くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

外国人が増えた、と感じるときにどうしますか?①

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 中国人観光客で今度は、飛騨古川町が爆買に晒されているようです。

この現象は、先のデパート量販店での爆買ブームにあったような、市場の疲弊化を生まないかと気になる話です。

 

『君の名は。』聖地に“リア充”中国人集団が殺到中 | 文春オンライン

bunshun.jp

 

 日本の観光は、昨今の日本ブームに順調に乗っかってオリンピック開催のピークに向けて、順調のようですが、お隣中国からの観光客で賑わう姿は、一見好ましい姿に見えます。

 しかし、爆買いにあったデパート量販店がそうであったように、標準的な市場拡張を度外視するこの現象は、国際観光化にまだまだ未熟な国内観光業者にとって、柔軟性が保てない現実も抱えていそうです。

 

  不慣れな観光業者にとって、突然の他力本願的な客の増加は、販売態勢が目標と合致している企業にはウエルカムですが、そこまで成熟した会社が少ないと思われる国内のおいては、いささか「勘違い」が起こりやすい危険性をはらんでいます。

 しかも、零細の多い地方の販売店などでは、そもそも対応するだけで精いっぱいで、さきに起こるであろう問題に、先手を打つなどそれこそ手がまわらないでしょう。

 

 ことに、今回話題になっている、某アニメの聖地化によって、、予測を遥かに上回る反響となった今回の現象は、、今後日本国内で繰り返されるであろう、想定すべき大きな課題ですが、実際政府の態勢さえも追いついておらず、何かと組織化して対応してきた日本のやり方では、とても間に合わなくなるでしょう。

 実は、こういった対策には、マーケットノウハウを持った専門家が必要なのでしょうが、国内にはその専門家が決定的に不足しているばかりか、その不足を利用した詐欺的行為も予想されるなど、今後市場の想定以上の拡大に対して体制が追いつかなくなるのは必至です。

  

 予見できても対策を取れるキャパシティが無いのは、大変もったいない話ではあるのですが、短期的には間に合わないとしても、長期的には職業が減ると言われる中で、新しい職業を模索する人々にとって、最大のチャンスとなりうる話でもあります。 

 ただ、ここでまやかしの詐欺的行為を目指すのでは無くて、それなりに専門知識を学んで、海外でも経験を積む位の意気込みがほしいところですが、果たして今後の成長市場として、注目していきたい職種ですね。

 

  

 

 

映画・文化でまちおこし、なう

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 昨年秋に訪れた足助城、城跡の観光施設として香嵐渓のすぐ近くということもあって、一緒に楽しめる結構良くできた観光施設でした。

 城跡と言えば、ご当地で知らない人は居ない「織田信長」ゆかりの安土城跡が、滋賀県にありますが、規模と知名度は低いとは言え、この「足助城跡」も香嵐渓河岸から立ち上がる足助山の頂上に建てられた山城。

 

 元々山城なので、復元された建物も目を見張るものではないのですが、山の上にある城跡史跡としては、軽いハイキング気分で一回りできる、結構穴場的な観光スポットでした。(蛇足ですが、当ブログのタイトル帯の背景に使った画像が頂上から見下ろした写真を使用)

 周囲を見下ろせる足助山は、当に周囲を見張れた秀逸な山城建設にふさわしい所だったのでしょうね。

 

 

 そんな、新東名を活かした観光でいま注目されつつある三河(岡崎・新城)にある足助町も、この流れに乗って、観光まちおこしに余念がないようです。

 

愛知)足助に誕生「足まつり」 19日に大ぞうり行列も:朝日新聞デジタル

www.asahi.com

 

  こうしたかつてあった慣習を、改めてまちおこしに活用する動きは、国内で盛んになってきたことは、喜ばしいことで地域への住民の意識向上などの相乗効果も期待できます。

 一方で、地域独自の文化の掘り起こしによって、まちおこし観光を活性化させる方法の他にも、今注目されているまちおこしに「ロケ地観光」がありますが、この分野でも東海地方はがぜん注目されつつあります。

  

 北野武監督率いるオフィス北野が制作する映画のロケ地としての実績は、同オフィスが高い評価をするほど、自治体のロケ地としての誘致活動や実績は上がってきていて、地元作家や出身業界者による映画やアニメでのロケ地利用も、高い注目を浴びて認知度を上げています。

