くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

教育保守を突き動かすヤミが晴れる日

 

  愛知県瀬戸市から、将来性バツグンの次世代の担い手が現れたのは、とても誇り高いことで、フィギュアスケート王国と言われていた愛知県も、一世代を築いた浅田真央さんが引退されたこの時期に、新しい希望が生まれた印象です。

 

14歳藤井四段、小学生に指導対局 地元・愛知で:朝日新聞デジタル

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 藤井君みたいに新星のごとく現れる類まれな才能を持った子どもは、全国至るところでデビューしていますが、私たち大人にとって可能性を広げてくれる期待として、とても好ましいことです。

 子どもをお持ちの親御さんも、こうした話題に触れる折に、ぜひ我が子にも何か胸を張れる才能を引き出してあげたいと、心引き締まるかもしれません。

  

 

 こうした話を聞いただけでも、子どもというものは、ただ単に人口を増やすためだけに産まれてくるわけでなく、 新しい可能性を私達大人にもたらす素晴らしいきっかけでもあるのです。

 しかしながら、アジアでは日本が韓国に継いで若者の自殺者が多いそうですねぇ、将来を悲観してか理不尽ないじめや劣悪な職場環境などの、高ストレス要因が高くてその耐性を持つ前にこういった環境に船出していかざるを得なかったことが、こういった結果につながっているのでしょう。

 

自殺死亡率:日本はワースト6位 先進国の最悪レベル - 毎日新聞

mainichi.jp

 

 そもそも日本人は、横意識が強くて自分の周りの状態を相当意識し影響を受けやすいのも、ストレス要因だと思うのですが、生まれて間もなく待機児童問題に始まって、学歴競争の海に投げ出されようやく卒業すれば、非正規雇用の社会で過剰労働に身を置くことになる。

 まずは、待機児童問題ですが、ゼロと言われる名古屋市でも隠れ待機児童は少しずつ増加しており、手を抜けば一気に問題再燃しかねません。

 

はてなブックマーク - 名古屋市、4年連続で待機児童ゼロ 「隠れ待機」は2割増 :日本経済新聞

 

 続いて義務教育に突入した時点でのその環境では、大人がさらにその環境を複雑にしており、イジメや国際化に向けての教育環境は世界でも最下位ランクの状態。 

PTAの「おかしな正論」 このブラックさ…「世の中そのもの」かも? - withnews(ウィズニュース)

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 PTAは本末転倒で、組織そのものの安定のためにかつてのJAのように、本筋の問題解決ができなくなっていると思われます。

 今後最も早急に対策を取らなければならないのは、貧困問題と教師減少へのサポート体制にほかなりません。

漫画でわかる『子どもの貧困』- ポイントは「3つの孤立」と「溜め」だった - イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」

www.e-aidem.com

 

  そのネックになっているのは、教育者の置かれる職場の劣化で、サラリーマンのブラック企業化の課題と同様の状況を呈しているようです。

追い詰められる教師たち、遺族が証言“時間外労働”の実態 TBS NEWS

 

 従来、PTAは趣旨から言っても学校の問題点と子ども教育の課題をスムーズに橋渡しするサポートセンターのようなものでなくてはなりません。

 ところが全くあらぬ方向で、加入者に負担増となっているわっけですから、同じ負担をするのなら真に本筋をまっとうする上での負担ならば、誰も敬遠する親御さんは居ないはずですから、加入者のこのような疑問をひとりひとりが、一気に変えられないのであれば、ほんの些細なことからでも、強い意思を持って抵抗し自己責任を行使する必要があります。

 

 子どもの健全なる教育を平等に受けるという一点において、PTAは問題提起して毅然と子どもの教育を受ける権利を、どのようにすれば受けられるのかを、親御さんが平等な立場で意見交換をできるネットワークとして、機能するようにひとりひとりが意識を見直しブレない強さが求められています。

 

 親のネットワーク化は、潜在的な一見見えないところで思わぬ力が働くことがしばしばありますが、そのチカラに懐疑的であるのであれば、潜在的な意思継続とその積み重ねで少しずつ改善されて行くべきでしょう。

