くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

柔軟な想像力は子どもの将来の仕事さがしに不可欠

 

今年の春も、さくらの開花とは別に、子どもたちの新学期の春でもありますが、入試のあった人、無かった人それぞれ進級したり、新たな学校で新しい春を迎えることになります。若者の可能性についての記事です。

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 愛知では今年私立中学入試の倍率が3倍越えと昨年比ではやや落ち着いているとしても、相変わらず競争にさらされて大変なようですが、こうして見事入学がかなって、その後どのような将来を歩んでいくのでしょうか。

中学入試 私立中21校、倍率は3.3倍 /愛知

http://mainichi.jp/articles/20160213/ddl/k23/100/230000c

 愛知県は産業振興を柱に、モノづくりの地域おこしを進めていますが、将来の子どもたちがどういった仕事に就くにしても、今後あたらしい課題や変化に柔軟に対応していくには、単に教えてもらったことを、右から左では発展は見込めませんので、いかに創造的な仕事ができるかにかかってきます。

 

 ある記事では、学校で習ったことを敢えてチャラにしてより柔軟な発想につなげると提案していたりします。

クリエイティブになるには、学校で習ったことを忘れましょう

 これからの時代は、国内だけでなくより海外との経済や文化を意識した業種が、延びていく時代だそうですので、日本の常識や慣習がビジネスや仕事が、より国際基準をベースに組み込まれていくと思われます。

 

 農工業でもISO世界標準規格にのっとった仕様がより求められますし、運輸・サービス業でも、海外の人材とのかかわりがより増えてくるでしょう。

 職種によっては、英語力も求められるかもしれませんが、今世界の人々の仕事を見てみると、日本に比べてよりダイナミックな革新がITの発達で短期間で実行される姿が見受けられます(特に日本の近国アジア諸国はすさまじいですよね)

 大企業に就職すればもちろん、中小企業に勤めることになったとしても、もはや海外市場とのかかわりは、大なり小なり避けられないでしょう。

「福島の外部被曝線量は高くない」 高校生執筆の論文が世界で話題に

 筆者は、正直今の若者たちがとても羨ましいと思う事がおおいです。というのはより海外で活躍するチャンスが増えていたり、発想次第で自分のビジネスを起こしやすかったり、ITによりかつてない世界の人たちと交流をもてたり、意欲次第で容易に高度な知識を共有できたり、が低予算でできる時代だからです。

 そう言う意味では、ヤル気のバロメーターを試されているとも思えます。


 あまりに急激な変化に、とまどってさえいるかもしれませんが、だからこそ柔軟な考えが持てる子どもたちには、今あるチャンスを今までのしがらみや、常識にとらわれずに自分の可能性を自分で伸ばしてほしいと思うのです。

総務大臣賞の「鯖江市役所JK課」
~担当職員が語る苦悩と変化 “マネジメント”からの逃走 第41回

  以前にも紹介した、福井県鯖江市の役所内にある「JK課」は総理大臣賞を受賞されたそうですが、この突き抜けた発想は当時度胆を抜かれたのを覚えています。

 この事業は、柔軟な発想のできるOBや市役所員などの大人が、うまく彼女たちの発想を伸ばしてきた、好例です。

 

 ある意味、子どもたちの可能性を制限しているのは私達大人かもしれませんが、間違いなくこれからは、過去に無かった仕事が湯水のようにあふれ出てきて、過去の職種の形態の多くが淘汰されていくでしょう。

 そのおおきな変化のなかで、より自分の才能を模索する行為は、大人に相談すべきことと、自分で切り開かなくてはならないところを取捨選択していかなければなりません。

 

 あとは、従来通りの安定しても将来の可能性の低い仕事を目指すのか、不安定でもより広がる可能性のある仕事を模索していくかは、すべてこれからの日本を生きていく子ども次第です。

 大人ができるのは、資金面や経験面でのサポートしかできません。模索する努力はその本人でなければできないのです。

 

 クリエイティブな仕事とは、ゼロからさまざまな可能性を生み出す作業に他なりません。すなわち、だれも通っていない荒れ地に踏み入り、新しい自分のわだちを残すということです。

 環境的に、その土俵にさえ立てない子どもも沢山いると聞きますが、1ミリでもいいから可能性を捨てずに、自分の道を創ってくれるよう祈っています。