 元々愛知県は、「アイコ十六歳」など数十年前からロケ地として利用され、地に根ざした作品作りに積極的だった経緯もあって北野作品以外でも、当時低迷期だった邦画としてはヒットした「21世紀少年」や、最近ではドキュメンタリー映画「スクープ」ホラー映画「少女」など、邦画新興に貢献するなどのロケ地としての知名度を高めています。

 

岐阜)「ぎふアニメ聖地連合」が発足 8市町が連携:朝日新聞デジタル

www.asahi.com

 

 こうした実績を下地にさらに昨年末公開され、爆発的ヒットとなっているアニメ「君の名は。」によって、ロケ地モデルになった岐阜県高山市古川町)でのロケ地観光者増加は記憶に新しく、全国のロケ地観光化に関心を持つ地域に大きな関心を集めました。

 このブームの勢いを逃すまいと活動を始めたのが、高山市から南に下った所にある、古くから温泉保養地としても知名度が高い「下呂温泉下呂市)」での、地元を舞台にした地元のスタッフ制作の映画制作です。

 

小坂への愛、銀幕に 監督、主演も女子高生 − 岐阜新聞 Web

 

  かつて、先の高山市でもご当地にある高校生の伝統「白線流し」を題材にしたドラマが制作放映され、記憶に残っている方も多いと思いますが、今度は温泉街の街を舞台に今の地域青春像を映像化する動きは、改めて注目されます。

 グローバルや情報社会となった現代日本にあって、イマドキの若者は何に悩み、何を希望として地域で青春しているのか? エセ小説家(笑)の筆者としても、そのストーリーには関心のあるところです。

 

 最後に今回題材にした観光手法は、もっと全国各地でも盛んになるべき大きな課題でもあるでしょうし、元来東京でしか持てなかった史跡や映像文化と連携した観光化への取り組みは、いよいよ地域でもスタンダードになりつつあるという今を、感じ取っていただければ幸いです。

 冒頭に紹介した香嵐渓と足助城のような、周辺近隣の観光資産をいかに膨らませて、イマドキ風に極端に言えばIR(integrated Resort)としての観光集積化への取り組みは、地域のブランド化には不可欠な要素ですが、小難しく言わなくても地域文化や史跡の連携は、限られた地方予算の効率良い運用にも合理的であって、ブランド定着への早道として、地域活性化への運用方法としても早い落とし込みが大事ではないでしょうか。

 

レゴランドと、マインクラフトとの合体はマスト

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 ちょっと前ですが、大好きだった絵本作家、ディック・ブルーナ氏が亡くなられました、子どもたちの心の世界を、うさこちゃんを通して代弁できる、ステキなアーティストさんで、その才能を失ったのは残念ですが、

ご冥福を祈ります。

 

「ミッフィー」作者、ディック・ブルーナさん死去 世界で愛された『ちいさなうさこちゃん』

www.huffingtonpost.jp

 

 

 さて、今回は子どもの玩具としては、多くの人たちが触れて楽しんだ記憶のあるであろう「レゴブロック」をつくるレゴ社が、いよいよ名古屋に日本初のレゴランドをグランドオープンしたのを記念に、レゴ玩具のこれからを占ってみたいと思います。

 今までのレゴのおもちゃは、子どもの想像力を手を使って四角いブロックをくみ上げて、頭の中にある無限の創造力を養う「頭脳教育」の代表でしたし、手で作るところから、手を起用にさせて頭を刺激し、クラフトマンを育成する教材でもありました。

 

 インターネットやPC、スマホなどの情報インフラが身近になった中で、アナログだった教育玩具も、どんどん変化していますが、長く国内教育はデジタル化を良しとしてこなかったわけですが、いよいよ子どもたちの生活環境にもデジタル情報端末が普及してきて、無視できない時代にあって、いよいよタブレット用の教材も、良質のものが出始めているそうです。

 こういった背景の中での玩具も、ゲームが子どもたちの心を掴んで離さない中で、教区面では、出遅れた感が否めません。

 

「レゴランド」でものづくり プログラミングも学習 - 共同通信 47NEWS

this.kiji.is

 

 このレゴブロックの教育理念に近いデジタル教材としては、マインクラフトが知られていますが、非常にレゴブロックと世界観が似ていて、ゲーム感覚で創造性とインテリジェンスを養えるツールとして、子どもたちに人気があるそうですね。