 あくまで主役は親では無く子供である点を再認識するべきなのに、大人の子どもたちの教育環境の私物化とも言える問題は、今後も少子化によって、子どもを持たない大人の比率が高まる上で、このままでは子どもがのびのびと成長する環境は良くなる事は無いでしょう。

 

 文科省はもちろん、これは国を挙げても抜本的的に教育を長期的視野で、方向修正しないと解決出来ないほどの深刻な状況だと、大人ひとりひとりが認識しなければなりません。

 覚めた言い方ですが、本来日本の国土規模から言っても、人口とのバランスは1億人は多いと思われますので、今後少子化が進行して1億を切る時代は来てもおかしくはないでしょう。

 

 幼児虐待や様々な大人の搾取行為が、いかにこの可能性を潰し、私達の社会全体の進歩を大きく後退させる大きな問題だと実感することができれば、どれだけ私達の未来の前進につながるのにと思うと、少しは子供搾取の問題は改善されていくのでしょうか。

 その時代を見据えた経済のスリム化と併せて長期的な教育計画を展望しておくスタンスが、果たして経済優先化を進める現状の政府の目にあるのか、今後見据えて行く必要があるでしょう。

 

 

 

ガンプラ女子とリカちゃん遊びと未来のお仕事の多様性

 

 この発想は「頭がやわらかい!!!」と、思わず食いついてしまいまして、きょうび「ガンプラ女子」なる、腐女子山ガール以来の新ジャンルにいとまがないですが、かつて無かった組み合わせが新しいジャンルを生み出す姿は、とても好ましく思えます。

 

「ベアッガイⅢ」完成写真がどれも良い感じ!くまモンver.を作る方も登場!オリジナル作りが楽しそう : あにこ便

anicobin.ldblog.jp

「キュゥべアッガイ」や「ダブルベアッガイ・クアンタ」など改造されてしまったアッガイとその仲間たち - GIGAZINE

gigazine.net

 

  最近ニュースでも話題になるのが、将棋界の藤井選手の連勝記録更新など、新しい世代が、スポーツや実技で全く違った価値観や世界観を、見せつけているという事実です。

 日本でも、海外でも先進国を中心に社会の安定化とともに「やりたいことに集中できる」のが当たり前になったことで、子供がその恩恵を最大限に活用できる環境が遠tのった、とも言えるでしょう。

 

 最近では将来の夢は?と聞くと、子供が「YouTuber」と平然と答える姿に、違和感を覚えた諸氏も多いかと思われますが、こんな違和感のある話が実際に当たり前になる近未来とは、どのようなものなのでしょうか。

 将来の仕事の選択にも、大きな変化が起こっていて、今ある職業の多くが10年も先には無くなってしまうという研究も出ているほどに、多くの社会的な変化にも対応していく時代になりつつあるという、自覚が私たちには求められています。

 

 仕事探しに、かつてハローワークにせっせと通っていた頃が懐かしく思えるどころか、ネットで就活するのは当たり前で、さらには既存の職業に限界や不安を感じ、起業をする若者が圧倒的に増えている事実は、安定した永久雇用の常識で育ってきた筆者世代が違和感を感じるのも当然かもしれません。

 子供のころから、タブレットスマホに慣れ親しんだ世代では、幼い頃からその使い方に自然とおもちゃのように使いこなし、「ITネイティブ」などとここでも大人を驚かしている話さえ、もう過去のものです。

 

 今では、ネットのを使いこなすのは当たり前で、彼らは親や周りの大人が戸惑う中で、自分の才能探しの海へとどんどん船出を始めています。

 その海原でおこる多くの心配事を、大人が指をくわえているのを横目で見ながら、自分で切り開いていく姿をみて、すでに今までの社会観や常識では立ち入れなくなっていることが、違和感につながっているのでしょう。

 

 私たちには大人は、彼らにしてあげられることを、根本的に変えなければいけないところまで来ているのかもしれません。

 下手に横槍や、古い常識・価値観で縛れば、子供の進路を遮断しかねない現状を見れば、特にリアルタイムに接している親御さんなら実感がある通り、子供と一緒に学んで悩むというスタンスが、もっとも自然で理に適った姿なのではないでしょうか。

