本の問題点の空き部屋有効活用を費用対効果が取れれば民泊可能、10年前投資用に購入した築35年老朽化マンションを活用したいと相談され、積極的に民泊検討オーナーは少ないが、8.5万を借り受け、10万で民泊として貸す。

耐久性の高い丈夫なフロアー、簡易キッチン、男女トイレで仕上げ125万円工賃をオーナー負担し運営代行する。

 

 品川区の商店街、かって江戸時代に宿場の老舗の街が、取り組むマッチングとは?

その江戸庶民の街に外人が押し寄せる。バックパッカーの宿問屋場、年間60か国から訪れるという。室内はシンプルな2段ベッド数人で寝るだけスタイル、風呂は近所の銭湯、食事は外食が前提と割り切って宿泊料は3300円からで、相部屋で狭さを楽しむ外国人観光客の姿。ゲストハウス品川宿には外国の旅人がが殺到している。

地図をわたし、商店街の案内をしている。

近所の居酒屋には英語メニューですき無し、言葉も片言かジェスチャーで通ると言う。

銭湯で44度の風呂に熱いと喜ぶ外人客、地域と旅人を結ぶ宿めざした。

さらに、泉岳寺周辺この場所で新スタイルの宿改築中、元米屋の広い土間の空き家、すりガラス、レトロな洗面台をそのまま残す、一組限定1泊3万円予定、やどをやりたかったと話す。

何とか残したいと、理解ある業者を求めていたと言う。「あらい屋」の屋号を引き継いで改装、水周りは外人に合わせて一掃、「Araiya」

成田から乗り継いできた、5人お最初の客はどう見えるのか?

古民家に止まりたかった、畳や木の香りが気に入ったという。

 

 

既に観光地で宿泊施設が足らない処などを中心に、個人でも民泊を検討したり、実施している家があるそうです。

  しかし、マンションなどのの共用部分が含まれる建物でも、民泊を募集されるとなると、住民以外の第三者に入られるだけでなく、ごみ捨ての問題など他の住民とのトラブルに発展する事が、既に起こっています。

 やはり、 ごみの量が増える、駐輪台数が増える、使う水の量が増えれば下水の量も増える、、、、。人口が一極に集中的に増えれば地域住環境に影響するのは当然です。

 

 今、日本に訪れている外国人旅行者の多くは、バックパッカーなどあまりお金を使わずに宿泊したいと言うニーズが多く、庶民的な雰囲気を楽しみにくる目的も多く、わざとホテルやペンションへの宿泊をメインとしない旅行者が多いそうです。

 

AIRBnB日本デビューから2年半、審査では違法だが……政府:不正改革


 しかし、実質宿泊施設は超高級から相部屋スタイルまで、いずれも絶対数は今後不足することが予想されており、各地域の宿泊施設計画関係者は戸惑っているようです。
 また、民泊増加に反対をしたとしても、それを望む者とのかい離は拡大していくと思われます。

 

 私たちは、海外の有名な観光地の住民と比べて、海外宿泊者とのトラブルに対し手免疫がまだまだできていません。

 政府が民泊を解放したことは、ある一定数の許容を後押しすることを意味しますので、この機会をポジティブにとるか、ネガティブに取るかで観光による恩恵の感じ方に相違がでることになりますから、民泊という新しい慣習にいかに慣れるか、またいかにに自己管理ができるかが、大きなカギになりそうですね。

 

 来る東京オリンピックなどをトリガーに、増える外国人環境客を十分に引き寄せるにはどうしたらいいか、増減の読みにくい特に低価格宿泊者をどう吸収するかを自治体は作戦を練っていかねばならないわけですが、ここで民泊を上手く利用していく動きを始めているようです。

 

 人口減少や、核家族化であまり出している住居や、個人宅の空き部屋を、自治体単位で、不動産業者や自治体役所が集めて回っていて、特に都心部や主要駅付近は安定した需要が見込めるため、固定化するのもいいでしょう。

 また、主要駅よりはなれていても、送迎を考えたり、案内板を増やしたりするだけでも、民泊需要は喚起できます。

 

 その便利さが、一回伝わればネットで拡散してもらえるので、広げること自体は苦労しませんが、民泊参加者をどう説明して集めるかの方が潔癖な日本人にとっては時間がかかりそうです。

 個人的だけで、実施してしまうと文字通り治安悪化や、地域の管理が難しくなりますので、先手を打っていかないと、収拾がつかなくってからでは遅いと思われます。

 

 比較的衛生面や、治安面で保障されている日本と言う観光地は、旅行し慣れた観光客でも、良質の観光客が訪れているようではあるのですが、その良質の観光客の求めるものは、今のところ純粋に日本の文化や習慣に対する物珍しさや、素朴さが痛く気に入られているようです。

 逆に、変にプロっぽく対応されると逆に惹かれるかもしれませんね、こうした東洋の奇跡ともいえる世界で最も治安のよい極上の観光地の住人である私たちが、生活の一部として自然に民泊を受け入れられるほど、海外訪問者と隣人のように接せられるようになるには、あと4年は、長いのでしょうか、短いのでしょうか。