 かねてから、レゴとマインクラフトが合体したら、どうなるか興味がありましたが、やっぱりあるんですね、今はただレゴブロック組み立てを仮想上で再現するだけですが、昔あった「電子ブロック」みたいな発想の、プログラミング玩具ができると、面白そうです。

 

【Minecraft】30万個のレゴブロックを使ってマイクラの世界を再現してみた(大嘘) - レゴリソースパックの紹介 | ナポアンのマイクラ

napoan.com

 

 また、レゴにはすでに「マインドストーム」なる製品があって、バッティングしそうですけど、いずれにしても方向性は見事なコラボと言うか、フュージョンを果たしてくれそうで、こういった手法は将来性に期待できるという点でも楽しみです。

 ■プログラミング学習が売りになるかも

 レゴは「マインドストーム」という商品シリーズを展開している。レゴパーツとともにモーターやセンサー、さらにプログラミングのできる基盤ブロックを組み合わせてつくるロボットだ。

 今はモバイルアプリを使って、スマホタブレットからも操縦ができる。その操作やプログラミングを習える場はレゴ社の公式教室「レゴスクール」などがあるが、レゴランド内の施設が「ロボティック・プレイセンター」というアトラクションにできるのだという。

 この施設、実は今回の内覧会でまだ内部が公開されなかった。極秘…というわけではなさそうだが、ある意味で「カギ」になるとも感じた。名古屋で力の入れられているロボット研究、ロボット工学との連携という面もあるし、対象年齢が公表されているターゲット層の「2~12歳」よりもさらに上、「少なくとも中学生ぐらいまで」(運営関係者)は広がるというからだ。海外ではその改造やプログラミングの腕を競って、大人にも熱が広がっているらしい。

 となると、筆者の11歳の息子も、もう少し反応するのではないか。しかし、このマインドストーム、価格を見ると5万円、6万円! ちょっとハードルが高い用にも感じられた。

 はたして、レゴランドは失敗の歴史だった名古屋港の再開発の歴史を変えることになるのだろうか。

 

 親御さんも、レゴランドの来訪に期待を大きくしている人は多いと思いますが、このアトラクションを、東のディズニーランドや西のユニバーサルスタジオと同率に考えると、どうしても商業的な発想になって「やっぱり物足りない」で終わってしまいそうですよね。

レゴランドの「物足りなさ」は計算づくだった (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

headlines.yahoo.co.jp

 

 言いたかったのは、レゴランドは単なる非現実を体感するだけの、異世界ではなくて、子どもが非現実の中で多くの学びと体験を創り出す、きっかけの場所として在るべき、むしろ創造を現実化できる非現実世界、なのではないかと思えます。

 レゴランドには、あえてリアルな異世界を見せるのではなく、明らかにリアルなブロックで創造してあるところに、空想の世界を子どもでも自分自身でつくることができる、というリアリティを実感させてくれる世界だからこそ、存在価値があるのではないでしょうか。

 

 かつて、つたないながらも筆者もご幼少のころ、レゴブロックで創造性をやしなっていた時代があったのですが、きっと今人の親の激務にいそしむ親御さんのながで、レゴランドに未来を見ている人たちは、少なくないと思います。

 ブロックで創造すれば届く、半現実的な空想の世界を築ける、その期待とワクワク感が、子どもたちの可能性と未来へのモチベーションを、程よく刺激する世界であって、入園するのには、たくさんの想像力を働かせる力が問われるのかもしれません。

 

 そんな能力開発型レジャーランドに、ディズニーランドに引けを取らない入園料を払うのか、という自問自答もありながら、マインクラフトよろしく考えて楽しむ創造性を体験できれば、大成功でしょう。

 

 それが、レゴランドにいって、見つけられる最大の「トレジャーハンティング」になっているのではないでしょうか。

 

レゴランド:周辺3カ所からバスで…国交省認可 - 毎日新聞

mainichi.jp

名古屋・あおなみ線:走る走る「レゴランド・トレイン」 - 毎日新聞

mainichi.jp

マインクラフト世界で遊べる非公式ポケモン「Cobalt and Amethyst」が無料配布。トレーナーバトルも再現 - Engadget 日本版

japanese.engadget.com

 