 

 

 

 

時代にそぐわなくなっている、心のよりどころ

 

 私たちの日本は、高齢化社会少子化問題の同時進行によって、終の住処となる墓の確保も破綻がすでに始まっていると言います。

 

 また、アメリカとはまた異なった人種のるつぼとして、フランス国内の移民問題で激増するイスラム教徒の扱いがぞんざいで、かの地と祖国の間で行き場を失っていて、大事な礼拝する場所がないと嘆いています。

 

 いずれも、今まで信じてきた心のよりどころに、すがることさえ許されなくなっていく現実がここに展開されていると言っても過言ではない状況ですが、私たちはかつてない状況に、新たな価値を模索していかなければならなくなって来ていいるようです。

 

 話を国内に戻しましょう。

 日本人として、先祖を敬いその象徴である先祖代々の墓を、家族を継いで永続的に見守るのがこれまでの常であり、当たり前の営みでした。

 しかし、最近つとにニュースされるのは、せっかく生前にお膳立てした終の住処が、遺族に伝わらないまま、遺骨は合同葬のあと無縁墓地に集められることにもなっているそうです。

 

 この話は、今後少子化が進む中で今は世継ぎが居るからと安心もしていられないのは、想像に固くないでしょう。

 その世継ぎでさえ、将来自分がどういう始末を迎えるか全くの保証がないですし、たとえその世代まではいいとしてもその後は、どうなるかわからないのですから。

 

 それらを憂う住民からも、終活に事欠く場合に自治体でその管理を責任を持って貰いたいという相談も多いそうで、恐らく数十年前後に埋葬問題は深刻になると思われますが、少子化が進む中で自治体の人材枯渇も抱えつつあるのも事実。

 今までの慣習を踏んだ上での終活問題を解決するのは、困難が予想されますし、樹木葬などの新しい終活価値観を、広めていく施策も急がれてるのでは無いでしょうか。

 

 さて、フランスで起こっている敬虔な宗教者においても、別の意味で生きている時点での居場所や、祈りの場所確保が困難であるのも、日本と規模が違って大きく紛争や犯罪の温床に発展しかねないだけに、深刻です。

 いずれの例に限らず、先進国での人口減少や移民による、慣習や宗教の絡んだ価値観の再構成を迫られる時代であるのは、薄々お感じのことと思いますが、それぞれの国や立場で全く異なる事情が複雑に絡むだけに、もっともっと自治体や国をあげて協議を繰り返して、新しい落としどころを探る動きに期待したいところです。

 

 

国内の国際化を準備する具体例に学ぶ

 

next.rikunabi.com

人口減少はなぜ「マズイ」のか?(前編)――人口減少の原因とは - リクナビNEXTジャーナル

 

 人口増加が見込めない国内の人材確保対策として、海外からの人材派遣が期待されていて、今後国内住民の国際化とそれに伴う考え方の多様化が考えられます。

 今回は、こう言った日本人以外の価値観の多様化を考えておく必要がある中で、より身近で具体的な事例を何点かあげて、見つめ直すきっかけを提起したいと思います。

 

エスカレーター昇降時ルール

 地域によっても違うエスカレーター昇降時の暗黙ルール、以前この課題について記事った後で、お急ぎ優先論のお方にお叱りを受けましたが、通勤ラッシュ時ならまだしも平日の閑散期であっても関係なく、このルールはなぜか守られています。

 いずれにしてもエスカレーター利用時に、わざと通せんぼするようなお暇な方はそうそう居ないでしょうし、何らかの事情でたまたま反対側に立った人に、後ろから何も言わずにプレッシャーだけかけてるシーンを見ると、今でも心が痛みます。

 

<エスカレーター>「片側空け」見直し 理学療法士呼びかけ(毎日新聞) - goo ニュース

 

 状況に合わせて柔軟に優先順位を変えるられるなら問題ないですが、歩行禁止されている場所で本来マイナーであるはずの歩こうとする側が、多勢に頼んでメジャー側に回る姿は、多様化の否定に他なりません。

 東京オリンピックをきっかけに改善されていくというのも、他力本願ではありますが、東京がお手本になって地域に波及していくといいですね。

 