東京というダントツ優位な市場から学ぶ②

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わざわざ知らない町に行かなくてもいい。愛知県津島市をgreenz peopleのみんなで、歩いて感じて、見えてきたこと。 | greenz.jp | ほしい未来は、つくろう。

greenz.jp

 

 東京は言うまでもなく私たちの住まう国の首都であり、政治経済の唯一無二の実験的なマーケットでもあります。

 それゆえ他の都市とは決定的に違った「マーケット」の精査に不可欠なさまざまなビジネスモデルの実験場という性格を持った都市ですが、いままで東京で店を出して成功した店から、そのステイタス性も武器にして、各地方への事業展開するのが常道だったわけです。

 

 その性格からみて、日本で圧倒的な集客力と多種多様な嗜好の人々がひしめくだけに、どういった種類のビジネスモデルでも、ある一定のまとまったニーズを得られるメリットは、ビジネスを仕掛ける人にとっては見逃せないものです。

  こうした特殊性が標準化したことで、過去に政治や行政、経済や企業の分散化がされにくく、ひいては地方の弱体化と人口の過疎化を生んだことで、いまさら地方創生などと言う無駄なことをしなければならなくなりました。

 

 そもそも日本の国土面積は小さく同時に市場としても狭いモノだけに、東京にあらゆるものを集中させたのは、ある程度仕方のない選択だったかもしれないというあきらめはあります。

 しかし、一極集中といっても過言でない、市場性の極端な偏りは、いざ日本が国外の市場と闘っていくうえで、不利益が生じるという問題も生じたと考えています。

 

 これ以上の一局集中化は、いい加減ブレーキをかけないと今に止められなくなってしまうでしょうから、この危機感を地方の有志はすでに感じ取って、その回避に動いてはいるようですが、結局中央政府はそれを知ってか知らずか、未だに大手企業た有力者の目を気にして、旧大全の中央集権化にいそしんでいる有様です。

 

 では、それを食い止めるにはどうすればいいのかと言うと、弱体化をかろうじてま逃れている中堅都市が強いところを生かし、弱いところを補いつつある程度連携しながら、まずは東京以外の地域への市場の注目度を高める動きが必要です。

 世界の市場は、目の厳しい日本市場をうまく利用しようと目を光らせていますから、彼らに、東京都は異なる市場のメリットをアピールできれば、チャンスは来ると確信しています。

 

 ここで各都市が自己主張が強いと決して成功しませんし、あくまで目を向けさせるという一見あいまいですが最大の目的意識を、いかに共存してそれぞれが働くかに依ります。

 そのためには、より自分の都市、地域の性格と問題を細分化し意識付けできているかが重要で、今までのように日和見主義、風見鶏のような無責任な動きはむしろ障害にかなりません。

 

 この動きを成功に導くには、ある意味中央集権化した政治家の声は、障害にしかならないかもしれなく、ある程度地方の有力企業が中心になって、限りある地方予算を効率よく使っていける仕組みを造る必要があるでしょう。

 そのきっかけとして、人口の減少化はある意味意見の集約化の面では、チャンスになるかもしれませんが、そのためにも国の代表をきめる選挙などでは、有権者がより地方の自治力を高める政治選択を堅持する必要があるでしょう。

 

 海外移住のしやすさで、貯蓄や年金の安定した高齢者世代の移住が増えているとの話もあるように、それらをいかに地方移住者として取り込めるかも、一つの課題と言えるでしょうし、そのためには地方はもっとネットインフラの重要性と、海外の市場をITで透明化できる仕組みの研究・実用化を真剣に模索しなければなりません。

 日本の市場規模は、マーケットの実験場としては適当で見通しの良い市場だと思っていますので、中央に偏った都市部の市場とは異なった、地方の市場のモデル化に着手することこそ、地方の目指すべき選択肢だと筆者は考えています。

 

 能ある中央・地方政治家、資本家・起業家はすでにその準備を進めているはずですので、その流れを読んでいく私たちの判断力も試されているのでしょう。

 

 

春になったら、連休はキャンピングカーDe GO!!!