ブラタモリから見えたもの 

 日本国内でさえ、歴史から残る精神的な中央との主従関係は、タモリさんが名古屋を訪問する話題にまで尾を引いているようで、ご本人は地方ネタ一つでしか無かった名古屋ギャグは、今回のブラタモリのプロモーションにどう役立ったのでしょうか。

 メディアはやはり今回も、自虐的な名古屋気質をイジリながら盛り上げていたようですが、筆者は純粋に地形マニアのタモリさんが名古屋の地形と歴史を絡めて、タモリ目線での名古屋を堪能できたことに満足できました。

 

タモリ 名古屋嫌いじゃなかった!?ブラタモリで初上陸「仲良い友達多い」― スポニチ Sponichi Annex 芸能

m.sponichi.co.jp

 

「和解にお見えに」 ブラタモリ名古屋編、河村市長歓迎:朝日新聞デジタル

www.asahi.com

 

  ご本人も番組内で弁明めいたコメントをしていらっしゃったように、タモリの名古屋嫌いは「ネタ」であっても、それ以上でも以下でも無いようで、河村市長の上のコメントは、地元のひとり相撲だったかもしれませんね。

 ここで詳しく名古屋の良し悪しを語るものではないですが、名古屋に限らず地域の偏見は、意外と地方の中央への羨望の思いの強さなのかのしれません。

 

 この話題でもわかるように中央と地方の暗黙の力関係は、メディアの宣伝においても厳然として残っているようで、ブラタモリの名古屋凱旋の話題は、その一例だったと実感しました。

 しかし双方の力関係は慣習化し、その慣れから地方は脱皮する時が来ているように思いますが、地方に住む私達の中にも、いい加減放っておいてほしいという思いは強くなっているように感じるとともに、こうした国内独自の暗黙ルールは、海外から訪問する人たちにはどうでもいいことで、インバウンド市場の活性化にプラスになるとも思えません。

 

日常の様子から見えたもの

http://gigazine.net/news/20170509-dont-return-shopping-cart/

スーパーでショッピングカートを返却しない人の心理とは? - GIGAZINE

gigazine.net

 

 スーパーで買い物を終えたあとにショッピングカートを戻す、という超具体的な事例を挙げても、考え方がこれだけ選択肢があるのは、目からウロコではありますが、こうした選択肢の認知と多様性があることを容認する準備が、私たちにあるかどうかという問いになります。

 一説には同じでショッピングシーンでの、レジ待ちシーンを思い浮かべていただくときに、精算手前で待つ人がカゴをズラして後ろの人がカゴを置ける様に配慮する空気の有無について書いた記事を何処かで拝見した記憶あります。

 

 確かに日本人ならこう言ったスジの空気を読めないヤツの、如何なモノか?

 感は共感できる部分は筆者も否定しませんが、日本人だけでならこうした利便性や効率化の改善を、暗黙の了解で向上させることは可能です。

 ただ、あくまで日本人独自の認識が前提の改善を、日本人以外で共感や同意が得られるかは、今後その機会を待つしかありませんね。

 

  今回あげた事例は外でも見受けられる国内の普通の光景ですが、海外の人を受け入れる際に、これらのルールが余りにタイトになりすぎると、居心地を悪くもします。

 また、これらの国内の歴史から出来上がった暗黙のルールが、影響しているかどうかは厳密な証明は困難にしても、あくまでローカルルールでしかないことが、シレッと外国訪問者にも適用されているのであれば、それは見直しの余地があるのではないでしょうか。

 

 おもてなしという言葉の意味にしても、地域によって微妙に異なる可能性ありますし、にその問題となるのは、内向きな行動にあり、狭い国内でさえ起こったいさかいを、外向き解決したように見せるルールは、国内向けであって外国人には理解されません。 

 また、お互いに心の内を探る習慣は外国人には「消極的」「内向的」とは映っても、本来日本人が望む「奥ゆかしさ」「謙虚さ」という国内基準の繊細さを、理解されることは無いでしょう。

 