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  名古屋ウィメンズマラソンも無事終了、レゴランドが正式オープン……と言うほどに春の予感たっぷり外に出たくなってくる季節、この前市内の早咲き桜(東区)はほぼ満開、通りを華やかに彩っていましたが、ソメイヨシノも本格的に咲き出す4月、も間近ですね。

 花粉症の季節でもあるので、気の重い方々もいて大変な時期でもありますが、気分的にも乗り切れるように、楽しいことを思い描いて過ごしたい時期でもあります。

 

 さて、春も近づくこの季節からは4月・5月の大型連休に向けて、様々な計画を進めている方も多く、これから膨らむ期待の大きい国内観光地の盛り上がりは、国内に住む私達の生活も豊かにしてくれそうです。

 そのバックボーンの話題にも触れると、今回早くも注目しておきたい話題で、かつて贅沢であったキャンピングカーが、一般的になりつつある空気のなかで、企業側の広がりによって、さらに身近になっています。

 

伸びつつある「キャンピングカー」市場。その理由は? | ハーバービジネスオンライン

hbol.jp

 

 車を移動手段に使わない人にはそぐわないかも知れませんが、多くの人が自家用車を持つ中で、2台目のマイカー持ちを検討される人だけでなくファーストカー買い替えにさえも、災害対策を取れるキャパシティを持つキャンピングカーの関心が高まっていて、選択肢に入れる人も増えていると言います。

 

 当ブログにとっても地域観光を賑わすこの話題に、乗っからないのはもはや罪ですので、触れますね(個人の嗜好だけかも、笑)

 マイカー全盛世代の筆者にとっても、実は他人事では無くて、ブログにこそ書かなかったですが、ウズウズしています。

 

 最近の、トヨタさん行き過ぎなところもありますが、国を背負う世界屈指の企業だけに、業界を引っ張ってほしいですが、そのおかげで、開発費のウエイトがかさみ、業績に響いているようで 、国内の自動車企業を取り込んで、分散化を試みようとしています、この点話、本来狭すぎる国内市場に対して、企業数の飽和の問題を解決する正常進化であるのでしょう。

  日本国内では、プリウスやビッツなどのエコカーより、車離れにより個性的な車やより趣味的な嗜好へとシフトしているらしく、メーカー側もそれにあわせた車種の統合化、RVかが成功の鍵を握っています。

トヨタの欧州専用車「アイゴ」がまるで歌舞伎役者! | LE VOLANT BOOST

levolant-boost.com

 

 また、自動車の性質変化は世界的な動きにも特徴があって、よりダイナミックな車そのものの定義の変革が起こっているようです。

 そのながれに、いやおうなしに日本のメーカーも追従する必要が出てくるのです。

 

最近のクルマって、スマホより進化が速いよね。20年後に実現していそうな自動車技術4選 - Engadget 日本版

japanese.engadget.com

 

 いまや、日本国内での自動車販売の主力を担うようになった、日本独自規格の「軽自動車」ですが、春からの税制面でのメリット減少にも負けず、相変わらず売れまくっていて、しかもメーカーがわもスズキとダイハツだけになってしまいましたが、より軽自動車ならではの個性的で、より使い勝手のよい新型車を投入しています。

 この軽自動車が、キャンピングカーをより身近にしてきた立役者であるのはご存知でしょうか? 「軽キャン」と称される軽自動車の低燃費性と低コストのメリットをいかした軽自動車ベースのキャンピングカーの事ですが、最近はベンチャー企業も加わって、車種・バリエーションも増え、「ぜいたく品」をとても身近なものにしてくれました。 

 

http://response.jp/article/2017/02/06/290165.html

【トヨタ スズキ 業務提携】正式発表、環境や安全、情報技術などで連携 | レスポンス(Response.jp)

response.jp

 あと、現役をリタイアされた高齢者の方々が、この軽キャンに注目するようになって、有り余る時間を軽キャンで全国漫遊なんてライフスタイルも、人気が出てTVなどでも盛んに紹介されるなど、軽自動車の注目度はさらに高まったのではないでしょうか。

 事実、今回2月にフルモデルチェンジしたスズキのワゴンRは、燃費と居住性の良いとこ取りのベストセラー車ですが、1人2人なら、フルフラットに出来るワゴンRでも車中泊いけるんじゃないですか?

 

 軽ハコと言われる軽のワンボックス車も、低燃費で社内もとても広く軽トラと併せて軽キャンのベース車になっていますが、先のスズキでもダイハツでもムーブやタントなどの軽とは思えない居住性をもった車種が充実していて、普段の足とレジャー使用を両立できそうな、魅力的な車が多いです。

 ダイハツの「キャンバス」なんか、かわいくていいですよね!