 最後に、おもてなしという言葉の意味にしても、地域によって微妙に異なる可能性ありますし、そもそも国が掲げる観光戦略自体が、未だ地域全体に落とし込まれていなかったり、単に広辞苑の説明で済ますのではなく、国内観光のスローガンとするなら、その定義の具体化や共有化も必要です。

 日本人が言う「おもてなし」や「心づかい」が、日本の観光テーマとして使うには煮詰めが必要で、外国人に理解してもらうには不十分であり、暗黙で済ませていた国内ルールをどこまで観光面に取り込むか否か整理し、日本独特の慣習のより良い部分を世界が理解できる取り組みは、今後私達が海外進出する上での地ならしにもなる有効な手段です。

 

 

燃費よりいいモノ?! 軽自動車ニーズの変化

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 私たちの住む国内でのガソリン自動車の普及は、今でも日本産業の主力のひとつを担った欠かせない産業です。その発展に伴って人口わずか一億人の国内市場において、8社以上もの自動車メーカーがしのぎを削ってきた経緯があります。

 その自動車販売合戦の中で、消費者の購買動機のひとつには燃費至上主義が顕著にありましたが、その燃費至上主義にピリオドを打とうとするメーカーの動きが見られるようになっているようです。

 

ダイハツ「ミライース」が燃費競争やめた理由 | 自動車 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

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 自家用車がバカ売れした時代の中で育った世代である筆者にとっては、燃費を重要視しなくなるこの企業の動きには、少なからず違和感を覚えたこともあって、触れてみたいと思います。

 そもそも国内の自動車販売は今後下火の傾向にある中で、景気上向きによる付加価値の傾向が変わってきたせいもあるかもしれませんし、大きなきっかけとしては三菱自動車や独フォルクスワーゲン社の燃費詐称事件は、その変化に大きく影響したのは想像に堅くありません。

 

 それらを踏まえた上での今回のD社の判断が、ユーザーにどう評価されるかはもう少し時間が必要ですが、筆者が気になったのはどのプロモーション記事にも揃って言い訳がましいメーカー目線の論理が前置きされているのはいかがなものかと感じた次第です。

 新車発表時点では、かなり多くのメディアがニュースするためメーカー広報をベースにした情報発信は似通ってしまいますが、漏れなく含まれるコメントがネガティブすぎて、逆にメーカーの印象を悪くしているのです。

 

 かつて、新商品のプロモーションがこれ程マイナス面を全面に押し出した例は珍しいほどで、その代償に安全性や快適さを提案したとしていますが、結局満足のいくオプション選択肢は高グレードの車種だけですし、当然値段も跳ね上がります。

 しかも本来燃費と低コストが最大のメリットであるはずの軽自動車にあって、このメーカーのスタンスは、一部の選択肢としてならまだしも、高付加価値グレードがイチオシの姿勢には、疑問を残す方も少なくないでしょう。

 

 記事を読み進めると、(経済的余裕のある)高齢者が運転しやすいサイズの軽自動車へ乗り換えに際して、普通車と違和感のない乗り心地と快適性のため、燃費を諦めたとなっていますが、筆者はこのような弱音を吐く日本企業の低迷を嘆くしかありません。

 むしろ、販売チャンネルの限定されるものの、孤軍奮闘する同軽自動車大手スズキ自動車の方が、低燃費と低価格で割り切っている分理解されやすい気がします。

 

業務提携の活発化でOEM車は増加の一途、個性なくなる日本車たち|自動車評論家コラム【オートックワン】

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 D社はグループ企業にOEMでの販売チャンネルでの販路があるため、消費者へ多少の負担増を見込んでも売れるという算断があるのかもしれませんが、確かに新型イースは魅力ある商品に仕上がっているものの、所詮は小型な分普通車よりどうしても安全面や室内の快適性は劣るのです。

 筆者がどうこう言っても、購入するのは人それぞれの価値判断ですので、参考になるかはわかりませんが普通車のメリットを、燃費や価格を削ってまで軽自動車に要求するのは、まだ時期尚早な気はするのです、ただただ政府や自動車大手企業側の国内市場の合理的判断が見え隠れするだけです。

 