キャンバス スペシャルサイト トップページ | ダイハツ

dport.daihatsu.co.jp

 

 こうして、軽自動車は一時は廃止の方向へも動いた経緯もありましたが、今では無視できない市場であり、携帯電話で言う「ガラケー」のような一定数の無視できないマーケットを確立しています。

 

 このブログでは敢えて深掘りしませんが、これからの季節でライフスタイルをより豊かにする「キャンピングカー」「軽キャン」について、興味のある方はぜひググってみて値踏みしてみてくださると、そのディープな世界にハマる事間違いなしです。

 大きなキャンピングカーも移動住宅のように快適でステイタスもありますが、ここは肩肘張らずに、今お持ちの車でより楽しむ方法を探すのも楽しいでしょうし、ちょっと食指がむいたら、軽キャンとかハイエースベースはテッパンですので、奇をてらわないキャンピングカーなら、普段使用でも派手すぎず使いまわしも良いので、調べて楽しむのもいいかもしれませんね。

 

 

東京というダントツ優位な市場から学ぶ①

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 先ごろWBSで報道されていたのを見ましたが、国内人口減少のなかで東京への人口増加という「一極集中化」の話題を踏まえて、今回は記事りたいと思います。

 関西圏や中京圏に比較して関東圏の増加が6万人増と報道されていたようですが、今関東圏のマーケットは、鉄道網の利用増加も含め国内の人口を前食いで、消費していくのが前提でうごいているように見えます。

 

 政府の成長戦略は、景気向上優先をうたっているのもあるのでしょうが、このまま人口の利食いを続けることは、今後ますます日本全体の経済バランスを崩してでも成長させる、なりふり構わない行動です。

 

 今、政府がすべきことは、成長しやすい市場をいち早く中央の民間にバトンタッチして、地方の経済成長とのバランスを取るよう根回しをすることです。

 減少する人口をもっとも安易な方法で一極集中して、一時的な景気上向きを演出する行程は、すでに完了しており政府は次のステップにすすむべき段階です。

 

 成長にはずみをつけたのを見計らって、政府はその勢いを地方へ分散し、成長のはずみを加速させる動きをサポートしなければなりませんが、どうも政府は今の成長を見届けたまま、満足して終わろうとしているようにしか見えません。

 また、その成長をよしんば世界動向の不穏を利用に、平和維持を口実に防衛面への予算強化を進めようとしてるかのようです。

 

 どうしても政策のベクトルは、景気のいい地域の満足度を起点として動いていきやすいので、このままでは東京=日本という短絡的な価値観が成立しかねませんので、注意が必要です。

 実際に政府がそのような動きをしようとしているかは定められませんが、中央と地方の経済格差をこれ以上拡大させる動きは、コントロールする術を覚える必要があり、いい加減旧態依然の政治・経済の中央集権化のロジックを改めて貰いたいものです。

 

 さて、現実的にその中央集中型の経済構造は、一般の私達から改めて行く時代でもありますので、地方の大型都市を中心に今以上に独自商圏の構築をめざしていかなければなりません。

 本来のゴールとは、単に地方創生というありきたりなイベントで終わらない、中央から地域分を促すインフラの開発と、企業価値の創造が大きな意味を持っているので、今後いかに地域の価値観をそれぞれがしっかり持って、世界へ直接働きかけを積極的にしたいものです。

 

 本社を東京に持つ大型企業でも、国内市場の多くは地方にありますので、地域自治体や企業は、大手のできない独自の発送でうまく大手企業の知恵を、活用する賢さが求められるでしょう。

 大手企業が市場開拓で、世界進出を進めていますが、けっして順調でないのにはいくつかわけがあるように、地方の中小企業であってもそのリスクは同じであり、規模の違いはあれ市場獲得のチャンスは、大手・中小に限らず一律にあるということです。

 

 一見中央の企業のほうが、優位に見える世界市場への取り組みは、すでに幾つかの成功事例を見るまでもなく、新しい可能性として一様に開かれているのは自明の理です。

 そのためには自社の強みを見直して、どれだけブレイクスルーできるかの、自分で作った壁への挑戦に過ぎず、それを破るのは大手より小規模企業のほうが壁は薄いのでしょう。

 