 元来世界を見渡しても日本にしかない軽自動車規格の趣旨を考えると、昨今の安全面での課題を普通車並に要求するにはどだい無理があって、燃費や税制・価格面のメリットを、優先できたユーザーなら選択肢とできるジャンルですので、D社のグループ企業内での苦しい立ち位置もあるやもしてませんが、軽自動車という稀有な車種メリットをボカすような振る舞いは、どうかと思いました。

 「狭いニッポン、 そんなに急いでどこへ行く」

 筆者世代ではかつてこんな交通標語が広まったのを思い出しますが、どうせ軽自動車を選択肢として挙げるのならば、燃費の良い室内の広い1BOX軽自動車で、のんびり夫婦家族、仲間、たとえ一人でも旅気分で、道の駅など週末に楽しむ老後を、選ぶ心のゆとりが大切なのに、世界的にも評価が高まりつつある軽自動車の良さを、スポイルする動きには、残念だなぁ。

 

エコ・省エネ力で、ドヤ顔

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  AIの発達によって暗い未来を描く人もいますが、実際にはAIの上手な運用によっては、様々な恩恵に目覚ましいものがあります。

 そのジャンルは多様で際限がありませんが、その応用を省エネのジャンルに持ち込むことで、私達の生活に無理なく効率化を実現してくれる、とても便利な手段として見ても良いのでは無いでしょうか。

 

日本の新しい現実:「発電の主力は再エネ、その変動にあわせて火力を炊く」時代へ(枝廣淳子) - 個人 - Yahoo!ニュース

news.yahoo.co.jp

 

 その他の省エネ国として、ドイツや北欧をはじめとするEUやカナダなどが挙げられますが、アジアでは日本台湾辺りを覗いてまだまだ発展途上の域を出ていませんが、これは欧米が決めた省エネルールや規制を、クリアする技術力が追いつけないことが大きいでしょう。

 そもそも歴史的にアジアの多くの国が、西洋列強諸国の搾取の歴史が最近まで尾を引いていたわけですから無理もなく、その点日本は高度成長をいち早く実現できた分、大きくリードできたと言えます。

 

 その工業発展による技術力は、中国や韓国台湾を皮切りに東南アジア諸国への発展の手助けになっていることは、大いに誇りとするところですが、次はその工業発展が招いた環境破壊を軽減する工夫においても、日本は「倹約」という国民性を遺憾なく発揮して、欧米を上回る低コストと技術力を持つに至った、その結果が今の「省エネ力」につながっているわけです。

 海外でも広大な海や敷地を利用して、イギリスでは波力・潮力発電、カナダは風力発電などの、大規模な自然エネルギーによる省エネ電力への取り組みは、かなりの発展を遂げているようです。

 

 アジアでも、筆者が3月に台湾ヘ行った際台北から対中に高速鉄道で移動中、平地に風力発電のハネをたくさん見ましたので、おそらく風力発電は普及が進んでいるようです。

 ただ、省エネでも技術力を誇るドイツで断念しているように、風力発電太陽光発電は、かなり効率的電気に変換できないと、事業化が難しいと言われていますので、技術力に加えて高効率の施設連携を含めたシステム化も、重要なノウハウになりますから、こういった目に見えない効率化は日本が得意とするところですし、先の倹約精神を生活になじませているこの国は、まさに省エネ大国へ最も近いポジションにいると自負して良いと思います。 

  

カナダ政府、クリーン電力への投資を加速、同国アルバータ州も石炭火力発電所の段階的廃止へ(枝廣淳子) - 個人 - Yahoo!ニュース

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 アジアでも、筆者が3月に台湾ヘ行った際台北から対中に高速鉄道で移動中、平地に風力発電のハネをたくさん見ましたので、おそらく風力発電は普及が進んでいるようです。

 ただ、省エネでも技術力を誇るドイツで断念しているように、風力発電太陽光発電は、かなり効率的電気に変換できないと、事業化が難しいと言われていますので、技術力に加えて高効率の施設連携を含めたシステム化も、重要なノウハウになりますから、こういった目に見えない効率化は日本が得意とするところですし、先の倹約精神を生活になじませているこの国は、まさに省エネ大国へ最も近いポジションにいると自負して良いと思います。

 