 加えて、大手のダントツさから多くのことを学んで、それを自社に活かせる後発の強みもあるかもしれませんし、大手のできないニッチなサービスを売りにしていくのが、地方ビジネスのトレンドのようです。

 こうした動きの中では、国内市場のアンバランスさを懸念する識者も増えているようですし、地方に眠る大学の持つノウハウを大学側から、収益性を生み出す動きも活発化していて、地方の企業と大学のコラボは、とても活発化している注目株です。

 

 かつてのようにトップダウン式の時間のかかる決断は、一見安全なように見えて実はチャンスを次々と逃してしまう悪法ですから、失うものの大きい大手ならいざ知らず、中小までその判断スピードを模倣するメリットはもはや皆無です。

 今は、ようやく地方創生というお墨付きを得た、地域の活躍が注目されている絶好の時期なだけに、この機を活かして少しでも多くの連携と革新が起こるのを期待しているのです。

 

 

 

 AIで運営するタクシー実用化今年度末からも、ドコモが実証実験中 

タクシーが捕まりやすくなる?「AIタクシー」ドコモが実証実験、30分先の乗車需要を予測 - Engadget 日本版

japanese.engadget.com

 

 

 

 

 

地方創生が美辞麗句になっていないか、中間チェック

 

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 日本でも、新しい産業市場への門を開こうとする動きがさまざまに始まっていて、海外先進国や途上国からの日本品質への期待も高まると思われます。

 その期待に応えるためにも、今まで国内市場でしか出回っていなかった産業技術を、私たちは積極的に海外にアピールしていきたいものです。

 

宇宙開発新市場へ協力を 産業集積・名古屋で米財団セミナー :日本経済新聞

www.nikkei.com

 

 

  最近良かれ悪かれ、つとに地方創生をうたう連携企業支援が増えてきました。

素直に喜ぶべきかどうかは、おそらく今年いっぱい様子見しないと、わからないでしょうが、ある意味新手の企業ベンチャーと見れば、かつてのおんぶに抱っこが当たり前だった企業風土も変わっているとも考えられます。

 

エアリアルで町おこし=キャンプ誘致目指す美深町:時事ドットコム

www.jiji.com

 

【茨城新聞】ナマズの活用策PR 行方市、全国サミット参加

 

 このような地方自治体主導のまちおこしは、大いに結構ですし、もっと活性化して欲しいところですが、一方で地方創生が目的とは異なった使われ方をしていないか、私たちはそろそろ見守っていく必要があがないでしょうか。

 

 そこで、地方創生が、少しずつ具体化して動き出した今、その方向性は、良い方向へ向かっているのか? あくまでも主役であるはずの地方の立場から考えます。

 

第1回地方創生ベンチャーサミットを開催します!:時事ドットコム

www.jiji.com

 

「岩内町地方創生フォーラム」を開催します|経済産業省北海道経済産業局

地域活性化を目指す起業家が集う『地方創生ビジネスハブ』:時事ドットコム

www.jiji.com

 

 個人のベンチャーが台頭しやすい土壌は育ちつつあるようですので、この点は喜ばしいですが、市場が東京のような都市部でないと成り立たない事業では、地方としてはあまり歓迎できません。

  地方銀行がバックボーンであれば、地元との連携をうたっても説得力はありますが、中央銀行のそれが、または東京本社の大手企業がバックボーンだと、単に企業成長の宣伝に始終する可能性がありますので、見極めが必要でしょう。

 

 中央や地方大学からの呼び掛けは、企業ほど資金面での難易度は高くなるにしても、内容によってはお宝が眠っている可能性も大きいので、地方としては連携する価値は大きいのではないでしょうか。

 すでに零細企業でも大学の眠っていた研究成果と連携して、商品化にまたは商品の改良に成功している事例も、何かの記事で見ましたので、もっとも現実的な選択肢になりそうです。

 

 零細企業が、大学にアプローチするのは、敷居が一見高そうですが、積極的に当たってみれば、意外なお宝がゲットできる期待は持てそうです。

  また、地方大学と中小零細企業との連携は、地域の活性化には産業と教育の掘り起こしにとってもっとも理想的な連携だと考えていますので、同じ地元の人の動きを活性化すると言う共通目的からも、今後ももっともっと増えて欲しい連携ですね。