 今後、先進国で確実に深刻な問題解決のカギとなる、今回のエコテクノロジーや、加えて高齢化社会による医療・介護サービスにおいて、今後日本の役割は大きくなってくるでしょう。

 この期待に対しては、日本を下に見る国は皆無と言って過言では無いほど、私達の国の技術力は誇れるものですから、こういった分野への向上への火を絶やさぬよう、これからも精進して積極的に世界進出してこそ、日本らしさを世界に知らしめることができるのです。

 

テスラと言う電気自動車の申し子

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 海の向こうのお隣大国では、国を揚げて電気自動車の標準化を進めているそうな、広大な市場に群がる海外メーカーも、基準対応に躍起になっておるそうな。

 かの地のモーターショーでの国内メーカーの進化(パクリ)度は完成の域に達し、海外メーカーのそれは小規模で影が薄く、また残念ながら我が国の大手自動車メーカーは、あのT車も完全に出遅れる始末で、大国の市場をでトップを取るのはほぼ不可能とのお話。

 

テスラ、国内最大規模の直営店「テスラ名古屋」を6月3日オープン - Car Watch

car.watch.impress.co.jp

 

 さてと、そんな状況で名古屋市にもようやく、米電気自動車大手テスラモータースがディーラーを、オープンさせるとの話題が出たのは偶然では無いのでしょうが、このジャンルで唯一成功をおさめる同社であっても、中国市場での販売競争は困難を極めるでしょう。

 中国政府は、独特の法改正を敷いており、国内メーカーも数え切れない新興企業がひしめいているために、たとえ海外で成功をおさめたメーカーであっても、国内事情を熟知した国内メーカーとは、スタートラインで大きなハンディを背負っているからです。

 

 日本メーカーは、トヨタにしては中国市場とは折が合わないのか、やることなす事順調にはいかない始末で、そもそも電気自動車の分野においては、日産やホンダに出遅れている感が否めません。

 それでも膨大な資金力で帳尻を合わせてくるでしょうが、今からそれでは遅いと心配されていて、まだ割り切って中国市場に力点を置かずに、インドや東南アジア中東市場でシェアトップを狙うほうが、合理的だとも考えれます。

 

 電気自動車は、今まで主流だったレシプロエンジン車とは異なって、エンジンの技術が必要なく新興企業参入が容易と言われていた市場ですので、いま中国で起こっている産業の下克上は、以前から容易に想像できた話でした。

  ところが、中国がここまで市場拡大を推し進める事を気付かなかったのか、市場を甘く見ていたのか、日本のみならず世界大手でも慌てて本腰を入れる姿が、同国で開催された上海モーターショー2017で顕になっています。

 

 もしかしたら、中国政府の計算ずくだったのかもしれませんが、同国は自分の手の内は巧みに後出しジャンケンする上に、途中で平気でルールを変えてくるので、こういったわがまま政策に、国内メーカーも同条件とは言え、慣れている分だけ海外メーカーより歩があるでしょうね。

 中国市場だけは、郷に入れば郷に従えだけでは通用しない特殊性が甚だしいだけに、いかに現地中国人のブレーンを活かせるかは、メーカー各社頭の痛い問題だと思われます。

 

 元々中国側としては、CO2削減や公害対策と新たな工業分野の国内需要拡大の目的が根底にあったと言われますが、それにしてもここまで一気に進めようとする、リスクを省みない政策は、恐ろしい程の垂直思考をどう解釈するか、今しばらく海外メーカーは頭を悩ますかもしれません。

 かと言って引き際も鮮やかだけに、ある一種の割り切りが無いと政府の思うままに振り回され、利用されて終わってしまうだけに、先にも述べたように撤収を早期に図るか、気長に確実に市場に食い込んでいくのが懸命なのでしょう。

 

 ただ、世界全体で自動車生産・販売のほぼ半分を占めるこの巨大な市場は、少なからず他の市場に影響を与えるだけに、デザイントレンド始め技術力や交通インフラの行方を占うについて、大いに盛り上がっていくでしょう。

 それによって、愛知県などの機械産業が主産業は、良くも悪くも影響を受けながら成長できる道を上手に、模索していかなければなりません。